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05 06
2008

バイク・ツーリング

出雲大社へ野宿ツーリングにいってきました



 連休の四日間、大阪から出雲大社まで野宿ツーリングにいってきました。去年の盆休み、白川郷までいけましたので、原付バイク(YB-1)でも可能な距離として島根県まで足をのばしてみました。

 私のツーリングというのはまだ自分の足(バイク)で「こんなところまでこれるのか」という喜びを探索する試みなんだと思います。バイクの免許をとって三年、そういう喜びを追究する時期なんだと思います。ただそろそろ「こんなに遠くこれた」とか、「こんな遠くまできたのか」という喜びはだいぶ減じたのだと思います。つぎはどんな楽しみを求めたらいいのでしょうか。

 GWは27度まであがって平地の服装は夏のようでしたが、私だけ真冬のジャンパーを着こんで浮いておりました。二日ばかりミスったかなと思う気候がつづきましたが、三日目雨が降り、山の上は死にそうに寒かったです。GWに高山をめざす人は気をつけなければならないですね。GWといえども空気はまだまだ冷たく、真冬の装備がバイク乗りには必要なのかもしれませんね。

 それでは私の野宿ツーリングを写真でお楽しみください。180枚撮ったうちで、載せたい写真のみを選びました。なんだか私は自然崇拝というか、古代宗教の残るところに魅かれるようですね。野宿はこんかいあまりいいロケーションに恵まれずに不満足に終わりました。野宿ツーリングが郷愁されるような写真になっていればいいですね。 




 私のツーリングというのはこういう緑の風景、緑のシャワーを浴びてくる癒しの旅なんだと思います。こういう山々と緑の風景につつまれていると、ほっとするし、安らぎを感じます。すばらしい光景に感嘆しどおしです。

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 一枚の壁のような巨岩が祀られていましたが、私はこういう光景に魅きつけられるのですね。巨岩信仰とはなんだったんでしょうね。

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 一泊目は和田山の川岸にテントを張りました。ここはけっこう安心して眠れました。都会では見れない満天の星空に驚かされますね。

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 テントから見れる町の灯りです。町の灯りがまったくない山中にテントを張る度胸は私にはありません。町の灯りが安心をもたらしてくれます。

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 鳥取の白兎(はくと)海岸です。因幡の白兎で有名なところで、傷を負った白兎が大国主命に助けられるところです。ここらへんは大国主命の神話にいろどられているところみたいですね。

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 島根あたりはこのような陸からぽつんと離れた島がたくさん祀られていました。海の向こうからの富、あるいは古代、朝鮮や中国との交易が盛んな場所柄、海の向こうに聖なるもの、あるいは死の国が設定されたのでしょうか。

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 米子の自衛隊駐屯地に戦車を見つけました。ナマで戦車を見たのははじめてかも。子どものころはよくプラモデルをつくりました。

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 山陰の漁村の風景です。赤い屋根が多かったですね。海の色もかなりきれいですね。でも冬は雪と寒さに閉じ込められるところなんでしょうね。

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 この島も鳥居が建てられていました。向きは海側に向けて建てられていて、船の目印にされた島なのか、それとも山の方角に神がいたのでしょうか。

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 たぶんこれが加賀潜戸(くけど)とよばれるところです。望遠ズームで撮っていますが、古代信仰を勉強した私としては、このような大地の穴から太陽や世界の森羅万象が生まれるという古代信仰に興味を魅かれます。死者の世界に通じる穴であり、また新生の場所でもあったわけです。つまり女胎のアナロジーですね。ここは猿田比古大神と関係があり、太陽再生を祈る「太陽の洞窟」であったようですね。宗教の根源には死と再生があることをお忘れずに。

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 出雲の荒神谷遺跡です。銅剣や銅鐸がたくさん見つかったところですね。まさかこんなところにこれるとは思ってもみませんでした。出雲平野はかなり広くてその奥の山のほうに埋められていたという感じですね。

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 出雲大社です。荘厳な場所であるという雰囲気が漂っていました。おそらく神を祭る宗教というよりか、ナショナリズムのほうが濃厚かも。国家を祀っているという雰囲気は伊勢神宮の厳かさと似ているのかもしれませんね。

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 砂浜にぽつんと立つこの島も祀られていました。このような信仰がかなり盛んな場所のようですね。海の向こうからの神がさいしょにとまるところなんでしょうか。異界の入り口であったのでしょうか。

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 日御碕の岸壁ですね。古代、出雲の権力が大和に権力をゆずったという神話がありますが、これは出雲からみると大和は冬至の太陽がのぼる方角のことをさしているのだと私は憶測します。冬至の太陽は一年の死と再生です。一年の神は新しい神に復活します。だから出雲は古い神が死ぬ死者の国であり、新しい神が大和に復活することを祈る場所であったと推測できるのではないかと思います。でも十月の神無月になぜ全国の神が出雲に集まるのでしょうか。

