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07 17
2013

バイク・ツーリング

紀伊半島の山の中を縦断する

 七月の三連休はなぜか紀伊半島の山の中にバイクでもぐりこみたくなります。ルート検索で大阪から十津川を経由して紀伊田辺まで約七時間、新宮から大阪まで五時間とそんなにたいしてかかりません。

 じっさいは道をまちがったり、休憩したりしてもっとかかりますけどね。

 11年の台風災害の傷跡がいまもたくさん残っていました。電車の通っていない紀伊半島南部の写真をごらんください。


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天川村との分岐にある旅館の昭和館がレトロ感をかもしだしてします。いまは営業していないのかな。

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ダムに沈む家並みと思っていたけど、対岸に国道が建設されていたのかな。

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土砂崩れに流された山肌。家が流されたのかは不明。

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山一面が削れた土砂崩れの現場は圧倒的でした。呑みこまれれば、ひとたまりもないと思いました。手前にはなにか家が立っていたのかな。

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ここも河川にまで土砂崩れがのびていました。

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山深き十津川あたりの風景。ダム湖っぽい河川が多いのかな。人があまりいない山奥にこもれている感が紀伊半島の山中はします。

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山の斜面にへばりつくような十津川の村並み。ダム湖なんですかね。

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熊野川の広大な風景に近いのですが、十津川のここはまだ新宮川とよぶのかもしれません。紀伊半島にゆいいつあるネットカフェをめざして紀伊田辺にくだります。

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山奥にこんな広大な景色があるなんてね。山奥の閉鎖感と河川の解放感の対比がここちよいのかもしれませんね。

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こんな山奥にも田畑をたがやして住む人たちもたくさんいます。電車で通える都会しか知らない人は見ることもない風景なのでしょうね。

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十津川をくだって白浜の円月島までたどりつきました。夕日をバックに円月島を見る人がたくさん。

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紀伊田辺のネットカフェを五時で追い出されて見る朝焼けの景色。ナイトパック8時間で泊まるとだいたい夜が明けきらぬ時間になりますから、ぎゃくに感動的な風景と朝の新鮮な空気を味わえます。

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日置川の志原海岸だったのでしょうか、荒い波頭が海岸に押しよせていました。丸まった小石がたくさんあって、ついそれぞれの形状と歴史に想いをはせてしまいました。

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朝もやにかすれる串本までの海岸線。海沿いの道をひたすら走る爽快感。

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串本の公園であまり眠れなかったネットカフェでの睡眠をとりもどします。芝生のある公園はどこにでもあると休憩にたいへん助かるのですが、そう都合よくあるわけではありませんね。

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那智大滝まで登ってきたのですが、バイクを停めるところがなくて断念。熊野那智大社も有料道路で、あきらめました。神社系はくる人にもっとやさしい(無料な)ところが多いのですけどね。

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新宮の補陀洛山寺で補陀落船の模型を見ました。西方浄土なんてほんとに信じることができたんでしょうか。

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ゴトビキ岩を見るために五百数段ある神倉神社の急階段を手をついて登ります。真夏の登山はつらいね。

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神倉神社にあるゴトビキ岩。神武天皇がヤマト入りするまでにここをへたことになっていますね。山の大きな岩って航海の山アテとして重要な目印だったのかなと思います。

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ゴトビキ岩から一望できる新宮市の景色。左のほうに熊野川の河口が見えますね。

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熊野川はいつ見えても雄大ですね。願わくば展望場所をたくさんつくってほしいのですが、クルマでは通過するしかない道になっています。

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熊野川に別れをつげて169号線をさかのぼります。北山村、川上村をへて吉野へたどりつく道です。

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瀞峡ですね。バイクにのるまでこんなところまでこれるとは思ってもみない場所でした。むかしは材木をはこぶ困難な場所が、いまは人が急流すべりのスリルを楽しむ場所になっていますね。

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ダム湖っぽいところの水の色がとてもきれいなんですが、川の支流をさかのぼってみればだれも通らないような道でこわかったです。

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川上村の山奥の展望をへるともう吉野のひらけた場所に出て、紀伊半島の山奥からモグラのような気分で山塊から追い出されることになります。名残惜しい山奥の風景になります。


▼こんかいの紀伊半島横断ルート

より大きな地図で 2013.7.13.14 紀伊半島縦断ツーリング を表示
05 03
2013

バイク・ツーリング

【GW企画】 日本の原風景を見にいきたくなるツーリング写真

 GWということで、日本の原風景を見にいきたくなる風景写真をアップ。

 わたしは道すがらの緑に彩られる山の風景とか農村の風景とかが好きで、そういう景色を楽しむためにツーリングに出かけてきました。空間の広がり、展望、または山々に囲まれた隠れ里的な安堵感、田園が広がる風景、そういったものの喜びや癒しに出会えるのがツーリングだと思っています。

