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02 02
2016

販売・アフィリ

田舎町の商店主になれ――『ザ・サンキュー・マーケティング』 ゲイリー・ヴェイナチャック

4408109207ザ・サンキュー・マーケティング
ゲイリー・ヴェイナチャック
実業之日本社 2012-01-31

by G-Tools


 冒頭のつかみはOKだったんだけどね。

 ソーシャル・メディアによってこの世界は小さな田舎町になった、店や企業はむかしの商店主のようにならなければならないというメッセージは、ネット以前に読んだアルヴィン・トフラーやマーシャル・マクルーハンなどの興奮を思い出させた。

 そうだな、ソーシャルメディアは人々のつながりをむかしの田舎町のように変えてしまったのだな。だれも知らない、なにも店員に声をかけられないスーパーやショッピングモールの関係に慣れてしまったが、ソーシャルメディアはふたたびむかしに戻すのだなと感慨深くなった。

 だけど内容のほうはいまいち変わらなければならないこと、具体的な姿をすこしつかみにくかった。

 マスコミのように上から押しつけたり、一方的な誘導だけではもう見向きもされないというのは、なんとなくわかる。企業は消費者のように、ふつうの個人のような顔をもち、友人のような関係をもたなければならないというのも、わかる。もうマスコミ時代のような上から教えてやる式の広告は用をなさない。

 だけど、いまいち内容がぼんやりしている。だいいち、サンキューマーケティングという名称自体よくわからないものだ。

 まあ、小さな田舎町の商店主のような世界に戻ってゆかなければならないという基本だけおさえた。

 組織や公式の陰に隠れた名のなきサラリーマンではなく、嗜好や趣味をもった個人として情報や感情を発信してゆくというお達しもほかに聞くこともある。個人の顔がソーシャルメディアで求められてゆくのだろうね。

 この本は2002年に出されてもう4年たった。ソーシャルメディアの使い方、意味もだいぶ変わってきた頃合いなんでしょうね。わたしは企業や商品を売る店とかのフォローをほとんどしないので変化がどうなっているかさっぱり知らないが、企業はもっとソーシャル的にくだけてゆかなければならないのだろうね。


 なお、著者は親父の酒屋の事業をソーシャルメディアによって拡大した事業家である。

 ワインを語るワイン専門家としてTVサイトも立ち上げている。

 「ワインライブラリーcom


~Twitter、Ustream.TV、Facebookなど、ソーシャルメディアで世界一成功した男~ゲイリーの稼ぎ方(ソーシャルメディア時代の生き方・考え方)顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたかソーシャルシフト―これからの企業にとって一番大切なこと売上を2倍にする!  ソーシャルメディア 成功の方程式ソーシャルメディアを武器にするための10カ条 (マイナビ新書)


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