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 二日目のテントは日御碕あたりにテントを張るのは恐すぎて、しょぼく出雲の公園にテントを張りました。夜にぽつぽつと雨が降り出し、つぎの日のツーリングが危ぶまれました。

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 ここも鳥居が立てられていました。海にぽつんと浮かぶ島に神が坐ますと考えられていたのでしょうね。

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 米子の方角から見える大山(だいせん)は天にも届きそうな圧倒的な存在感をかもしだしていました。ほんとうに天にも昇りそうな、あるいは天に吸い込まれるような巨大さを見せつけていました。山を信仰するという気持ちがよくわかりました。これは望遠レンズで写しています。

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 三徳山投入堂です。TVでみて来れることはないと思っていたのですが、ルートをまちがって温泉に入ろうと思って向かった先にありました。山の下のほうから望遠レンズで写していますが、かなり高いところまで上らないとじっさいは見れません。修験者のものであって、甘い観光気分で見れるところではないのでしょうね。

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 三日目は兵庫県養父(やぶ)の川岸でテント。この日は最悪でした。高山で霧のような雨に降られ、鳥取でビジネスホテルにでも泊まろうと思っていたのですが、やんだから海岸線にでもテントを張ろうと思っていたらルートをまちがい、凍えそうな日の沈みかけの山中を必死に走り、猛スピードのクルマに追い越されつづけ、山中でテントを張る根性もなく、暗がりのわずかな町の灯りを頼りにテントを張りました。かなりみじめな気分になりました。野宿ライダーは自然と闘う。

▼主だった場所をマーカーしました。


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Comment

こんばんは。以前mstkaという名前でコメントしたものです(HN変えました)。
昨年も良いなあ、と思い羨ましく眺めていたのですが、今年も素晴らしいツーリングの写真ですね。僕も大学時代は原付で通っていたのですが、めっきり乗らなくなり、エンジンも掛からなくなってしまい、手放そうかと考えています。初めて乗れるようになったときは、どこにでも行けるようになった気がして喜んだものですが。うえしんさんには是非、体力の続く限り原付旅行を続けていただきたいですね。

魚さん、おひさしぶりです。

私は原付の免許をとって三年、まだ「うれし」の状態がつづいています(笑)。
「自分のアシでこんなところまでこれた」という確認を喜んでいる時期なんですね。
バイクは楽だからどこまでもいけるという感情のまま、島根までつっ走ってしまいました(笑)。
地図をみるとこの距離までいけると思って、つぎは四国を狙っています。

魚さんもツーリングの写真が気に入ってもらえたのなら、ツーリングに行きたい気持ちがどこかにあるのでしょうね。
写真で見るのと、じっさいに体験し、現場で見るものはかなり違ったものになります。
魚さんにもその場所に身の置くことの感動をぜひ味わってほしいですね。

ただし、バイクはあまりおすすめできませんね(笑)。
クルマでいったほうがいいと思います。
雨と寒さ、暑さはロング・ツーリングの大敵です。
もうほとんど耐寒・忍耐・苦痛旅行のようなものです。
そういう苦痛の向こうの喜びや自由を味わいたいというのならべつですけど。

ナイス 荒神谷遺跡

何回か拍手はしましたが書き込みは始めてです。

島根へのツーリング旅、こちらも楽しませて貰いました。
荒神谷遺跡の写真は特に良かった!
銅剣などは報道で見たことがあるものの、
どんな場所にあったのかが知りたかったので。

“百聞は一見にしかず”を垣間見た感じです。
またの旅行記を望みます。

拍手だけで十分うれしいですよ。
拍手たのみますよ(笑)。
ただ私の期待と拍手の数は裏切られることは多々ありますけど(笑)。

荒神谷遺跡は私も行けるとは思ってもいなかったのですが、コースの途中に荒神谷遺跡の看板があって、「ラッキー」と思わず寄ってきました。

現場にいってみると、ちょっと谷になっていて、小さな田んぼがほそぼそと谷が狭まる中で耕作されているという感じのところで、まったくなにかの中心になるところという感じではありませんでした。忘れられたようなのどかな場所でしたね。

聖なる場所という感じではありませんでした。

出雲の主な古墳は仏経山という神奈備山がながめられる場所にあるそうですから、この山岳信仰となにか関わりがあったのかもしれませんね。

またツーリングは行きますよ。
私のいちばんの楽しみは途中の緑の山々や山深くにある村々をながめることにあります。これらの風景を見ていると、ものすごく和みます。私の感動しているところは一枚目の写真のような風景に集約されますね。

ぜひあなたもじっさいに行って、体感なされることをおすすめしますよ。
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世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。ビジネス書、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、精神世界、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

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