 バイク乗りな人ばかりではなく、風景好きな人は、車であったり、電車でも楽しむことができますね。ぜひ風景の癒しや爽快感を味わってみてください。

 なおわたしは大阪に住んでいますので、そこが起点になります。地域は不明確なばあいが多いです。


ヴィーナスライン

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長野のヴィーナス・ラインは感動にうち震えましたね。二千メートル級の山々のうえに大高原が広がる展望は絶景のひとこと。天上にこんな風景があるなんて思いもしませんでした。


関西北部の原風景

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兵庫や京都の北部の山中でしたか。こういう緑に囲まれた風景は、がさつな都市生活では得られない癒しと安堵感を与えてくれます。風景のシャワーで安らぎと爽快感が得られます。


鳥取の漁村風景

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鳥取あたりの漁村風景でしょうか。入り江の砂浜にいくつかの民家が並ぶ漁村風景。都市に住む人はほとんど見かけない人の暮らしですね。


愛媛の夏の海

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四国の愛媛の夏の海。山はみかん畑でしょうか、段々畑として最大利用されていますし、漁村も多い沿岸風景でした。海水浴場とも定まらない泳げる砂浜がたくさんありました。


飛騨の農村風景

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ここは郡上八幡へとさかのぼる飛騨の農村風景でしたでしょうか。大阪人のわたしがそう何度も見ることのない風景ですね。冬は雪に閉ざされるのかな。


島根のコバルトブルーの海

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広島の瀬戸内海から北上して、つきぬけて出会った日本海の海。島根沿岸の海はじつにきれいですね。海につきでた岩礁はよく鳥居が祭られていました。海の向こうから神や宝がやってくるという宗教風土があるのでしょうね。


四万十川と沈下橋

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四国の四万十川の風景。上流のほうの沈下橋ですね。ひっそりとした山奥のなかで出会う河でした。


高知の山村風景

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高知あたりの山村風景でしたか。都市風景しか知らないものにはこういう山村風景がこの日本にもたくさんあるということを知らないのでしょうね。


越前海岸の夕陽

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越前海岸に夕陽が沈みます。越前ガニの看板が多かったところですね。平日の朝、バスで通学する高校生がまばらにいて、電車通学しか知らなかったわたしには少々驚き。


諏訪湖の市街地

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諏訪湖の手前に広がる街の風景ですね。バイク乗るまではこんなところまでくるとは思ってもみませんでした。


和田山の河川

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ツーリングをはじめたころは原付でどこでも泊まれるキャンプ・ツーリングに憧れました。気が向いたところでキャンプ。だけど夜の河川とか自然とかものすごく恐いんですねw すっかりネカフェ・ツーリングになりました。和田山の河川でしたか。


しまなみ海道の原付・自転車専用ロード

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原付を乗られている方はぜひしまなみ海道の原付専用道路を。百円、二百円程度でひとつの橋を渡れます。高速になるとずいぶんお高いけど。


丹波の原風景

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河と緑の風景があるだけでとても癒されます。日本の原風景といったところでしょうか。丹波あたりの風景だったと思います。


十津川村の風景

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十津川村の風景は驚きでしたね。河川に落ちる切り立った山の斜面にかろうじて民家がへばりついているかたちになっていました。どうしてこんなところに住んでいるのかと思いましたが、温泉とかあったからかな。


琵琶湖のほとり

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琵琶湖のほとりに波の音を聞きながらキャンプで就寝。憧れたキャンプツーリングだったんだけどね。


丹波半島の牧場

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丹後半島の海につきでる手前に牧場が広がっていました。この向こうは海だと思うと、爽快なロケーションを感じましたね。


わらぶき屋根の原郷・白川郷

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白川郷までやってきました、原付で。原付という乗り物でこんな遠くまでこれると実感。


山陰海岸の朝日

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山陰海岸の切り立った崖からの朝日の光景。丹後半島から鳥取砂丘までの海岸沿いは切り立った崖のうえを走る爽快ロード。



山陰の漁村風景

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山陰の入り江にある漁村風景。沿岸沿いを上下にアップダウンしながら走ると、いくつも山に阻まれた漁村に出会います。隔絶した村々という趣ですね。


熊野川の朝もや

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熊野川の河口付近に朝もやがかかります。こんな神秘的な風景は街中では見ることはまずできませんね。


壮大な熊野川

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熊野川の雄大な景色、展望の広がった河川はぜひ一度見られることをおすすめしますね。でもとっても遠いし、景色を楽しむロケーションという設備が整っているわけでもないんですけどね。クルマはただかっ飛ばして通過するだけの山道と考えられているよう。


