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08 05
2015

読書

本をどんどん捨てられる

 紙のゴミ出しの日に毎週、本を二、三十冊ずつ捨てています。これで四週ほどになります。

 本をどんどん捨てられる気がします。


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▲捨てた本の記憶用にデジカメで写真を撮っておきます。


 本を捨てるふんぎりがついたのは、失業生活が長引き、貯金が底をつき、実家に帰らざるを得なくなったときに、膨大な本の処分や手間がそうとうかかるだろうとリアルに想像できたからです。まとめて処分するなら、お金もかなりかかると思われました。

 失業生活のストレスからか軽いパニック障害になってしまい、もう働けないという悲観的な想像がリアルに迫ってきました。そういう中で大量の処分や移動に困る本は、あまりにも足手まといです。


 もう十年や二十年は捨てないでとっておいた本が大量にあります。

 赤線を多く引き、ほこりやたばこの色で変色し、汚くなった本はもう古本でも売ることができません。整理するには、捨てるしかないのです。

 人生の危機や終りを意識したとき、本を捨てるふんぎりがつきました。


 捨てられる本の基準はだいたい次のようなものに決めてみました。

 ・ クズ本
 ・ 読み返さないだろう本
 ・ 参考にすることはないだろう本

 クズ本と思われる本はまったく抵抗がありませんが、後者の二点はけっこう捨てる気持ちをふみとどめます。「いつか、するだろう」という思いが、ずっと本を捨てられなかった根拠の強いものです。

 でも「いつか、するだろう」はほとんど実現されることはありません。ほとんど読み返しもしないし、参考にすることもありませんでした。

 この二点があるから、本を捨てるのをためらってしまっています。だけど、そういう日はついに来なかったではないですか。


 順調に捨てられてきたのですが、やっぱり「いつか、するだろう」は捨てる気持ちを押しとどめますね。本を捨てて、すっきりする快楽も味わいたいのですが、押しとどめる気持ちも働きます。

 ぜんぶ捨ててすっきりしたい。せいせいしたい。

 もういっそ、古い本から順に捨てていこうか。


 ぎゃくに残しておく本の基準は。

 ・ 読み返すだろう本
 ・ 参考になるだろう本
 ・ 思い出の本
 ・ 好きで充足感を覚えた本

 感動したり、感銘したりした本はもちろん捨てられません。でもそういう本ですら、ページをめくることは少ないのだから、本棚の肥やしになってしまうことは否めません。

 じっさいに読み返したり、手にとることが多い本というのは、自己啓発や心理学のハウトゥや実用書であって、理論的な本はほとんど読み返すことはありません。そのときの知的欲求心を満足させれば、それでお仕舞いの本なのかもしれません。

 もう、ものすごく感銘した本だけ残して、その基準に達しなかった本はぜんぶ捨ててもいいかな。


 本というのは、はじめて読むときの新鮮な体験を買うのであって、保管や蓄積にお金を払うのではないと思いたいものです。

 レジャーや遊園地のように「体験」にお金を払うのであって、保管や所有にお金を払うのではないと割り切りたいです。一期一会、たった一度の体験だけにお金を払う、そう割り切れたらいいですね。


 本棚を空っぽにして、いま床に積み上げている本を本棚に入れられるようになりたいです。

 でも上記の基準で捨てていたら、はやばやと限界につきあたってきたようです。

 もっと基準を大きくとらないと、本を大量に捨てられないような気がします。

 この五年、十年に手にとらなかった、読み返さなかったという基準で捨てれば、ほとんどの本を捨てられるのではないかと思います。感銘した本ですら、その基準なら捨てることになってしまいます。感銘した本は強く心に刻まれているのはわかっているのですが、あんがい読み返しません。ここの葛藤にふんぎりはつきませんね。


 来週もどんどん本を捨てていくつもりですが、基準をもっと厳しくしないと捨てられる本のネタは尽きてしまいそうです。

 読み返さないで心に刻まれた本だから残しておきたい本ってなんなのでしょうね。


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