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01 31
2010

新刊情報・注目本

2010年1月刊の新刊・注目本情報



 今月の新刊はあまりおもしろそうな本がなくて、紹介はすくなめです。どうしてなんでしょう。

 紹介する本は人文書というサイトの新刊予定にたよっていますが、多くの本の中から私の興味のフィルターにかかった本だけを紹介しています。私の興味のフィルターなんて狭いものですし、時期によっても興味のヴォルテージが変わってしまい、ひじょうに気まぐれなものです。私の興味や好奇心の減退がきわどくなってきたのかもしれませんね。

 四十代になっていろんなもからの興味の衰退を感じています。十代や二十代のような好奇心や探究心はたぶんうしなわれてしまっているのでしょう。マンガやアニメも見なくなったし、映画や音楽の興味もだいぶうしなわれました。仕事で思うように自分の時間もとれないという哀れさもありますが。年をとるということは世界へのむじゃきな好奇心の減退を意味するのかもしれません。それがオトナになるということ、あるいは老いてゆく準備をはじめたのかもしれません。まあ、年をとることはそれだけ賢明な選択や排除ができるようになったと思いたいですが。

 のめりこむような好奇心がわくテーマやジャンルを見つけたいものです。


家族と格差の戦後史―一九六〇年代日本のリアリティ (青弓社ライブラリー)日本思想という病(SYNODOS READINGS)ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)
90年代後半から格差社会だといわれるようになりましたが、60年代には格差が別のかたちでありました。貧困や階層といったものでしょうか。『家族と格差の戦後史』はそんな60年代の格差を見せてくれて、80年代からの中流、平等意識にそまった目を覚ましてくれるかもしれません。

2020  10年後の世界新秩序を予測する自己暗示〈新装版〉美女と機械---健康と美の大衆文化史
ブルックス・クーエの『自己暗示』は法政大学出版局の新装版です。法政大学出版局は好きな本をたくさん見つけたのですが、都心の大きな書店に探しに行ったことを思い出しますが、高いのであまり買えませんでした。『自己暗示』をうまく活用するのは人生のコツかもしれません。私たちは自分はこういう人間だという暗示で生きているといえるかもしれませんからね。

社会とは何か―システムからプロセスへ (中公新書)インターネット新世代 (岩波新書)金持ちが地球を破壊する
『社会とは何か』といった根源的な問いは食指を動かされないようになってきました。年をとったのか、現実的になってきたのか。

明治維新 1858-1881 (講談社現代新書)「日本型うつ病社会」の構造 (PHP文庫)日本史有名人の子孫たち (新人物文庫)
加藤諦三は一時期はまったことがありますが、いまは日本がうつというよりか、精神科医、心理学者「自体」が病気または異常の認識しかもちえないんじゃないかと悪態をつきたい気持ちにあります。心や個人に問題をもとめる思考は社会や経済への批判、原因に目隠してしまいます。心理主義化する社会はぜったいに危険だと思います。

大阪古地図むかし案内 ―読み解き大坂大絵図
古地図にロマンを見つけられたら楽しいかもしれません。

2010年宇宙の旅〔新版〕 (ハヤカワ文庫 SF) (文庫) (ハヤカワ文庫SF)2010年【ワイド版】 [DVD]
おまけですが、ことしはアーサー・クラークの『2010年宇宙の旅』の年なんですね。どんどん未来小説の月日をこえる年代になっていっているわけですね。手塚治虫が書いたSFマンガの年も更新していっているのかもしれませんね。



12 27
2009

新刊情報・注目本

2009年12月刊の新刊・注目本情報



 下り坂社会になることは何年も前から予想されていたのですが、深刻な影響が、貧困やアメリカ発金融バブル破裂という身近な悲惨な出来事として襲ってくるとは思ってもみませんでした。下り坂時代というのは身近に、あるいは自分に悲惨な出来事や運命が襲ってきて、事件や報道が他人事ではなくなる時代になるのでしょう。

 一般人にとっては職がなかったり、貧困におちいって生活ができなくなったり、または非正規や下流といった境遇から抜け出せなかったりしたりするのでしょう。まさに当事者として生きのびる、器用に障害をすりぬけて生きていかなければならない時代の到来です。いぜんのような学校に教育をあたえてもらって、会社に仕事やボーナスや住居やポスト、または結婚が与えられるといった安穏とした生き方はできないのでしょう。ひきこもりやニートはこういう時代の転換に滞留してしまったのでしょうし、女性の婚活は危機を感じたのでしょう。