絶景の道100選ツーリングガイド―日本全国の魅惑のルートを一挙に紹介 (Gakken Mook)日本の絶景ロード100選―美しきニッポンを満喫する魅惑の快走ルートを一堂に! (ヤエスメディアムック 213)新・日本百名道―美しい日本の道、新選100!!日本絶景街道

12 04
2012

バイク・ツーリング

北摂に山里の紅葉(褐葉)を探しにいく

 12月2日(日曜日)に北摂のほうに山里の紅葉をバイクで探しにいきました。

 箕面の森とか勝尾寺の紅葉を見にいきたいと思ったのですが、二輪車はすべてシャットアウトされている土地柄のようですね。しかたなく周回の山里を見てまわったのですが、わたし的には山里の紅葉(褐葉)はとても美しかったです。ふだん緑一色の山々はこの季節だけ褐葉の色をそえて、とても新鮮です。

 紅葉といえば寺社にそえられるまっ赤なもみじがとても鮮やかなんでしょうが、わたし的にはふだんは見れない山々の色の変化に目を奪われます。

 この日は最高気温8度、山の温度は平地よりもっと冷え込んでバイクはもっと過酷なものになりますが、ホカロン両面貼って耐えながら山の寒気に打たれてきました。帰りは雨が降りつづけたうえに土地カンのない道で方向感覚をうしなって壊れそうになりましたが、この忍耐がなければ山里の褐葉とも出会えなかったでしょう。



 箕面の山は住宅地からも美しいね。二輪車の通行止めを喰らって仕方なく児童公園から。

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 資材置き場のようなところから撮りましたが、緑の色のうえにかぶさる褐葉がきれいに見えました。

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 箕面の森に通じる43号線は二輪通行止めなので、4号線で山里をさかのぼります。緑一色の山々もこの季節は褐葉が色をそえます。

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 のどかな田園風景に褐葉の色がところどころそえられています。

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 この季節だけの褐葉の変化は、あちこちにバイクをとめてカメラを撮りたくなります。

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 緑の木々と褐葉の木々の重ね合いが美しいと思います。自然界にはまっ赤なもみじは少ないのかな。

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 のどかな田んぼが広がる木々の色もこの季節だけヴァリエーションを増やします。

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 山の遠望からも褐葉にそまった木々と緑のままの木々が美しいコントラストをなしていますね。

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 勝尾寺にいけそうになりましたが、ここで二輪通行止め。緑の背景のうえに屹立する褐葉の木。

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 霊園の向こうの山もきれいに褐葉におおわれていました。

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 切りとったように褐葉の木と緑色のままの木がならんでいるのね。

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 山里の民家のうえに褐葉がおおいかぶさっていました。
 
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 霊園の向こうの山も鮮やかに褐葉していました。このへんは霊園が多いようで、山や山里は死の国なんでしょうか。死後は山に帰りたいと願う人が多いのか、それとも町中を追われて?

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 山里を降りてきて都市型の町のきわのこの場所も多用な色の変化をもっていました。

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 山を降りてきてもうここは平地がはじまる場所ですが、目を奪うおおくの色をもった裏庭のような山の紅葉が見えました。

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 池田市の五月山公園もきれいに紅葉していました。無料の動物園があって、ヒツジとかウォンバットとかアライグマとかに出会えるのね。


▼このあたりの山里を散策しました。右回りコースで。

より大きな地図で 北摂・紅葉ツーリング 2012/12/3 を表示

11 29
2012

バイク・ツーリング

鍬山(くわやま)神社と八瀬(やせ)比叡山口の紅葉を見てきました

 遅くなってしまいましたが、11月25日(日曜日)に亀岡と京都のほうに紅葉をバイクで見にいきました。亀岡の鍬山(くわやま)神社の紅葉はこちらのブログを見て、ぜひ見にいきたいと思いました。

 「真っ赤な秋(京都・亀岡 鍬山神社) 」 花景色-K.W.C. PhotoBlog

 写真があまりにも鮮やかすぎたのか、実物はもっと紅葉が散らばっているように思えました。わたしが撮った紅葉の写真さえアップするのがはばかられるほど、美しすぎです。わたしの写真は現物はすこし劣るかもしれないという参考になるかもしれませんねw

 もうひとつの目的地は、去年も見ほれた八瀬(やせ)比叡山口の三色のグラデーションが鮮やかな紅葉を見にいくことでした。残念ながらついたころには日が暮れかけていて、カメラは微妙な色合いになってしまいました。

 こんどの休みにリベンジできるかな。


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鍬山(くわやま)神社は駐車場わきの参道がいちばんきれいだったように思えましたw

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灯篭の朱色より鮮やかなもみじの赤。

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もうだいぶ散ってしまったのかな。

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いろいろな角度と構図で紅葉の美しさを切りとろうとしますが、わたしには腕と技術が。。 高いカメラを買わないとダメなのかな。

