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03 05
2006

おすすめ本特選集

『フロイト先生のウソ』 ロルフ デーゲン


フロイト先生のウソ
ロルフ デーゲン Rolf Degen 赤根 洋子

フロイト先生のウソ

 これまで心理学によって与えられた常識を見事に覆してくれる好著である。学問というのはどこか必ず根底から覆し、批判する知識が必要だと思う。信仰になったらおしまいだ。

 とくに心理療法は現代のペテンだといったところや、つらい記憶は抑圧されなく、とうとつに思い出される、精神の健康は不安やネガティヴな感情から逃げることによって維持される、フロイトの近親相姦説は生物学の常識からいって考えられない、などの統計データから導かれた説がよかった。

 もう私もフロイトの説より、自己啓発や禅仏教などに学ぶほうが精神の健康にはよほどよいと思っていたから、この本はとても勇気づけられた。(瞑想は昼寝程度の平静しかもたらされないといわれているが)

 本の帯には「フロイトはマルクスよりも多大な損害を人類に与えた」と書かれているが、あながち大ボラとはいえないかもしれないな。つづく心理学も業界の利益のためにみんなを病者にすることによって人々の恐怖を煽り、マーケットを広げているし。心理学はクスリと劇薬だな。

心理学化する社会―なぜ、トラウマと癒しが求められるのか 「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た 紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 「心の専門家」はいらない 性という「饗宴」―対話篇
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