 生きのびるために知恵や知識を自分で摂取して、たくましく生きのびていかなければならない時代になったようです。お客様の時代から、当事者として生きていかなければならなくなったのでしょう。読書からそういう有意義で実践的な知恵や知識がいかに自分でひきだせるか、そういう資質が問われていると考えたほうがよさそうです。


教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ (ちくま新書)無頼化する女たち (新書y)欲しがらない若者たち(日経プレミアシリーズ)
本田由紀の『教育の職業的意義』は読みたいですね。職業を学校で教えてくれない教育って価値があるのかとずっと思ってきたからです。教育や学問って芸術や金持ち消費とおなじで、いかに世俗的価値から離れられるかが価値になりますから、一般人にとって迷惑千万な時間の浪費になります。『無頼化する女たち』も男が女や家族をやしなえない時代に女はどうやって食っていくか興味があります。イスラムのハーレムのような形態になるのでしょうか。

格差社会という不幸(神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドVII)高度成長期に愛された本たち増補 日本という身体 (河出文庫)
『高度成長期に愛された本たち』はもしかしてこれを読めば自分の中に高度成長パワーがわいてくるかもと期待してしまいます。加藤典洋の『日本という身体』は「大、新、高」という目標や価値観で走ってきた日本を切っていて、おもしろい論評でした。大日本や大都会、新幹線に新製品、高度成長や高学歴といった価値観で日本はつきぬけてきました。なぜこの目標に価値がおかれたのでしょう。講談社メチエからの河出文庫入りです。

名ばかり大学生 日本型教育制度の終焉 (光文社新書)不幸な国の幸福論 (集英社新書 522C)情報病――なぜ若者は欲望を喪失したのか? (角川oneテーマ21)
『名ばかり大学生』ってむかしから名ばかり大学生だったと思うのですが、危機は深刻な状態としてやってきたのでしょう。加賀乙彦の『不幸な国の幸福論』の不幸な国というネーミングが気になりますね。

ウーマン・エコノミー―世界の消費は女性が支配する日本の新たな「第三の道」もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
いまビジネス書を読みたいのですが、どの本を読めばいちばん効用的なのかよくわからず、選べないでいます。アメリカ金融バブル崩壊以後、経済はどこにいけばいいのでしょうか、むづかしい問題だけど重要な問いだと思います。

社会思想史を学ぶ (ちくま新書)コミュニケーションの社会学 (有斐閣アルマ)下り坂社会を生きる (宝島社新書)
『コミュニケーションの社会学』という本を読めばコミュニケーションの難しさや困難の意味がわかったりするのでしょうか。

モノの意味―大切な物の心理学セラピストのための自殺予防ガイド君も精神科医にならないか (ちくまプリマー新書)
『セラピストのための自殺予防ガイド』 自殺についての本はこのような解決本しか読む気がしません。まちがっても自殺したくなるような本は読みたくありません。

日本の学歴エリート (講談社学術文庫)メディア文化を社会学する―歴史・ジェンダー・ナショナリティ―戦後思想は日本を読みそこねてきた―近現代思想史再考 (平凡社新書)
『メディア文化を社会学する』 メディアについていい本となかなか出会えずにいます。目からうろこが落ちるような読解本と出会いたいものです。

民衆の北朝鮮―知られざる日常生活平凡パンチの時代---1964年~1988年 希望と苦闘と挫折の物語神社霊場 ルーツをめぐる (光文社新書)
『民衆の北朝鮮』 北朝鮮報道って独裁政治一辺倒の偏向された報道しかわれわれは見ていないと思います。一般人の日常ってわれわれとたいして変わらない日常を送っているのじゃないかと思います。一般人が政治からしか世界を見ていないなんてわれわれからは信じられないと思うのですが。

「かなしみ」の哲学―日本精神史の源をさぐる (NHKブックス)知識人として生きる ネガティヴ・シンキングのポジティヴ・パワー排除と差別の社会学 (有斐閣選書)
『知識人として生きる』は副題が「ネガティヴ・シンキングのポジティヴ・パワー」ですから興味がありますが、自己啓発的内容は期待できるのでしょうか。

日本型「教養」の運命 歴史社会学的考察 (岩波現代文庫)ルポ 日本の縮図に住んでみる1492 西欧文明の世界支配 (ちくま学芸文庫)
『日本型「教養」の運命』 日本の教養って若者や青年からそっぽを向かれましたね。学校や新聞の存在が堅苦しいイメージをつくり、若者が知りたい教養を追求させなかったからだと思います。けっきょく自分が知りたい教養をえらばせなかったら、教養は拷問になります。アニメでも映画でも文科省が選定するようなものをだれが見たいと思うでしょうか。