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境内の紅葉もきれいに栄えていましたが、光の具合で色が落ちてしまっていました。

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色はあるけど、構図がねw

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神殿の右手の紅葉も鮮やかでしたが、光が当って色が落ちている。。

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わたしの紅葉のベスト・ポイントは八瀬(やせ)比叡山口です。着いたころには日が暮れかけていて、微妙な光の採用度をもっているカメラはこのような色合いになりました。もっと明るい空の下に栄える紅葉を見たかった。

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手前の紅葉と上手の黄葉が目を奪われるほどきれいなんですけど。

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角度を変えていけば、だいだい色に紅葉した木々も見えてきます。

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川が流れる川辺に紅葉は染まっています。

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比叡山口のケーブル駅に紅葉の回廊がつづいています。

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鮮やかな紅葉の天幕がひろがります。

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肉眼では空はだいぶ暗くなっていて、遅く着いたことが悔やまれます。鮮やかな空の下で見たかった。

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くやしいから二年前の明るい空の下で撮った紅葉を載せておきますね。この写真は夕陽がさしかかっていてよけいに黄色にあたたかみが出たのかな。

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亀岡の出雲大神宮というところの紅葉も、赤色と褐色、黄色の紅葉が鮮やかでしたね。

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亀岡にのどかな田園風景がひろがります。

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亀岡の山並みを北上した山々もきれいに褐葉していましたね。この山をこえて京都に下ろうとしたのですが、北山杉の山々は紅葉しておりません。しかも寒い。



茨木の山々も褐葉していました。褐葉は真っ赤な紅葉のような派手さはありませんが、ひごろ緑の山色に慣れているものにはこの季節だけの変色に目を楽しませてくれます。



01 23
2012

バイク・ツーリング

大阪・堺に見るレールサイドの終わりとロードサイドの興隆

 大阪・堺のきわめてローカルな話です。

 堺東駅前にある商業施設ジョルノで、去年の暮れに中型書店とダイソーが閉店した。そのまえの九月にハローワークが移転していたから、シャッターが目立っていた施設はますます空き家状態になっていた。

 ハローワークはどこにいったのかと思っていたら同じ堺東駅前の高島屋! 失業者や無職者がデパートにいけば、みじめな気持ちになったり場違いな気持ちを抱くのではないかとハローワークの職員は考えなかったのだろうか。


▲どうも建て替えられるようですね。堺東駅前のシャッターが目立ったジョルノ。「堺のジョルノビル建替え/堺東駅前で再々開発

 ジョルノにはダイエーが入っていて撤退したのは知っていたが、堺東駅周辺にはむかしニチイ、長崎屋、イズミヤがあったそうだが、ことごとくいまはない。「イトーヨーカドー堺店・閉店撤退の波紋

 堺駅前のイトーヨーカドーも去年二月に撤退していたようだ。関西初出店のイトーヨーカドーだったが、堺駅にはなにもなくて堺の繁栄地は堺東のほうだったから、ヨーカドーは堺のことをなにかカンチガイしたのだろうか。それとも関空はこちらの駅を通るからその経路を狙ったのか。

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▲堺の繁栄の中心は南海高野線の堺東駅で、アーケードの繁華街が1kmくらいの範囲に広がっている。南海堺駅にはなにもなかったが、駅前商業施設「プラットプラット」もできている。

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▲取り壊されていたイトーヨーカドー堺駅前店。ここには明治の殖産興業をひっぱった堺紡績所があった。大阪は東洋のマンチェスターとよばれていた。

 先ほどあげたブログ記事では「大規模SCはレールサイドが全滅して、ロードサイドに完全に移行した」と指摘している。鉄道の時代が終わって、車社会の時代が堺にやってきていると考えるべきなのだろうか。

 堺の北花田という少々辺ぴなところにイオン・モールができて大繁盛している。クルマで来場するような郊外型のショッピングモールである。皮肉なことに大阪市内にはロードサイドショップを展開するような土地はもうなくて、大阪市民は大和川をこえて堺市のイオン・モールまで自転車で「詣でる」すがたがあたりまえになった。ロードショップの繁栄は大阪市内はまったく蚊帳の外である。

 ロードショップの繁栄では堺と和歌山を結ぶ26号線の界隈がメッカになっている。30年前ほどにできた旧26号線のバイパス程度の役割をあたえられた田んぼの中を縫うようなのどかなその道路はいまはロードショップの大繁栄地になっている。20年ほど前でも夜になれば周囲はまっ暗になっていたのだが、この10年で大飛躍したようだ。

 堺から和歌山にかけての泉州は南海線とJR阪和線が走っていて、海に近い南海線のほうが繁栄していて、並行するJR阪和線は田んぼのあいだを抜ける田舎の路線だった。そのJR阪和線に近い26号線が繁栄の中心としてバトンタッチされようとしている。そしてその繁栄はもう鉄道ではなくて、クルマなのである。

