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04 05
2016

セラピー・自己啓発

空想に情熱と命を賭けられるのが人間、わたしたちの人生・日常も

 マンガやアニメに情熱や命を賭けるほど熱中する人が多くなった。人生のなにより大切で、優先順位におかれるのが、マンガやアニメという人もたくさんいる。

 アニメの登場人物に恋して、物語や物語の情景を愛してとどまることを欲して、物語のゆくえをだれよりも気にかけている。

 でも一歩引いて、冷静にながめてみると、アニメやマンガというのは、この世のどこにも存在しない空想である。

 この世界のどこにも実在や、実体として存在しない空想が、アニメやマンガ。

 映画にしても、ドラマ、小説にしても同じである。

 この世界のどこにも存在しない、実在しない空想である。

 だけど、リアルの世界よりだれよりも愛し、重要になり、人生の情熱や命を賭ける大切なものになっている。それはどこにも存在しない空想なのにである。

 だからといってアニメやマンガに価値がない、意味がないというわけではない。

 人間は現実に存在しない空想を、現実のように恋したり、愛したり、人生のなにより大切な、情熱の賭けるものになりうるといいたいのである。

 その空想にこそ、人生の多くを賭けるのが人間であるといいたいのである。


人間の認識自体が空想


 この認識でいちばん大事なのは、わたしたちがあんなに情熱を賭けているマンガやアニメがじつは現実には存在しない空想、空っぽ、この世のどこにもないというギャップ、断絶である。

 情熱や命を賭けているものが、空っぽ。どこにも存在しないこと。

 じつは、われわれ人間の認識自体がこういう空っぽのものを実在のものと勘違いする世界のなかで生きている。

 われわれの認識自体が、空想なのである。空っぽなのである。

 この世界はこういうもので、こういう事件があった、わたしはこういう人物でこういうことがあった、あいつがこういうことをしてムカついた、あいつがわたしを侮辱したから仕返しをしてやろう、といった日常で思い、考えつくすべてのことは、空想である。

 そんなものはどこにも存在しない。頭の中の空想や思考として存在するだけである。どこにも実在しない。

 アニメやマンガが空っぽ、どこにも存在しないという実感を思い出してほしい。われわれの日常の思い、考えというのも、この断絶と同じように、この世にまったく存在しないものなのである。

 空っぽ。どこにも存在しない。どこにも実在しない空想。

 それが人間の認識、わたしたちのふつうの捉え方、心というものなのである。


悲嘆や苦悩も空想だということ


 この認識は、落ち込んだり、なにか感情的なトラブルや、鬱な気持ちからなかなか抜け出せないというときに思い出してほしい知恵になる。

 あなたが思い悩んだり、感情的に落ち込んでいるときの世界や思考というのは、この世にまったく存在しない、実在しない空想であるということを。

 すべて空っぽである。この世のどこにも存在しない。あなたが頭の中でつくりだした空想にすぎないのである。

 そんなものは空想として捨てることができる。相手にしないことができる。どこにも存在しない絵空事して、スルーすることができる。

 マンガやアニメの空想の情熱を賭け、実在のように愛し、熱中するからこそ、それが空っぽであり、実在しない絵空事であるとわかる断絶やギャップがあるからこそ、その認識は役に立つ。

 空想に実在を賭けたからこそ、実在の不在がきわだつ。熱中したものはどこにもなかった、それを知ることによって、われわれは空想の世界であることを思いっきり実感できることができる。

 空想の実が熟したからこそ、実はその重さでぽっとりと落ちるのである。


悩みなんてどこにもありません

 
 これが仏教や禅、キリスト教の神秘思想でいわれた悟りというものである。

 私たちが認識しているこの世界は、どこにも実在しないのである。

 あなたがあんなに大事にしていたものごと、ことがらは、どこにも存在しないのである。空っぽである。実在しないのである。

 人間の認識はそういうものとしか認識できないということを知ることが、宗教でいう悟りのことなのである。

 わたしたちに必要なのは自分を責め立てる思考に出会ったり、自分を追いつめる感情に出会ったときに、この知恵、認識を思い出すことである。

 そんなものはどこにも存在しない空想である。絵空事である。この世のどこにも実在しない。

 あなたを悩ましていたものは、この地球上のどこにもありません。手放していいのですよ。というより、そもそもはじめから存在しません。



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