FC2ブログ

HOME   >>  書評 哲学・現代思想  >>  入門書不向き――『現代イタリアの思想をよむ』 上村 忠男
12 12
2018

書評 哲学・現代思想

入門書不向き――『現代イタリアの思想をよむ』 上村 忠男



 ネグリやアガンベンが注目されているから、入門書のつもりで読んだが、そういう扱いには適さない本格的な本だった。

 とりあげられている思想家は、クローチェ、モスカ、マッツイーニ、デ・マルティーノ、ギンズブルグ、ボッビオ、アガンベン、ネグリ、グラムシといった人たち。どちらかというと、名前さえ聞いたこともない思想家も多いので、歯が立たなかった。

 思想とか哲学といえば、フランスやドイツが中心で、イタリアの思想なんてこれまでほとんど聞いたことがなかった。本書ではイタリア移民の話が出てくるが、映画でイタリアン・マフィアのことをちょっと思い出せる程度だ。

 440ページにおよぶ大著であるから、やはりほかの新書の入門書をあたるべきだった。読んでいるうちに興味ある思想に出会えるかなという期待も込めたのだが、残念ながらそういう興味の穂先もつかめなかった。

 ネグリとかアガンベンのイタリア思想はなぜいま注目されるようになったんだろうね。


イタリア現代思想への招待 (講談社選書メチエ)裸性 (イタリア現代思想)NO FUTURE―イタリア・アウトノミア運動史光はトリノより―イタリア現代精神史知識人と権力――歴史的‐地政学的考察 (みすずライブラリー)


関連記事
Comment
Trackback
title>
Trackback URL
Comment form









管理者にだけ表示を許可する






プロフィール

うえしん

Author:うえしん
世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。神秘思想、仏教、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

Kindle本、2冊発売中です。

google adsense
全ての記事を表示する
ブックガイド特集
月別アーカイヴ
FC2カウンター

Page Top