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▲26号線のロードサイドショップの風景。泉大津あたり。ユニクロがあって、青山があって、ドンキホーテがあって、マクドナルド、吉野家、ネットカフェがある典型的なロードショップの風景。和歌山近くまでずっとつづく。

 26号線は堺では阪神高速が上を通っていたり、バイパスが通っているのでそれが降りる鳳あたりからロードショップが増えてくる。ロードショップの繁栄はその南の高石、泉大津、和泉市、岸和田などで盛んになっているようだ。距離が長い幹線道路だからか、まだ店でびっしりというわけではなく出店の余地は残っているようだ。

 泉北への34号線は泉北ニュータウンへのノンストップの快走路なのだが、土手に上がっているためにロードショップの繁栄を見なかった。田んぼと接するような幹線道路がロードショップの繁栄の条件だったようで、34号線は効率を重視して時代に乗り遅れたのかもしれない。もっとも泉北ニュータウンには土地はまだたくさん残されているようだが。

 イトーヨーカドーが郊外型のロードショップをめざして出店した土地が鳳で、アリオ鳳というシネマコンプレックスのあるショッピングモールもできている。堺はクルマ社会の郊外商業型の街に変わっているのだろうか。鉄道駅の繁栄の時代はもう終わりなのか。

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▲鳳のアリオ鳳。鳳駅にはむかしからのアーケード商店街があるのだが、繁栄の中心はクルマの郊外型モールに変わってゆくのだろうか。

 堺というのはわたしの印象ではむかしから顔がないというか、繁栄の中心地がどうもわかりにくい街だった。歴史教科書に出るような自治都市としての堺はチンチン電車が通っている界隈なのだろうが、中規模のオフィスビルが並んでいるが、商業的な賑わいはもうなかった。

 堺東駅が堺の繁栄の中心であるような印象もあったが、小さなアーケード街がある程度だった。あいつぐスーパーの撤退で堺の中心はますます拡散するようだ。ロードサイドショップの繁栄がそれをますます後押しする。

 電車の駅に降り立った人は堺の繁栄地はどこにあるのだろう?と思うことだろう。繁栄の中心はもう鉄道沿いや駅前にはないのである。幹線道路や道路沿いのロードショップに拡散してしまったのである。そしてそのような繁栄地はかつては田んぼの広がるのどかな田舎だったのである。かつての商業密集地はますます廃れることだろう。

 大阪市内の密集地に住んでいる人は郊外のロードショップの繁栄からとり残されるだろう。大阪市内の人たちは先進の商業地は外に出て行かなければならないという時代になっている。鉄道の駅を中心に繁栄して密集した土地は時代の流れからとり残されてゆくのである。


▼ロードショップ関連本が見つからないな。
みんなで変えよう!堺―新しい自治都市をめざして 市民からの提案 (堺まちづくり白書)ロードサイド商業新世紀―国道16号線にみる実態と今後の展望なぜこのチェーンストアは流行っているのか人口減少時代における土地利用計画―都市周辺部の持続可能性を探る郊外はこれからどうなる? - 東京住宅地開発秘話 (中公新書ラクレ)

郊外の衰退と再生―シュリンキング・シティを展望するファスト風土化する日本―郊外化とその病理 (新書y)都心・まちなか・郊外の共生―京阪神大都市圏の将来コミュニティ・ブランディング―新世代ショッピング・センターなぜ人はショッピングモールが大好きなのか

12 12
2011

バイク・ツーリング

ことしも星のブランコの紅葉を見てきました

 星のブランコは交野市私市(きさいち)のほしだ園地にあるつり橋です。紅葉の季節になると緑一色だった山の色はみごとに柿色の紅葉にそまります。

 紅葉の季節の山の色の変化を知らなかったわたしは数年前に出会って、とても驚きました。山登りやバイクで山間ばかり走っていてもわたしは寒い冬は出かけないためか、人出の多い紅葉を意識的に避けていたためか、山の紅葉がこんなに美しいものとは知りませんでした。

 まっ赤なもみじがある紅葉とくらべればすこし華はないかもしれませんが、ほかの季節の緑一色の山色との変化は驚くばかりです。

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星のブランコの展望です。まわりの山の色がみごとに柿色、だいだい色に変わりますね。

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つり橋はレジャー用につくられたものです。このつり橋も駐車場も4時という早い時間に閉まりますのでご注意を。まあ、冬の陽は5時には沈んで夜になりますが。

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つり橋から見た柿色にそまった紅葉の景色がとても美しいです。

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しっかりしたつくりなので、ぜんぜん恐くありません。ただ体力のない方はここまで登るのにだいぶ疲れるかも。

