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12 04
2015

販売・アフィリ

個人ブログのようになれ?――『安売りするな! 「価値」を売れ!』 藤村正宏

440810910X安売りするな! 「価値」を売れ!
藤村 正宏
実業之日本社 2011-12-08

by G-Tools


 「モノを売るのではない、価値を売っているのだ」というとらえ方はひじょうに大事だと思う。モノを売っていると思うとスペックとか価格でしか勝負ができなくなり、差別化を図れないそれは消耗戦におちいる。

 価値を売るということから、この本は「個」を出せ、お客さんとの個人的な関係をつくれというのだけど、それをやりだしたら個人的なつきあいとなにが変わらなくなるのかと思う。企業や店はこれまでどうして個人や顔を出してこなかったのかも疑問に思う。

 このお店の販促本を読んでいて、ブログとおなじことに思えて仕方がなかった。店の中の人が顔を出し、個人的な情報や役に立つ情報を発信し、好きなことや趣味を発信しろという提言はまるでブログとおなじである。

 店や企業の人が顔を出して発信するようになると、クレームが減ったということである。店や企業は個人の顔を出してこなかったから、対人格的な相手というイメージがないから、クレームも激しくなったといえるかもしれない。

 店は個人ブログのようになれといっているように思える。

 数ある店や商品のなかで、あなたの店や商品が買われる理由はなんだろうか、なぜこの店で選び価値があるのか、そう考えてたどりつくのが、個性や個人の顔を出すという、まるで友だちのような関係である。

 オフィシャルで顔のない関係であった企業対お客さんの関係を、個人的な友だちのような関係につくりだしてゆくこと。それで選ばれる理由や価値が生み出されるというのである。

 この本では手書きのニューズレターのような個人的な味を出したベタな方法がおおくとられているのだが、それが個を出す、顔を出すということなのである。

 好きを発信する個人ブログがアフィリエイトするようなものになれというのだろうか、と思えてならない方法を提唱しているわけである。

 また、この本はブログをどう売り込むか、読ませるかの方法論としても読める。お店の販促法か、ブログのアクセスアップの方法か、ときにわからないほど混乱してくる。

 ブログと読者の距離も、お店とお客さんの距離感に近いからかもしれない。ブログもお店も、不特定多数の人に情報を発信して、この店、このブログを選んでもらう。ブログとお店は、読者もお客も同じ距離にあるのかもしれない。

 そういう意味でお店もブログも同じような方法を模索するということになるのだろう。

 なお、著者の藤村正宏氏ははてなブックマークのエントリでもたしか読んだことのある人気ブロガーでもあるといえるね。



■藤村正宏氏のはてなブックマークエントリの検索結果。ぜんぶが氏の記事ではありませんので注意。


やっぱり! 「モノ」を売るな! 「体験」を売れ!「高く」売れ! 「長く」売れ! 「共感」で売れ!コトPOPを書いたら あっ、売れちゃった!小さな会社のWeb担当者のためのコンテンツマーケティングの常識買わせる文章が「誰でも」「思い通り」に書ける101の法則 (アスカビジネス)

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