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08 22
2005

書評 小説

『見えない都市』 イタロ カルヴィーノ


4309462294見えない都市
イタロ カルヴィーノ Italo Calvino 米川 良夫
河出書房新社 2003-07

by G-Tools

 イタロ・カルヴィーノは『まっぷたつの子爵』『不在の騎士』を読んだことがある。コミカルな寓話が楽しかった。

 大人向けの寓話ってけっこう楽しめると思う。いっときの童心に帰る楽しみを想い出させてくれるし、すぐにテーマがわかる内容ならなおさらいい。難解で意味もわからない寓話は願い下げだけど。カルヴィーノは安部公房のような寓話に近いと思う。あと村上春樹ももちろんそうである。ほんわかとした寓話の味わいが安らかである。

 ひさしぶりに小説の本棚を見てみたら、カルヴィーノの文庫が何冊も出ている。この本はマルコ・ポーロがチンギス・カンにいろいろな都市の話をするという内容である。「都市と記号」「都市と欲望」「都市と眼差」といったタイトルは現代思想的である。

 はっきりいって、私のイメージ力の貧困さからほとんど都市のイメージがわいてこなかった。なんでこんな話をするのかも、なんのためにこのような話をするのかもちっともわからなかった。都市論や文明論に見えるけど、物語る行為を問うているのかもと解説に書かれてあった。まず私には読解できない本であった。


まっぷたつの子爵不在の騎士柔かい月

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