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緑一色だった山色もこの季節になるといっせいに装いの色を変えます。厳しい冬へ向けての一瞬のご褒美がたむけられているかのようです。

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つり橋の向こうは淀川が流れる大阪と京都をむすぶ平野部です。天王山などがあったりするわけですね。

12 06
2011

バイク・ツーリング

ことしも八瀬比叡山口の紅葉が極上でした

 いまのところ私のなかでは紅葉のベスト・ビューポイントは京都の八瀬比叡山口です。山全体が紅葉、黄葉、緑葉と三色が重なって織りなす火が燃えるような紅葉がとてもすばらしいと思っています。紅葉というのはこんなに美しい風景をつくりだすのだと感嘆しきりの紅葉の絶景です。

 ことしも寒さにこらえながらバイクで3時間くらいの行程をいってきました。12月4日(日)です。写真はベストポイント一枚だけ載せるのは惜しいので少しずつ移動して角度を変えながら撮った写真を載せておこうと思います。角度によって違った魅力や美しさが楽しめると思います。ただやっぱり写真は実物の情景にかなうものではありません。

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この山は紅葉と、黄葉と、緑葉がみごとに重なり合って、絶妙な紅葉風景をかたちづくっっていると思います。

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中腹の黄葉と紅葉がとくに目をひきますね。電線がじゃまですが。

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すこし角度を変えただけで黄葉と紅葉の表情もかなり変わりますね。

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渓流のまわりには紅葉のもみじがところどころ色をそえています。

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ケーブル八瀬駅までの道のりは紅葉のドームが覆っています。

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道路をへだてて少し遠望して山の紅葉をながめてみましょう。すいませんね、信号機と電線が写っていて。

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バス停の向こうに燃えるような山。青春映画の一シーンにさりげなく背景のこの紅葉が写っていたら美しいでしょうね。

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手前に緑のあわい葉ものこっていて、そのむこうに赤い紅葉、黄葉、そして緑葉と色の重なりがすごいと思います。

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駅側からいちばん向こうの写真ですが、う~ん、どの角度からの表情がいちばん美しいのでしょうか。

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ちなみにおととしの写真です。この年のほうがよぼどきれいに輝いていますね。ことしは暖冬なので紅葉には不利にはたらいたかもしれません。それとこの写真は夕陽にあたって輝いていたのか、少々暗いときにはデジカメは光をとりいれやすい機能のためでしょうか。

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八瀬からさらに山をさかのぼると大原の里にたどりつきます。寂光院、三千院と名所のそろった隠れ里といわれるところですが、わたし的にはたいして癒しや和みを感じさせる山里風景ではないように感じられましたね。

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八瀬の近くの宝ヶ池には湖面に紅葉が映りこんでいてきれいでした。わたしはこの紅葉の色を勝手に柿葉とよんでいるのですが、そんな言葉はないのでしょうか。でも柿色の紅葉に見えるのですが。



ちょっと暗くてわかりにくいですが、生駒山地の北限、交野市あたりの山もみごとに柿葉にそまっていました。星のブランコの柿葉も見にいきたいけど、時間がありませんでした。


■八瀬比叡山口の地図はこちらです。

11 30
2011

バイク・ツーリング

やっぱり山の紅葉はきれいだ at 北摂・摂津峡

 11月の27日(日)に紅葉を見にバイクで京都をめざしましたが、距離が遠かったので届かず、北摂の高槻・摂津峡あたりの紅葉を見るのにとどまりました。でもふつうの山でも色とりどりの紅葉を楽しめてよかったと思います。

 山は紅葉の色の多さがバラエティーに富んでいる上に地の緑色のじゅうたんはかならず確保されています。京都の寺社や街の紅葉はどうしても近距離の紅一点になりがちですが、山の紅葉は黄葉、柿葉、緑葉とさまざまな色が重ねられてキャンバスの色をかたちづくっています。

 名もなき紅葉のスポットですが、とても美しいと思います。写真では伝わりにくいかもしれませんが、写真をどうぞ。




摂津峡の紅葉です。もみじの赤が栄えていますね。

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山の紅葉は黄葉がメインになりますが、色のバリエーションがさまざまで目を楽しませてくれますね。

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ふつうの山道の紅葉なので全体を写そうとすると電線が写ってしまいますが、名所でもないふつうの山なので仕方がないのかもしれません。高槻から亀岡に抜ける道です。

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清らかな山の小川のほとりにきれいに紅葉した葉がそえられていました。

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山の紅葉は黄葉が多いのですが、ここでは紅葉に近い葉もありました。

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色とりどりの紅葉。三色だんごはきっと山の紅葉にヒントを得たんだと思います。

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グラデーションとバリエーションを楽しめる山の紅葉。

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またもや電線が主役になってしまいましたが、この山も赤の多い紅葉になっていますね。