日本上代の生死観「太平洋戦争」は無謀な戦争だったのか太平洋戦争、七つの謎  官僚と軍隊と日本人 (角川oneテーマ21)
私の中には太平洋戦争について考えること、近づくことはあいかわらずタブーとなっています。戦後の教育、マスコミはタブーのイデオロギー装置を植えこんだのだと思います。嫌悪症があります。はたしたよかったのか。

空っぽ―生きかたのこころみ大宇宙に生きる - 空海 (中公文庫)
空っぽになって大宇宙にとけるような悟りの体験をしてみたいものです。思考や私がまぼろしという知識から一歩もすすめません。

11 26
2009

新刊情報・注目本

2009年11月刊の新刊・注目本情報



 2009年11月刊の新刊・注目本情報です。

 はやくもことしも終わろうとしていますが、去年は9月のリーマンショック危機以来、世界的な株価大暴落がおそい、派遣切りへとつながり、世間を騒然とさせましたね。ことしは民主政権が生まれ、あたらしい脱官僚の改革がおこなわれようとしていますね。デフレが深刻になり、雇用が生まれない状況がながくつづき、日本は転げ落ちるしかない展望しか残されていません。激流の時代をどうやって生きていけばいいのでしょうか。

 ここで紹介するような本は実際的で実務的な技能を身につけさせてくれるというわけではありませんが、激流の波頭にまどわされない見識や知識をやしなえるかもしれません。読書というのは時代にながされない普遍的な知識を身につけるためにおこなうものなのでしょう。


「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち群衆 - 機械のなかの難民 (中公文庫)岩盤を穿(うが)つ
『「嫌消費」世代の研究』が注目ですね。三浦展も『マイホームレス・チャイルド』で指摘していましたが、若者の中では脱消費の流れがつよまっています。消費させる側からはたいへんな事態ですが、人間としては消費が人生のすべてみたいな生き方はカンベン願いたいですね。『群集』についての本はたくさん読んだのですが、おかげで集団や人づき合いが嫌いになって困ったものです。湯浅誠という人が注目されたのは時代ですね。

101人の腐女子とイケメン王子 ~腐女子<恋愛観>研究社会学にできること (ちくまプリマー新書)臨床社会学ならこう考える 生き延びるための理論と実践
『社会学にできること』 私の興味の中心は社会学でしたが、社会学っていったいなにができるんだろうと思います。社会へ目を向けつづける態度というのは、社会への神経質な態度をつくってしまって鈍感で鈍い神経でつきあったほうがよかったのじゃないかと思わなくもありません。よけいで繊細で、内省する態度はどうもいい結果をもたらしてくれないように感じるのですが。臨床社会学ってジャンルがあるんですね。なにか社会を治療したり、改革する技術なのでしょうか。

知識人の責任―ブルム、カミュ、アロン新潮選書強い者は生き残れない環境から考える新しい進化論自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)
進化論から『強い者は生き残れない』といわれれば、強者をめざすだけの価値観も反省できますね。強者がいつも勝ち、生きのびるとは限りません。勝ったことによって負けたり、自滅することもたくさんあったのでしょう。愚かなる強者と思えればいいですね。

『坂の上の雲』と司馬史観坂本竜馬の野望江戸時代の遺産 35ブックス (中公叢書)
『坂の上の雲』や竜馬などの幕末明治の時代が注目されていますが、私は歴史にあまり興味をもてなかったのですが、英雄に憧れるという気持ちが子どものころからなかったからでしょう。英雄に憧れるという気持ちはどのように涵養されるんでしょうかね。

歴史に名を残した人たち、そのとき何歳?―信じがたい早咲きから、感動の大器晩成まで、驚嘆の人間ドラマ! (KAWADE夢文庫)ルポ 母子家庭  「母」の老後、「子」のこれから川の道
『歴史に名を残した人たち、そのとき何歳?』という興味深い本が出ていますが、私はどんどん無為に年をとってゆく気がします。「何歳までになになにをする」という目標を立てるのがいいのかもしれませんね。

歴史入門 (中公文庫)闘うレヴィ=ストロース (平凡社新書)それでも子どもは減っていく (ちくま新書)
ブローデルの『歴史入門』を私は読んだのですがまるっきり記憶がないのですが、中公文庫入りするそうです。先ほど100才の大往生をとげたレヴィ=ストロースについての新書が出るそうですね。

