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02 07
2019

映画評

映画情報足りてます?――『恐怖と愛の映画102』 中野京子

恐怖と愛の映画102 (文春文庫)
中野 京子
文藝春秋



 驚くほど映画の情報が入ってこない。みなさんはTUTAYAなどのレンタル・チェーンで新作チェックができるのかもしれないが、私はレンタルショップを使わないし、一般雑誌もほぼ見ないし、TVもヒット作以外は流さなくなったのだろうか。

 私は二十代のころ、哲学とか社会学の本を読みたいがために映画鑑賞を控えてきたという事情もある。驚くほど名作を知らなかったり、動画配信で見る機会があったとしても選別の利き目をほぼもってない。

 ストーリーになっている映画やドラマのMVがえらく気に入って、それを探しているうちに痛感させられたのだが、そういうときはこういう本に名作としてまとめられたアーカイブが役にたつ。選別された映画の情報というのは、新作の情報の波にもまれて、どの映画を見たらいいかわからなくなったときの基準にも役にたつ。

 この本は3ページほどに一作を紹介した短いエッセイだが、要点や魅力をしっかりとつかまえていて、見たくなる映画の紹介としては優れていると思う。

 テーマごとにあつめられていて、「母について」「恋とは生きること」「別れることができるなら」「戦争の真実」「家をめぐる物語」などの項目であつめられている。あまりまとめたテーマ項目はひっかかりはないが。

 私はこの中で25作品くらいは見たのかな。名作といわれるもので見ていないものがあれば、もったいないと思う。

 後世にも語りつがれる映画を見ていないとしたら残念であるから、こういう本にまとめられて、選別された映画を参考にしてみるのもいいことでしょうね。

 なおこの文庫本は2009年に出ています。

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