▼このあたりの紅葉 高槻の山あたりですか。
http://maps.google.co.jp/maps/ms?msid=208443350830807175191.0004b32d699e7bf03a85f&msa=0

08 20
2011

バイク・ツーリング

中国山地の美しい風景を探しにバイクツーリング

 盆休みの四日間、中国山地の山なかをバイクで走ってきました。山深い風景や山奥に隠れた集落とかを見て回ろうと思ったのですが、中国山地はいぜんも通って感じましたが、山深さや雄大さを感じさせる土地ではないようですね。山の急峻さや迫った感のする山がなくて、なだらかな岡のような山が多いのでしょうね。「岡山」の地名どおり。平地に近い。

 一日目は中国山地を横切ろうとして大阪から北上に時間をとられて距離をのばせず、揖保川近くのネットカフェで撃沈。倉敷あたりまで山なかを横切ってしましたが、おもしろくないので倉敷あたりから海岸線に降りて走ることにしました。広島では定番の原爆ドームを間近でながめて、宮島を岸から一瞥。北上して島根県の海岸線をめざしました。

 コバルトブルーの日本海のきれいさにあまりにも感激して寄り道しすぎたので鳥取まで達する予定が米子止まり。大山をたんのうするつもりが時間がないので足早に通り過ぎました。とちゅうの真庭市の久世というところに明治に建てられた洋風の小学校を見物して大感激。姫路あたりからも山道を横切ろうとしたのですが、道に迷って明石からしかたなく臨海線で帰ってきました。

 風景写真をながめながらその場にいるような臨場感や空気が味わえればいいですね。写真はそれを伝えることができないから現地にいくことの大切さはあると思うのですが、その空気や臨場感を感じたくなる写真になっていればいいと思います。

 



さあ、盆休みの四日間、山中や田舎の景色を堪能して癒されるぞ。田畑や山の緑を見ていると心が癒されます。山中にひっそりと点在する集落も安らぎを感じさせます。

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丹波篠山あたりだったと思いますが、河川のほとりが並木道になっているところが多かったですね。いいんですが、休憩するベンチとか東屋をつくってくれると助かるのですが。真夏の強烈な日差しで木陰に休みたい。ここらへんはローソン率高し。

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朝来市の銀山湖というところだったでしょうか、水神さんが祀られていました。こういう自然信仰が残っているところが山中のいいところですね。

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生野銀山に近い山の中でとつぜん異様な丸い建物と階段状の建物が。むかしこの階段状の上に屋根が立っていて、選鉱場というものがあったようですね。こんな山中におおぜいの人が働いていました。

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いくえもの山ひだにこもれる風景にはさらしものにされるような平地・都市にない安らぎを感じるのかもしれませんね。隠れ里や山ごもりというのはそういう隠れることの癒しを土地や山が与えてくれるのでしょう。

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中国山地はなだならかな山が多くてつまらないと思っていたのですが、欠けているのはこのような山の斜面につくった段々畑のような立体感のなさだとこの風景を見て思いました。

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中国山地の美作、高梁、府中といった山なかを走ってきましたが、つまらないので三原あたりから広島の海岸線を走ることにしました。しまなみ海道のある瀬戸内海の島々が見えます。

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呉あたりに船のドックヤードがありました。海岸線の町には造船所があったりしますね。建造中や修理中の船が見られたりします。

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呉あたりに目立った烏帽子岩。となりの天応というところでは滋賀の太郎防宮のある蓑作山と似たとがった山もありました。

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広島にはじめてきたらやはり寄るところは原爆ドームしか思い浮かびませんでした。こんなに間近で見れるのですね。

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異様な残骸を残しているものですね。戦争、原爆うんぬんは戦後の長い期間をへてあまり過剰に語るべきではないというスタンスにわたしはいます。政治や教育のプロパガンダにとりいれられすぎたり、コピーのようなお題目をしゃべっても仕方ありません。

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赤レンガが無残。この建物にいた人は全員死亡したそうですね。名産店のような施設からお役人の建物になっていたようですね。

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向こう岸に宮島と厳島神社が見えます。遠くから拝んで、船には乗りませんでした。橋があったら渡っていたでしょうが。まあ、建物しかないだろうということで。

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広島の廿日市から島根の浜田市まで山の中を抜けました。ん、このへんの家の屋根がそろいもそろって赤茶色だ。流行っているのか、なにかの縁起物でもあるのか。土地の特色あるものはいいですね。全国どこへ行っても同じはつまらない。

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みなさん、冬のスキー場は見たことはあるかもしれませんが、夏のスキー場はあまり見たことがないでしょう。夏の高原は気持ちいいものですが、だれも見向きもしない風景。