景観学への道 (明治大学科学技術研究所叢書)トマス・アクィナス 『神学大全』 (講談社選書メチエ)
山登りや山間ツーリングをするようになってなぜ景観に心ひかれ、癒されるのかと知りたくなりましたが、なかなかぴったりの知識がないもので、古代史とかに寄ったりしましたが、景観の魅了の謎はいまだ解けないまま知識への興味をうしなってしまいました。

11 15
2009

新刊情報・注目本

2010年、来年のカレンダーは



 ことしもはやくもカレンダーの季節となりましたね。

 私はだいたい保険会社からもらう風景カレンダーをつかっていますが、書店で大判のいいカレンダーを買おうかと迷うときもあります。ことしは100円ショップでみつけた印象派のモネの作品でしたが(笑)。基本的に風景写真が好きで、月ごとにめくるたびにすばらしい風景に感動しています。

 amazonで検索するとやっぱり女優系のカレンダーが上位にくるのですね。目の癒し、心の癒しになりますね。検索で上位にくるのは以下のような女優たちで、女子アナも人気のようですね。

 来年はどのような光景を選ぼうかな。美しいものがいいですね。


ビューティアナ ウィークリーカレンダー 2010(DVD付き) 皆藤愛子 2010年 カレンダー 綾瀬はるか 2010年 カレンダー

戸田恵梨香 2010年 カレンダー 新垣結衣 2010年 カレンダー 佐々木希 2010年 カレンダー

AneCan×ebichan 1st  Anniversary 蛯原友里BOX   初版限定特別付録:エビちゃんmonthlyカレンダー 2010 卓上戸田恵梨香 2010年 カレンダー 眞鍋かをり 2010年 カレンダー

ほしのあき 2010年カレンダ- 松下奈緒2010年カレンダー 深田恭子 2010年 カレンダー

上戸彩 2010年 カレンダー 堀北真希 2010年 カレンダー 安めぐみ 2010年 カレンダー

優木まおみ 2010年 カレンダー 小倉優子 2010年 カレンダー 石原さとみ 2010年 カレンダー

相武紗季 2010年 カレンダー 水川あさみ 2010年 カレンダー


 ナショナル ジオグラフィック カレンダー 2010 世界にひとつの風景 2010大地からの贈りもの(Yama-kei Calendar)

2010美しき日本の山(Yama-Kei Calendar) 2010美しき日本列島(Yama-Kei Calendar)

2010世界文化遺産[日本編](Yama-Kei Calendar) 2010三好和義 京都(Yama-Kei Calendar)

2010「JAPAN/四季彩りの日本」壁掛


10 28
2009

新刊情報・注目本

2009年10月刊の新刊・注目本情報



 2009年10月刊の新刊・注目本情報です。

 いつも新刊情報をお届けしていますが、私はあたらしい本がいいと思うよりか、自分の興味ある本を古い本の中からでも探せるほうがいいと思っていますし、古くなっても読める本、価値のある本のほうがいいと思っています。

 新刊には依拠したくないと思っています。でも新書なんか古い本から楽しそうな本を見つけられず、あたらしく出版された本や最近の本にしか目を向けない場合もあります。自分の興味の度合いが弱いばあい、新刊に頼る場合がおおいように感じます。もっとも新書には古くなると価値が少なくなる本もないわけではありませんが。

 たとえば音楽なんかヒットチャートに頼っていい曲を探すような習慣に慣らされていますね。ヒットチャートに頼るとあたらしい曲にしか選択肢がなく、古い曲はいっさい価値がないような音楽の聴き方になってしまいますね。

 本というのはこれとまったくちがった読み方ができるもので、できれば古くてもこんにちでも通用する本や普遍性を獲得したような本のほうを読むほうがいいと思います。本はヒットチャートで読むような読み方をしたくないものですね。興味は新刊からひっぱりだしてもらうのではなくて、自分の中から湧き出すもので見つけたいものですね。興味が枯渇したとき、新刊から見出してもらいますが。あたらしいものにしか価値がないような読み方はしたくないものですね。
 
奴隷の時間 自由な時間 お金持ちから時間持ちへ (朝日新書) 40歳問題 年をとるのも悪くない 「格差」の戦後史--階級社会 日本の履歴書 (河出ブックス)
 ひろさちやの『奴隷の時間 自由な時間』は読みたいですね。奴隷としか生きるしかない労働者はたまに自分の怒れる心を燃やしたいですね。『40歳問題』って人生をふたまわり生きてしまっても得たものがないというような悲しみの感情もふくまれているのでしょうか。

