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03 24
2008

人生論

幸福になるためのいくつかの条件



 雨崎良未さんのサイト「科学に佇む心と体」で幸福になる条件がいくつか提示されていたので、紹介させてもらうことにする。コピペと引用と注釈だけになってしまうが、サイトの情報は意外と多くの人に知られない可能性があるので、「紹介」の機能は大事にしたいということで許してもらおう。

 世界の幸せ比べ:幸福度の各国間比較
 幸福になる科学的方法
 階級差別とスーパーヒューマン

 まず各国の幸せ国トップ10。

 

 第一位 デンマーク
 第二位 スイス
 第三位 オーストリア
 第四位 アイスランド
 第五位 バハマ
 ……
 23位 アメリカ
 82位 中国
 90位 日本



 北欧がトップに来ていたり、バハマがきていたり、よくわからない。北欧系は各種の調査で上位にきたりするが、いまのところ福祉国家は幸福感に貢献しているということか。覇権国家のアメリカは23位、日本は悲壮な90位。アメリカのような豊かさや自由、覇権国家をめざしても国民が幸福になるとはかぎらない。

 日本は国内総生産(GDP)を最高指標にするのではなくて、ブータンのような「国民総幸福量(GNH)」を基準にするように変えないと、まだまだ落ちるだろう。

 またほかの調査ではこうなっている。

幸福度トップ5:
  ナイジェリア
  メキシコ
  ベネズエラ
  エルサルバドル
  プエルトリコ
 不幸せはロシア、アルメニア、ルーマニア



 中南米がトップにきているのだが、ラテン系の人はやっぱり幸福に感じられるのか。不幸はロシアあたりに集まっているみたいだ。

 幸福につながる10の要因

 ・幸福観を左右する遺伝子
 ・結婚
 ・仲間を大事にする
 ・多くを求めない
 ・善行を誰かに行いなさい
 ・信仰を持つ(信念でもいい)
 ・自分と誰かを比較することを止める
 ・お金をかせげる
 ・上品に老いる
 ・利口でなくてもかまわない



 まあ、基本はお金が稼げるとか結婚とか生活の基盤となるものの確保が大事なんだろう。あとは多くを求めないとか、他人との比較をやめるなどをつけたすことが必要なようである。

 幸せにまつわる3大勘違い

 勘違い その1:病気や障害は不幸なはず
 勘違い その2:子どもがいると幸せなはず
 勘違い その3:金持ちほど幸せなはず



 子供がいるとうつ病の確率が高くなるというのは意外だが、まあ家族のほうが愛憎が深くなるという話があるのだけど、家族をかんたんに否定するのはよくないだろう。金持ちは多くの人の願望であるし、よく豊かさや金は幸せにつながらないと説かれるが、貧乏も不幸なわけで、せいぜい中間をめざすのがよい、でも中流幻想となってしまうのだけど、そのあたりが賢明なのだろう。

 不幸になる秘訣

 不幸になる秘訣の1:変化の多い暮らしをさせられること
 不幸になる秘訣の2:誰かさんより、賢くあろうとすること
 不幸になる秘訣の3:信仰をしないこと



 人間はあまり変化を好まないが、変化するのは世の常だから、どこかに変化しないものをしっかりともつことが必要なようである。人との比較は不幸のエネルギー源である。信仰はいまいちウケないが、心の支えとなるものは必要なようである。

 しあわせになる2大秘訣

 その1:良い人間関係にあること
 その2:お役に立てた感があること



 これはしごくまっとうな基準であろう。人間関係が幸福をつくるし、役に立てたという気持ちは幸福感を増すものである。忘れないでいたい。

 人間を不幸にし、まちがった方向には知らせるものは、人との比較であると思う。子供のときに親からしっかりと他人との比較を洗脳され、すっかり他人との比較・競争に染め上げられた価値観で人を見てしまうようになる。この芽を削ぎ落とすことが幸福感には大事であると私は思う。

 「俗物根性」 『アメリカ人の俗物根性を仔細に大解剖』 ジョセフ・エプスタイン
p.25:俗物性の本質は、他人を「犠牲にして」自分は優れていると感じられるようにすること
p.27:スノッブには基準がひとつしかない。「他人との比較」である。そして比較は当然のことながら競争や張り合いを意味し、ほとんどつねに妬/ねた/みを抱くことになる。
p.114:一般的な定義では、自分のほうが優秀であると思い、多少「注目」されたがっている人をスノッブという。
p.206:俗物主義とは、隣人の個人的な存在を否定するか、認めたとしても自分より劣る地位しか許さないことを指すといっていい。