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日本海に抜けました。コバルトブルーの海がとてもきれいですね。海のきれいさをながめたくて、寄り道しすぎました。

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海に突き出た岩礁のようなところに狛犬かシーサーのようなものが祀られていました。海のむこうから神がやってくると思われていた土地柄なんでしょうか。夏の日差しは厳しく照りつけてきますが、ここは風がものすごく強く、たばこと昼寝を楽しめました。ガッコをサボってこんなところで昼寝したかったですね。

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島根県の集落の屋根もほとんどが赤茶色。お寺や公共建造物もおもしろいほど赤茶色でした。きっと関西のように灰色の屋根をふくと村八分にされるのでしょうね。沖縄系の影響なんでしょうか。

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この日は鳥取までたどりつく予定でしたが、米子止まりでした。中海に夕日が沈みます。日本海の海のきれいさに目を奪われて、大山めぐりの時間がたりなくなりました。

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早朝に大山周辺を走りますが、まわりから山容を楽しむ時間もなく、一直線に大阪をめざします。この日で盆休みは終わりなもので。中国山地の魅力的で雄大な山は大山しかないのではないでしょうか。

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やはり大山周辺はほかののっぺりとした中国山地と違って奥深い山の情景を感じさせました。これは早朝の朝霧の風景ですね。

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たまたま休憩に寄った真庭市の久世というところで、明治に立てられた洋風の尋常小学校を発見。中身を見物できるということで中をのぞいてみたら大感激。古き佳き時代の小学校の面影を満喫できました。ここはとてもすばらしい。

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正面入り口から入ると、大きな古時計と鐘がお出迎え。急にレトロな時代にひきこまれた感じがしました。

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木造の教室のレトロな雰囲気が胸が躍るほどうれしくなりました。感激がこみあげてきました。話を聞かせてくださったボランティアの方、ありがとうございました。これからも有名な名所となればいいですね。この校舎は20年ほど前に役割を終えて新校舎にうつったそうです。

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木造の窓や壁が古き時代を忍ばせます。小学生時代のよき思い出を思い出させるのか、涙がこみあげてきそうになりました。この校舎は『続ALWAYS』とか『火垂るの墓』、CMなどのロケにもいろいろ使われているようですね。社会に出て時間がたてばたつほど小学校の校舎はなつかしいもの、よき思い出のふるさととなるのでしょうね。

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姫路をこえて大阪までなんとか市街地を通らず山の中を走りたい。でも横に走ったまっすぐな道がなかなか見つからず、市街地に出たり山にもどったりモグラのように最後のあがき。あきらめて加古川から臨海線で帰りました、無念。


▼中国地方ツーリング、ルートログ

より大きな地図で 2011/8/13-8/16 中国山地ツーリング を表示

08 11
2011

バイク・ツーリング

『週末は森に棲んで』 荒川 じんぺい

4062637227週末は森に棲んで (講談社文庫)
荒川 じんぺい
講談社 1998-01

by G-Tools


 山や田舎の風景が好きでバイクでしょっちゅう山の中にもぐるのだが、もうすこし滞在時間を長くして楽しむ方法はないのか。ちょっとこの本は違うなと思いながら読んではみたけど、やはりわたしの趣向とは違った。山小屋計画とかの方向性はわたしにはないので、進んできた道やなにを心地よいかと感じる気持ちが根本から違うと思った。

 せめてこの本は写真を多用してほしかった。わたしは山や集落の風景を好むので、そちらの魅惑があればよかったのだが、ただ文字だけで埋められた文章は風景への郷愁を誘わない。わたしはだだ風景に魅かれる部分が大きいのだ。

 わたしが山の風景に魅かれて探った知識というのは景観論であったり、歴史・風土論であったり、民俗学的興味であったりした。この著者にはそういう側面はほとんどないようだ。といってもわたしが掘った知識というのはいずれも浅くてすぐにネタが尽きて深く掘れないもどかしさをいつも感じていた。風景を知的に楽しむというのはひじょうにつかみにくいものを感じている。

 この本の中で少年のころにふるさとの川で遊んだ記憶が描かれている。町中で育ったわたしにはこのような川遊びは不可能の環境で育った。ドブ川と田んぼの用水路があるのみで、泳ぐところはプール、川で泳げるなんて発想がまずできない環境だった。それだけに川遊びの記録は耳を傾けたい気持ちがあるのである。

 風景のよさがひとつも感じられない町中より、山の景観に抱かれて暮らしてみたいという気持ちがわきあがってきたのだが、はたしてわたしは町中の生活を捨てて田舎の暮らしができるようになるだろうか。田舎に仕事があれば景色のいい田舎のほうがだんぜんいいのだが、いかんせん仕事がないし、思い切った移住という大胆な行動もとれるか。


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世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。ビジネス書、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、精神世界、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

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