「世界」崩壊 それはベルリンで始まり、日本で続いている (講談社プラスアルファ文庫) 女性同士の争いはなぜ起こるのか 主婦論争の誕生と終焉 「恥の文化」という神話
『「世界」崩壊』は興味をひかれますが、ベルリンの壁以降どういうつながりがあるのでしょうか。『女性同士の争いはなぜ起こるのか』は主婦論争の誕生と終焉がサブタイトルですが、たしかに生き方の許容や寛容がないのかもしれませんね、人は人でいいと思いますが。

未来のための江戸学 (小学館101新書 52) 『坂の上の雲』の時代がわかる本―明治維新後、こうして日本は近代国家への階段を駆け登った! (KAWADE夢文庫) 『坂の上の雲』への招待-秋山好古・真之兄弟と正岡子規らが生き (別冊歴史読本 48)
『坂の上の雲』の関連本が出ていますね。私は原作がどうしても興味をもてませんのでドラマでおもしろいのか見てみたいと思います。

ロリコン ギャルとギャル男の文化人類学 (新潮新書) 「女装と男装」の文化史 (講談社選書メチエ)
日本男性のロリコン好きがアニメおたくでクローズアップされますが、もしかして人類的にそういう性向があるのでしょうか。少女愛好というのは社会進化的にあったものなのでしょうか。「ギャル男」ってなんだ。

資本主義はニヒリズムか 社会主義化するアメリカ―米中「G2」時代の幕開け (宝島社新書 300) 100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図
『社会主義化するアメリカ』ってまた極端なと思いますが、自由主義すぎる社会もひどい社会になるのは事実だと思います。やっぱり社会には社会道徳をふくんだ制度が必要なのでしょう。

愚の力 (文春新書) キャット・ウォッチング 1 なぜ、猫はあなたを見ると仰向けに転がるのか? 動物たちの反乱 (PHPサイエンス・ワールド新書)
『愚の力』 良寛のように愚かさにも価値があるという考えはいちどは学んでおきたいものですね。愚かさはこの社会で高い価値があると思われるものを相対化、無化してくれますからね。たしかに愚かさに価値をおくことは自分に大きな衝撃、価値の融解、転倒をもたらしますので、知っておくべきですね。

「いい人に見られたい」症候群―代償的自己を生きる (文春新書) ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所 (ちくま新書 809) 対人関係療法でなおす うつ病
『「いい人に見られたい」症候群』はやっぱり現代人の多くの人が気になると思います。仮面の生き方でいいか反省したいものです。『ドキュメント高校中退』は貧困の現場がからんできますね。『対人関係療法でなおす うつ病』 対人関係療法ってどんなものでしょう。

職業としての大学教授 (中公叢書) 離婚と子どものこころ 講座 子どもの心療科
『離婚と子どものこころ』 離婚が子どもの心にどのような影響を与えるのか深く見てみたい気がします。

死の考古学―古代エジプトの神と墓 健康不安社会を生きる (岩波新書 新赤版 1211) 若き友人たちへ―筑紫哲也ラスト・メッセージ (集英社新書 515B)
『若き友人たちへ 』は筑紫哲也さんの本ですが、いまだに亡くなられた実感がわきません。

バス水没事故 幸せをくれた10時間 人生の不思議 スピリチュアル・アフリカ―多様なる宗教的実践の世界 (龍谷大学仏教文化研究叢書)
バス水没事故が幸せをくれたなんて。日ごろ見えないものが見えたのでしょうね。

マスゴミ崩壊~さらばレガシーメディア~ ネット評判社会 (NTT出版ライブラリーレゾナント057) 近代政治の脱構築 共同体・免疫・生政治 (講談社選書メチエ)
マスゴミっていい言葉ですね。メディアはそのように否定的にあつかうのが賢明というもの。メディアに踊らされる自分を笑える視点がほしいですね。

商品化された教育 先生も生徒も困っている ちっとも偉くなかったノーベル賞科学者の素顔―夢に向かって生きた83人の物語 (講談社プラスアルファ文庫)
ノーベル賞って日本で最高の価値のようにもてはやされますが、ほかの国もすべてそうなのかな。さいきん神通力が落ちてきたような。「あっ、そう」で終わりそうな話になってきたかも。「昭和」社会の価値基準にすぎなかったのでしょうか、「末は博士か大臣か」みたいな。戦後マスゴミのお祭りだっただけかも。日本ナショナリズムのあだ花だったかもしれませんね。

09 29
2009

新刊情報・注目本

2009年9月刊の新刊・注目本情報



 読書の秋ですね。日が沈むのがはやくなり、空気もひんやりとしてきて、じっくり本を読むのに快適な季節になりますね。

 読書をたのしむコツは好奇心やナゾ、疑問に思う気持ちをどこまでもひっぱることですね。「なんでか、なんでか」と問いつづけるうちに深みにハマってしまうのが読書というものでしょう。「わからん、わからん」と問いつづけているうちに芋づる式に知識はつながってゆくものだと思います。秋の夜長にそういう好奇心がとどまらないテーマやジャンルと出会えればいいですね。


