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04 08
2007

書評 哲学・現代思想

『啓蒙の弁証法』 ホルクハイマー、アドルノ


啓蒙の弁証法―哲学的断想 啓蒙の弁証法―哲学的断想
ホルクハイマー、アドルノ 他 (2007/01)
岩波書店
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 もう十五年ほど前になるか、現代思想に興味をもっていたときにフロムやホルクハイマー、アドルノなどの社会心理学系の思想家にひじょうに興味をもっていた。

 フロムの『自由からの逃走』や『人間における自由』に大きな影響をうけ、オルテガやリースマンなどの大衆社会論を貪るように読んでいた。そんなときにホルクハイマーやアドルノ、ハーバーマスなどのフランクフルト学派にはとうぜん興味をもった。とりわけ資本主義批判や文化産業批判などを読みたいと思った。

 『啓蒙の弁証法』は書店で見つけては読めるかなと検討してみたのだが、読まずじまいだった。その本がさいきん岩波文庫に入ることになった。47年に出版された本が古典の名著ばかり出す岩波文庫に収録されたことはこの本がもう古典と見なされたことなのだろうか。

 まあ、難解である。文章が読みづらい。あまり意味の通りが理解できる文章ではなかったし、いま私はほかの興味にかかりきりになっているので、なおさら深い理解はできなかった。

 現代的な社会を分析した論考として「文化産業――大衆欺瞞としての啓蒙」にとりわけ興味をもっていたのだが、あまり心に響くものがなかったといっていいだろう。まあ、いまの私にとっては読みとばす本でしかなかった。

自由からの逃走 新版Escape from Freedom大衆の反逆gunshu.gif


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世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。ビジネス書、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、精神世界、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

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