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2015

販売・アフィリ

買い物と売り手の雑学心理本――『なぜ人は「売れ筋商品」を買ってしまうのか』 おもしろ心理学会

4413111311なぜ人は「売れ筋商品」を買ってしまうのか
おもしろ心理学会
青春出版社 2015-01-31

by G-Tools


 消費者としていろいろ疑問をもっていたり、なぜこういう行動をするのかと思うような謎は、このような心理学的雑学の本を読むといろいろ学べるでしょうね。売り手としても、知っておきたいテクニックがあるのももちろん。

 たとえば、人はなぜ売れ筋商品を買うのかという疑問は、「みんなが買っている=いいモノ」に違いないという考え方と、少数派は不安だから、多数派に属していたいという安心を求めるためだといわれている。多数は絶対でもないし、少数しか理解できないものもあると知っておくべき部分もあるけどね。

 こういう消費行動の謎や仕掛けを多くのトピックで集めたのが本書。売り手でも買い手でも参考になる基礎知識。あなたはこれを消費者として読むか、買い手として読むかで、また違ったものになるのでしょうね。

 家電製品の使いもしない他装備の新機能には食傷気味なのだが、ここでは開発コストはそうかからず、固定費なので、売れ残るより新機能でアピールするほうがいいという販促材料の色が濃いといわれている。

 販売のテストがおこなわれる県には静岡と広島が選ばれることが多いのはなぜなのか。静岡は東海道の宿場町としてあたらしいものをとり入れる下地があり、広島は海外移住者が1、2位をあらそうほど多く、新しいものに抵抗ないからだという。東京とか大阪ではない意外さ。

 大きな買い物をすると人の金銭感覚は変わる。3000万円のマイホームを買うと、10万円のテーブルでも安く感じる。先に買ったものが基準になるからだ。通販サイトのついで買いも、高い買い物をすれば緊張が解ける。ほっとした瞬間におすすめを見てしまうと、気が大きくなっているのでついで買いをしてしまうということだ。

 コンコルドの誤謬は莫大な資金をかけるものは損失を出しても撤退が遅れるような現象をいう。ギャンブルとか投資も、つい資金を多く投入するとなかなか元をとるまで撤退できない心理とおなじだね。わたしは高いお金をかけて買ったコンポが故障してもなかなか安いラジカセに乗り換えられなかった経験から理解した。ホームページからブログへの移行も、それまでのホームページの蓄積が多かったから、なかなか乗り換えられなった。

 品ぞろえがいい店より、品数を絞った店のほうが売れる。多い店は立ち寄ることが多くなるが、迷うので購入には結びつくにくい。選択肢が少ないほうが購入しやすい。これはコンビニでわかることだけど。

まあ、こういう買い物や販売にかかわる心理知識のトピックがたくさんつまったおもしろい本である。みなさんは知っている知識が多くてあらためて読む必要もないと思うかもしれないが、いがいと知らない、気づいていない知識があるかもしれませんね。

 消費者としても、売り手としても役立つ基本的な雑学本。


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