「萠え」の起源 (PHP新書 628) 関係する女 所有する男 (講談社現代新書) のんびり生きて気楽に死のう
ひろさちやは脱落する考え方を教えてくれると思います。きまじめさや頭のかたさを砕いてくれると思います。

テレビは見てはいけない (PHP新書) 民主党政権は日本をどう変えるのか (家族で読める family book series 004) (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説) 12歳からの現代思想 (ちくま新書)
『12歳からの現代思想』 なんで12歳なんだろう。まあ、12歳ならいろいろ好奇心や疑問はつよいし、そぼくにナゾをどこまでも追求できるし、オトナになる前にということでしょうか。でも12歳がちくま新書を読むか。

新・カムイ伝のすすめ 談合文化論 自由の壁 (集英社新書)
『カムイ伝』は田中優子も本を出していたし、気になりますね。

貧困の救いかた 貧しさと救済をめぐる世界史 女犯―聖の性 (ちくま学芸文庫) 図説「愛」の歴史
『女犯』というのがすごいですね。「にょぼん」と読むそうです。ジャック・アタリは『愛の歴史』という本を書いていますが、思想家なのか、解説家なのか。

アカデミア・サバイバル―「高学歴ワーキングプア」から抜け出す (中公新書ラクレ) 近代スポーツのミッションは終わったか―身体・メディア・世界 自衛隊という密室―いじめと暴力、腐敗の現場から
自衛隊って内部で暴力やいじめなどいろいろおこっていそうですね。戦闘集団のうえ、戦争は禁じられて目標は漂流しがちでしょうし、人間の暴力性、残虐さが噴出していそう。

大計なき国家・日本の末路  若者の「うつ」―「新型うつ病」とは何か (ちくまプリマー新書) 小学生がうつで自殺している (扶桑社新書)
うつは多くなったのか、それとも騒ぐ人が増えたのか。社会の閉塞状況が突破できないと根本の解決はないのでしょうね。認知療法や禅の啓蒙が必要なのかも。

教育と格差―なぜ人はブランド校を目指すのか  完本 聖徳太子はいなかった (河出文庫) 近代ヨーロッパの誕生 オランダからイギリスへ (講談社選書メチエ)
聖徳太子ってキリスト教の日本版創造神話だとわたしはにらんでいます。奈良時代にシルクロード経由でキリスト教がつたわっていてもおかしくないし、日本的にキリストをつくりだしたのだと思います。政治家や歴史の色づけがされすぎていると思います。

名字から歴史を読む方法--わが国の変遷と姓氏の意外な関係がわかるイラスト図解版 ウイルスたちの秘められた生活  決定版ウイルス百科 (角川文庫 ヒ 9-1) 輪廻転生を信じると人生が変わる
名字の由来や歴史をたどってみるのもたのしめるかもしれません。



09 05
2009

新刊情報・注目本

闇の支配者、官僚を知るための本



 日本の官僚は影の権力者、闇の支配者といわれます。政治家が国をつかさどっていると思われがちですが、じっさいの実権は官僚がにぎっているといわれます。官僚は各省庁や産業の利益や権益のみを追求して、国民や幸福をないがしろにしてきた張本人だとみなすべきです。天下りや莫大な退職金がマスコミでさわがれたりしますが、国民の自由や幸福を奪っているという本質を忘れないでほしいものです。

 あたらしく民主党政権が誕生して、官僚の権力や権益の改革がおこなわれようとしています。官僚主導から政治家主導の改革が掲げられています。ぜひ日本人がほんとうに幸福で自由になれる改革が成功してほしいものです。

 ただ官僚の実態や権力のありようというものはなかなか見えないものです。官僚の本を読んでいても、その不穏な権力というものはわかりづらいものです。読んでいてもおもしろくない本がおおくて、いまいち官僚の理解が深まりません。官僚を深く知る本はないかと、あつめてみました。注目すべき、よい本はないでしょうか。


官僚国家の崩壊霞ヶ関維新――官僚が変わる・日本が変わる「脱・官僚政権」樹立宣言 霞が関と闘うふたりの政治家


天下りシステム崩壊―「官僚内閣制」の終焉国破れて霞が関あり―ニッポン崩壊・悪夢のシナリオ民益論―われら官僚主導を排す


剛腕維新人間を幸福にしない日本というシステム (新潮OH!文庫)日本 権力構造の謎〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)



