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08 05
2018

神秘思想探究

イスラム神秘主義者の伝承物語――『スーフィーの物語』 イドリース・シャー

4892032719スーフィーの物語
―ダルヴィーシュの伝承 (mind books)

イドリース・シャー Idries Shah
平河出版社 1996-07

by G-Tools


 スーフィーとはイスラム教の神秘主義者のことである。副題のダルヴィーシュは托鉢僧みたいな意味合いである。

 物語はわかりやすい半面、解釈や象徴を読み解くのがむずかしいこともあって、物語読解が得意でないわたしは、ふかくその解釈を読み解けたわけではない。

 「盲人と象」はほかで読んだこともあるが、盲人が象の各部分の特徴をのべても、全体の像をとらえられるわけではないということがいわれている。あまり特に印象に残ったという物語はないかな。82篇の物語がおさめられている。

 イスラム思想はこんにちたくさん本が出ているわけではない。井筒俊彦のような世界的紹介者がいないからだろうか。ルーミーの本すら読んでみたいと思っても、なかなか手に入れがたい。もっともわたしは『コーラン』すら読んでいないが。

 グルジェフはイスラム思想にも学んだことになっているので、かれの思想にふくまれていることになる。イスラム思想は、仏教やインド哲学をこえる思想をもたらしてくれるのだろうか。イスラムが世界を支配したこともあるし、ヨーロッパはその派生すらいわれるのだから、知識の貢献は大きいと思うのだが。

 なお著者のイドリース・シャーの『スーフィー』という本は、ラジニーシは高く評価していたが、わたしには客観的すぎて得るものは少ないように感じられた。


イスラムの神秘主義―スーフィズム入門 (平凡社ライブラリー)ルーミー 愛の詩スーフィー―西欧と極東にかくされたイスラームの神秘イスラーム思想史 (中公文庫BIBLIO)スーフィズム イスラムの心


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うえしん

Author:うえしん
世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。神秘思想、仏教、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

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