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12 10
2015

販売・アフィリ

買物自身の満足――『買物欲マーケティング』 博報堂買物研究所

4478002266買物欲マーケティング
―「売る」を「買う」から考える

博報堂買物研究所
ダイヤモンド社 2007-10-19

by G-Tools


 たしかにあるでしょうね、買物欲。

 それと対比していわれるのが「モノ欲」であって、機能や用途で必要とされるモノで、安く素早く買えることが重要になる。日用品とか、テレビとか洗濯機みたいなものを買うことである。

 合理的で効率的な買い物がされればよく、コンビニやスーパーはそのかたちに沿ったもの。どこで買っても同じだから、安さ勝負しかなくなる。

 それに対しての買物欲は買物欲自体を満足させることが目的なので、これからはこの満足をめざすべきといわれている。

 具体例としてはフリーマーケットやスターバックス、ヴィレッジヴァンガード、ドン・キホーテなどがあげられている。

 買物は買物自体にそれ自身の満足があるばあいがある。


「買物が「自分らしさを知る」という自己確認行為だとすれば、買物欲は「潜在的に持っている自分らしさを知りたい」「まだ見ぬ自分らしさに出会いたい」という欲求である。

実は私たちの、買物したいという欲求は、「より素晴らしい可能性を秘めた自分らしさに気づき、出会いたい」という欲求なのである」

「よい買物をした」と思えるときは、買物を通して新しい自分、大切な自分、愛せる自分と出会えたときなのである。だから充実感に溢れ、気持ちが前向きになり、意欲が生まれるのである」



 もうほしいモノがないし、買う前に商品を知り尽くしてしまうし、フリマやネットオークションで売る側になったことが、買物欲の台頭をもたらしたといわれる。

 買物欲を満足させる視点は、鮮度、驚愕、行動連鎖、異世界感、体感・直感、参画性、などがあげられている。

 安値競争で不毛な消耗戦を強いられるより、こういった買物欲を満足させることがこれからの小売りやメーカーに求められてゆくということである。

 買物はただ安くて素早く買えれば、それでいいものだろうか。買物のプロセスを楽しんだり、買物で得られるコミュニケーション、探す楽しみ、選ぶ楽しみ、自分のほしいものを見つける意外性や自分らしさ、そういったものを探しているのではないでしょうか。

 買物をただ素早く、安く手に入れるだけのものと思っていると、低価格競争に消耗し、消費者に見向きもされなくなるのでしょうね。


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