官僚社会主義―日本を食い物にする自己増殖システム (朝日選書)日本国の正体 政治家・官僚・メディア――本当の権力者は誰か官僚批判


官僚亡国論 「官」にあって「官」と闘う霞ヶ関の掟 官僚の舞台裏―役所の常識は世間の非常識 キャリア官僚が明かすお役所の驚くべき実態日本の近代 13 官僚の風貌


公務員の異常な世界―給料・手当・官舎・休暇 (幻冬舎新書)官僚亡国論 (新潮文庫)日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)


霞が関残酷物語―さまよえる官僚たち (中公新書ラクレ)政党と官僚の近代―日本における立憲統治構造の相克面白いほどよくわかる官庁&官僚のすべて―日本の中枢、中央省庁・霞が関の姿が見えてくる (学校で教えない教科書)


志士と官僚―明治を「創業」した人びと (講談社学術文庫)日本の官僚制―その源流と思想『官僚たちの夏』の佐橋滋

08 29
2009

新刊情報・注目本

民主党関連本の紹介



 民主党が政権をとるのは確実なようですね。民主党政権によって日本はどう変わるのかということに関心が強まりますね。民主党関連本を紹介しておきます。

 私は政治方面にはうとく、選挙もいちどもいったことがないのですが、民主党は官僚をどう変えようとしているのか、官僚主導から政治家主導の政治になることによって日本はよくなるのかということについて探りたいと思っています。むかしのウォルフレンをひっぱりだしてきて読んでもなかなかわかりません。

 まあ、自民党がいつまでも政権をとりつづけられる理由のほうが私にはナゾでしたが。それから政治が景気をよくできるだとか、日本が悪くなったのは政治の責任だとか、政治の力の過信には疑問をもっています。時代や社会の流れの結果おこったことを政治家や人間の責任になすりつけるのは、どうも政治家や人間の力を過信しすぎているように思えます。政治や人の力に期待しすぎるのは、身を危うくするという警戒心をもっておいたほうがいいと思います。


民主党解剖 (産經新聞社の本)民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?民主党―野望と野合のメカニズム (新潮新書)

民主党政権は日本をどう変えるのか (家族で読める family book series 004) (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説)新版 民主党の研究 (平凡社新書)まるごとわかる!民主党政権


民主党の闇 理念なき批判政党、その疑惑と金と政策の研究民主党の正体――矛盾と欺瞞と疑惑に満ちた、日本人への恐怖の罠(OAK MOOK 305 撃論ムック)民主党はなぜ、頼りないのか 不毛の二大政党制の根源を探る

自民党政治の終わり (ちくま新書)自民党の終焉―民主党が政権をとる日 (角川SSC新書)民主党の研究 (平凡社新書)

選挙会議〈vol.2〉小沢に天下を獲らせてみたい!―1冊まるごと民主党応援BOOK民主の敵―政権交代に大義あり (新潮新書)小沢民主党は信用できるか

日本改造計画小沢主義 志を持て、日本人小沢一郎 虚飾の支配者

虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実 (講談社プラスアルファ文庫)小沢一郎の日本をぶっ壊す (幻冬舎文庫)小沢一郎の政権奪取戦略 (河出文庫)

自民党―政権党の38年 (中公文庫)自民党抗争史―権力に憑かれた亡者たち (中公文庫)さらば、暴政―自民党政権 負の系譜

祟られた日本! 災厄の自民党政権日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)自民党を壊した男小泉政権1500日の真実

人間を幸福にしない日本というシステム (新潮OH!文庫)日本 権力構造の謎〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)幸せを奪われた「働き蟻国家」日本―JAPANシステムの偽装と崩壊

08 26
2009

新刊情報・注目本

2009年8月刊の新刊・注目本情報



 2009年8月刊の新刊・注目本情報です。いちばんの注目は、バートランド・ラッセルの『怠惰への讃歌』が平凡社ライブラリーで復刊されたことです。たしか角川文庫で出されていたと思いますが、ながらく絶版でした。ラファルグの『怠ける権利』も再刊されたことだし、経済も雇用もよくならないのなら、開き直って怠けるのがいいかもしれません。

怠惰への讃歌 (平凡社ライブラリー)
哲学者のバートランド・ラッセルがこんな本を出していたなんて意外に思うかもしれませんが、哲学者が擁護しなければならないほど、勤勉や多忙に執心する人がふえたのでしょうね。

乱造される心の病
この問題には鋭くついてほしいですね。

いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか (講談社+α新書 475-1A)
40代男性の私は気になりますが、まあ、なにかのおべんちゃらなんでしょう。

