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08 28
2017

幻想現実論再読

ほぼ感銘なし――『空の思想史』 立川 武蔵

4061596004空の思想史
原始仏教から日本近代へ (講談社学術文庫)

立川 武蔵
講談社 2003-06-11

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 ほとんど感銘をうける文章がなかったばかりか、理解できていたかすらおぼつかない読後感しか残らなかったのだが、どうしてここまで自分にとってピンとこない本となったのだろう。

 思想史となれば外側から見る概括史になりがちだし、事実や対象を語るのではなくて、ほかの学派や宗派の相違や区別を語るために論理学や論証にちかづく。

 論理学や論証はわたくしのたいへん苦手とするところだが、ナーガルジュナの『中論』なんてものは論理学の書物で手痛い目に会ったのだが、仏教の中核には論理学があって、論理学はなにをいっているかほぼつかめない。言葉をハナから否定する禅が勃興したゆえんかもしれない。でも言葉を否定ばかりしても、なにもつかめない。

 悟っているとされる仏教者においても、学派や宗派によって考え方がぜんぜん違ったりするのだから、悟りといわれる一般的な真理なんて存在するのだろうかという気になる。

 この本ではヒンドゥー哲学から原始仏教、チベット仏教、中国仏教、日本仏教における空が、総括的に語られている。

 そして、なにも得ることがなかった空であった。備忘録としてだけ残しておく。


空と無我 仏教の言語観 (講談社現代新書)空と中観 (シリーズ大乗仏教)空の論理「中観」―仏教の思想〈3〉 (角川文庫―角川文庫ソフィア)縁起と空―如来蔵思想批判無の探求「中国禅」―仏教の思想〈7〉 (角川文庫―角川文庫ソフィア)



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