 こんにちの日本や西欧の消費社会というのは他人との比較・優劣でなりたっている社会といっていいと思う。それがなくなったら、ベンツも高級住宅も売れなくなってしまう。人間の比較優劣の感情を利用して経済は回っているといっても過言ではない。せめて賢明な人はその渦の流れから切り離されて、安寧な心をもているように比較を遮断したほうがいいだろう。

 幸福の基準や価値観というのは調査によってまちまちで、人によってもいっていることは千差万別で、自分にあてはまらないことも多い。これはあくまでも参照データにするのがいいのだろう。ただ、人がいっている基本条件はおさえておくのがいいとと捉えておきたい。

 
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幸福論

幸福感アンケート。結果より質問と回答の心理的態度が興味深い。当方ブログでも幸福論展開中:「私はなぜ幸福になれないのか」

闘いのなかにある幸福、闘いの外にある幸福

はじめてコメントします。(このサイトはいつも興味深い内容なので、しばしば訪問しています)
 私自身日常的に、あらゆるストレス、あらゆる「敵」の存在について頭を悩ますことが多く、毎日が「闘い」です。恐らく日常の街角でアンケーターに「あなたは幸福ですか?」と聞かれたらそうではないと答えるでしょう。…ですが…ある大きなストレス、「死んでしまおうか?」と思えるような問題を乗り越えたとき、ふと、なんだか「生き生き」している、充実感をおぼえることはあります。それをわざわざ「幸せだ」という言葉で意識することはありませんが、直感的に「幸せ」の本質に至っているような…そんな感覚があります。なんで?なんで?とフルスピードで頭が回転し、あれこれ考え、読書し、「敵(自分も含め)」と闘ううちに、自分では思いもよらない新しい認識に至ったり、学んだりすることがたくさんあります。だから(あくまで結果として)、充実感が得られ、なんとなく「幸せ」な気がするのですが、これは多くの人が経験済みではないでしょうか。
 ところで日本では戦争は終わっても、「闘い」は終わらない気がします。市場、受験、人間関係、犯罪、国際間…あらゆる競争、闘いです。いつも人は限られた空間でせめぎあい、闘っているようにみえます。ただ個人的には、そうした複雑な「戦場」に身を置くことには、肯定的です。闘ってみて、大いに鍛えられること、学ぶこと、そしてなによりそこで「生き生き」することが実感的に素晴らしい、と思えるからです。
 しかし「戦場」には、傷つき、もう回復の余地もないところまで心身ずたずたにされる可能性も残されています。私は大学生もうすぐ社会に出ますが、「勝つものの光」に伴うそうした「影」を、忘れずにはいたいと思っています。そして…多分、生きている限り、すべての人が幸福になれるのではないか、幸福への途は無数にあるのではないか…、という「絶対的な光」を私は信じたい、忘れずにいたい、と思います。ずたずたにされる前に、戦場から逃げて自分だけの「幸福」をつかむこと、それができればいいな、と思います。

檀さん、はじめまして。

私はのほほんと生きている人間なので、敵や闘いに遭遇なされている檀さんには驚きました。私はいつも敵前逃亡というか、そもそも敵や闘いだという認識も薄いのだと思います。あまり敵だと見なさないほうがよろしかろうと。。

「戦場から逃げて自分だけの「幸福」をつかむこと」は大切だと思います。人生さっさと「負ければ」自分の幸せはつかめるのだと思います。

幸福の方法に人と比較しないとか、世間の幸福ランクにひきずられない、というのがあると思いますが、基本はこれでしょう。他人とか世間とか知るか、自分が楽しくておもしろければいい、それでヘンな方向に行きそうなら他人とか世間の基準もたまに参考にして見る程度でいいんじゃないかと。

 ほかに人のためにいいことをするとか、社会のために役立つとかの行為もけっこう幸福感を増すようですね。逆説的ですが、自分に囚われすぎたら幸福になれない。人のために尽くすのが幸福の早道だというのは意外ですが、そういうものかもしれませんね。

まあ、それと私の処世訓として、「思考を捨てる」「考えるのをやめる」というテクニックは社会に出る上でかなり重要なストレス解消法だと思っています。私は思索とか読書が好きですが、だからこそ思考を捨てる効用というのも強く意識しています。考えることは悲しみや恐れを強くひきずる効果ももちます。だからなおさら思考を捨てる訓練も必要だと、思考に重きをおかないことも、なによりもまして重要なことだと思っています。
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