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01 17
2016

販売・アフィリ

美魔女ブームの仕掛け方――『欲望のマーケティング』 山本 由樹

4799312316欲望のマーケティング (ディスカヴァー携書)
山本 由樹
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2012-10-13

by G-Tools


 美魔女をしかけた元雑誌編集長が社会現象をまきおこす方法を語った本である。

 こういう方法はひじょうに感覚的・経験的なものであって、芸能人のヒット理由のように明確化しにくいもので、どれだけビジネスの一般教書として役に立つかという疑問はもちろんあると思う。ひとつの経験談として読むべきものなんでしょうね。

 40代向けの『STORY』の編集長を務めている中で、妻たちが夫から異性として見られず、セックレス7割という数字から、美魔女コンテストをしかけるまでの経緯が語られる本である。

 美魔女はイタいという賛否両論をひきおこしたが、無難な表現はなにもいっていないと同じ、どうでもいい存在は評価の場にさえ上がってこないといわれている。まるでブログ記事の炎上をいっているようで、賛否両論を巻き起こすもののほうが、いまは話題や議論の俎上に乗りやすいのでしょうね。

 この本の目標は広告でお金をつかわず、社会現象にもってゆく方法を探ることである。

 ターゲットを絞りこむことがのべられるが、だれにでも売ろうとすると、個性の喪失という危険と隣り合わせだと指摘される。そこで不満をもっていながら、「言語化されない欲望」を探り出すことが重要だと告げられる。

 認知は欲望と一体といってもいいという認識は銘記しておきたい。人は記号化された情報に欲望する。情報こそは欲望なのである。

 「言えない欲望」や「語られない欲望」に社会現象をおこす大きなマーケットが隠れていると著者はいう。

 どれだけほかの人が参考になる本かわからないが、美魔女ブームをしかけた仕掛けの発想法や経験談として聞くべき本なのでしょうね。


ブームをつくる 人がみずから動く仕組み (集英社新書)テレビが飛びつくPR―予算9万円で国民的ブームを起こす方法どんな人でも買わずにはいられなくなる「欲望直撃」のしかけソーシャルインフルエンス 戦略PR×ソーシャルメディアの設計図 (アスキー新書)ブームはどう始まりどう終わるのか (岩波アクティブ新書)


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