腹八分の資本主義 日本の未来はここにある! (新潮新書)世界一幸福な国デンマークの暮らし方 (PHP新書)
『世界一幸福な国デンマークの暮らし方』 北欧の高福祉ってほんとうに幸福なのか私は疑惑をもっていますが。

哲学者たちの死に方賢者たちの人生論 (PHP文庫)チャールズ・ダーウィンの生涯 進化論を生んだジェントルマンの社会 (朝日選書)
『哲学者たちの死に方』、『賢者たちの人生論』、こういう本で人生の基本を考えてみるのもいいかもしれません。

原っぱが消えた―遊ぶ子供たちの戦後史親を殺す「ふつうの子ども」たち
『原っぱが消えた―遊ぶ子供たちの戦後史』 原っぱの遊びを正当化しすぎるのもまたおかしなことことだと思いますが。

学問の春―“知と遊び”の10講義 (平凡社新書)対人恐怖と不潔恐怖―日本文化と心理的性差の基底にあるもの
『対人恐怖と不潔恐怖』、こういう名称からくる不安や恐れがまた複雑な症状を生み出したりして、情報や名称というものは人間にとってはやっかいなものですね。

性風俗史年表 大正・昭和[戦前]編敗戦と赤線 (光文社新書)
性からなにがみえてくるのでしょうか。

農耕の起源を探る―イネの来た道 (歴史文化ライブラリー)DNA・考古・言語の学際研究が示す新・日本列島史―日本人集団・日本語の成立史
起源やはじまりというのはわれわれの好奇心やロマンを駆り立てるものですね。

官僚たちの夏 (新潮文庫)
新刊ではないですけど、ドラマ以上に内容を濃く知りたいですね。



08 07
2009

新刊情報・注目本

2009年7月の新刊・注目本情報



 パソコン故障のため7月刊の紹介が遅れました。それにしても少ない本しか紹介できないのは、私の興味の範疇が狭くなってしまったためかもしれません。年をとって幅広い知的好奇心が減じてきたのかもしれません。もっと多い新刊情報はこちらで。「人文書 7月新刊 近刊書籍データ

 それにしても(がつづきますが)、ノートブックのタッチパッドというのはあつかいにくいですね。とくにコピーの範囲指定やコピペの作業はマウスのように思うようにいきません。慣れていつか熟達の道がひらけるのでしょうか。ノートブックでいまのところ気にいっているところといえば、キーボードのぱちぱちと軽いところでしょうか。

世界で一番冷たい格差の国・日本 (光文社ペーパーバックス)「普通」という希望 (青弓社ライブラリー)草食男子世代―平成男子図鑑 (光文社知恵の森文庫)
『世界で一番冷たい格差の国・日本』 たしかに日本がこんなに格差に冷たい国になるとは思ってもみませんでした。「一億層中流」とよばれた国も一皮むけばこういうものだったんでしょう。『「普通」という希望』 ふつうやあたりまえの暮らしが得られない時代がくるなんてだれが予想したでしょうか。親世代はまだそれがあたりまえに得られるものだと錯覚しているのが悲しい。『草食男子世代』 女をちやほやした時代のほうがおかしかったのではないかと。

無印ニッポン―20世紀消費社会の終焉 (中公新書)希望学4 希望のはじまり下流志向〈学ばない子どもたち 働かない若者たち〉 (講談社文庫)
希望がないし、下流志向だし、無印だし、日本のどんづまり感はここに極まりというやつですね。夢を活発に創造することが必要になった時代ですね。創造のチャンスがある時代だといえますが、そこまでのアイデアや活力がしぼれないものですね。

選ばれる男たち―女たちの夢のゆくえ (講談社現代新書)やっぱり、人はわかりあえない (PHP新書)世界は分けてもわからない (講談社現代新書)
ベストセラー作家の福岡伸一『世界は分けてもわからない 』には興味がわきますね。

民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?劇場型社会の構造―「お祭り党」という視点 (青弓社ライブラリー)太陽と巨石の考古学―ピラミッド・スフィンクス・ストーンヘンジ
『民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?』 民主党って官僚をほんとうに破壊してくれるのでしょうか。官僚が消え去ればこの国は幸せになるのでしょうか。すくなくとも産業界の利益主導のマシーンは止めることができるのかもしれませんね。『太陽と巨石の考古学』 太陽と巨石の関係には興味がありますね。

プロフィール

うえしん

Author:うえしん
世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。神秘思想、仏教、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

Kindle本、2冊発売中です。

 

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