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2015

おすすめ本特選集

2015年、おすすめできる5冊の本

 2015年、ことしも終わりですね。

 ことし読んだ中から、5冊のおすすめできる本を紹介します。

 思想・学術関連はあまり読んでいませんので見栄えの良い本はありませんが、まあ、わたし的にはよかった本をならべておきます。

 2015年、ことしは人生の終わりを覚悟するような出来事がありました。もう半年前になりますのでその深刻さはすっかり忘れたのですが、軽いパニック障害になって、メンタルクリニックに通っていました。治してくれたのは医者ではなく、ネットで見つけた経験者の治すための言葉でした。

 半年は昼からの短時間バイトをしていました。昼からの仕事がどんなに朝のゆっくりした時間をもたらしてくれるか。朝、仕事のためにたたき起こされる毎日のせわしなさ、心を亡くすことの日々を思い知らされました。

 朝の時間に短時間バイトの埋め合わせに、アフィリサイトをたちあげました。ほとんど売れませんので、アフィリ本ではなくて、販売本で売ることの学習をしていました。ブログだって、この社会に生きることだって、販売することに学ぶことがたくさんあることに気づかされた日々でした。

 ことしは失業保険の三か月分と、短時間バイトの70万ほどだけでなんとか生きてこれました。

 来年はよい年になるように祈りたいですね。

 おすすめできる5冊は販売関係の本が多くなりますが、販売関係についていない人だって、ネットや社会ではなにかを売っているような生き方をしていることは自覚したほうがよいと思いますね。ブログやツイッターで読者やフォロワーが増えないということは、店で売り上げが上がらない不安とまったく同じです。



ザ・シークレット (角川書店単行本)
KADOKAWA / 角川書店 (2015-11-10)
ロンダ・バーン


 読んで損はない本です。アマゾンではいまだにロングセラーですね。願えば叶うを引き寄せの法則といいかえたにすぎませんが、この意味は、いまの気分を明るい楽しい気分にすることの重要性です。たとえ叶わなくても、いまの気持ちをよいものに保つこと。だって気分を感じるのは、「いま」しかありませんから。



ファッションの文化社会学
ジョアン フィンケルシュタイン
せりか書房



 いまはファッションについて問われた本が少ないですね。ヴェブレンやジンメルなどの社会学の概括がわかって、納得する本です。ファッションって個性的でありたい願望と、みんなといっしょでありたい願望のせめぎあいといえますね。わたしたちはファッションによって社会での価値あるお金のようにふるまおうとしているのではないでしょうか。



失われた「売り上げ」を探せ!―商売繁盛の大冒険
小阪 裕司
フォレスト出版
売り上げランキング: 76,302


 あなたはモノを買っているとき、なにを買っているかわかっているでしょうか。著者はモノや商品を買っているのではない、人生の充実や生きている価値を買っているのだといいます。モノを買っているという誤った思い込みのヴェールをはがしてくれる本ですね。そこから店員は人生の楽しみを教えるマスター、エヴァンゲリスト(伝道師)なのだと説きます。「商品を買いたい人はこの世にいない」のです。ドラッカーもこのような概念の読み替えをよくいっていました。



急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則(ソフトバンク文庫)
マルコム・グラッドウェル
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 2,958


 販売だけの本と思うのは大きな間違いです。人が情報やクチコミをつたえる見えない伝達のありようを暴こうとした本です。ふつうマスコミの影響は目に見えますが、クチコミの大きさは見えませんね。その伝達のありようを、犯罪率や伝染病、「セサミストリート」などの深堀りによって読み解いてゆきます。各項目が濃密なので脳の情報処理が追いつかないと思える舌を巻く本ですね。鳥の目が必要なのに、すっかり森の中で虫の目だけになってしまうような濃い本です。



私に売れないモノはない! (Forest 2545 Shinsyo)
ジョー・ジラード
フォレスト出版
売り上げランキング: 18,291


 販売やセールスの本ではもう古典といってよい本ではないでしょうか。このジラードという人はひとりの客のうしろには250人のクチコミの伝達力があると悟りました。つまりいちど押し売りやだますような売り方をすると、250人の客をうしなってしまうということです。ぎゃくによい満足する買い物をすると、250人の客をつれてくる可能性があるということです。クチコミの伝達力を知った売り方でギネスに載るほどの売り上げを上げ、またこんにちのアフィリのような知人の紹介に報酬をあたえる方法を編み出していますね。知人のネットワークにこのジラードは商売をしていたわけですね。



 以上で5冊の紹介ですが、2014年は日本の右傾化に懸念を感じて、戦前の右翼思想の流れというものをつかもうと読書をつづけていました。2015年もその流れの把握は有効だと思います。こちらのほうも参考にしてみてください。

 2014年、ことしのベスト本6冊 「未来の黙示録」

昭和維新試論 (講談社学術文庫)橋川文三セレクション (岩波現代文庫)昭和の精神史 (中公クラシックス)日本精神史への序論太平洋戦争と新聞 (講談社学術文庫)


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