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01 14
2016

販売・アフィリ

意外におもしろかった――『新しい成功のかたち 楽天物語』 上阪 徹 楽天市場監修

4062152738新しい成功のかたち 楽天物語
上阪 徹 楽天市場
講談社 2009-03-31

by G-Tools


 意外におもしろかった。楽天ネットショップを軽い気持ちでのぞいてみる感じで読んでみたが、雇われ人ではない自分で切り開いてゆく9人の人生経緯がおもしろかった。

 個人ヒストリーや個人感情につっこみすぎている嫌いもあるけど、ビジネスだけに徹すればそこはおもしろみもなくなったかも。

 2009年の本でだいぶ古い話になるのだろうね。その分、楽天ショップはいまどうなっているだろうかとホームページはのぞいてみる価値はあったが。

 楽天ショップを開くようになった経緯を中心にごろんと9人の経緯が載せられているだけど、それはどうなのという第三者からの批評や評価がなかったので、そこらへんの目がほしかったと思うところだ。

 だいたいの楽天ショップはリアル店舗やリアル事業から入ってきた人が多くて、ネットショップからゼロからはじめた人をとりあげてはいない。

 鶏肉の専門店水郷のとりやさんは50歳からネットショップをはじめた事例としておもしろい。いいものを安いだけではダメなんだと気づく経緯や、ネットショップによって個人的なつながりをもって、商売でこんなことがありえるのかという感嘆が、ネットの性質をつたえていて、おもしろい。

 ホンコンマダムの店長は海外旅行の経験やフリーマーケットの経験から、ネパールからの輸入のネットショップをはじめた。

 ジュエリー工房のベーネベーネは、問屋に卸さない直販のメーカーをはじめた例である。ネットの衝撃は中抜きをできるメーカー直販の販売なのだが、問屋や小売りの配慮からできなかったり、メーカー一社だけなら商品数が少なくなり、けっきょくほかから商品を集めた小売りのほうが機会が大きくなったりする。メーカー直販はどうなるのだろうか。

 キッチン雑貨販売の自由が丘WINGは中古自動車販売にかかわっていた二人が、輸入家電からレシピを中心にしたキッチン雑貨販売を手掛けてゆくことになる。キッチン用品を売るのではなく、レシピというコンテンツを売ることによりその必要な道具が買われるという仕組みは強いだろう。

 もっとネットショップを立ち上げた人の類書を見てみたいと思ったのだが、そうないだろうな。個人が人生や商売を切り開いてゆく経緯には興味がある。 

 Amazonでは1円と配送料、ブックオフでは200円で手に入ると思いますので、興味ある方はお気軽に手を出せる値段ですね。


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