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12 17
2014

書評 労働・フリーター・ニート

二、三点いい言葉――『仕事がつまらない君へ』 小林 英二

4863540159仕事がつまらない君へ
小林 英二
シーアンドアール研究所 2009-01-23

by G-Tools


 仕事のつまらなさから抜け出せないわたし。けっきょく自分が価値あると思う仕事につけていない、挑戦できなかったという自分要因がつよいと認めざるをえないのだけど、目の前のつまらない仕事をどうにか克服できないか。

 なにかいい考え方はないかと古本で200円のこの本を手にとった。まあ体裁じたいがすごいことを書いているふうでもない本なのだが、二、三点いい言葉があった。

 自分探しというのは、自分を固定的に捉えることで、そういう探し方をしていると「過去の自分」に合った仕事しか見つからない。仕事を通して「新しい自分」をつくってゆくのが正しい考え方ではないのか。「新しい自分を発見できる仕事」や「新しい自分に成長させてくれる仕事」を選んだほうがすばらしいのではないか。これはいえていますね。過去の自分で捉えているとほかの可能性や新しいことには挑戦できませんよね。

 成長したかったら、「居心地の悪い環境」におくこと。いままでやったことのない仕事、できそうにない仕事、会ったこともないような人との仕事、居心地の悪い仕事をする。ぜったいに新しい能力を身につけなければならないという必要性に迫られる。せっぱ詰まった必要性がいちばん能力や成長をひきのばしてくれるのである。このひやひや環境に自分の身をおけるでしょうか。そういった環境に身をおかないと数年後の自分は成長していることはないのでしょうね。

 ケーキ職人でもふたつの考え方ができる。「家庭の主婦にもできるつまらない仕事。仕事はハード、クリスマス前には徹夜の連続。立ち仕事で力作業。稼ぎもたいしてない」と思うか、「ケーキの出番は人々が幸せなとき。ケーキで人をどう幸せにするか、笑顔にするか考えるだけで楽しい。幸せ演出業なのである。世の中の幸せにこれだけ関われる仕事はほかにはありません」。仕事の結果もとうぜん変わってきますね。

 この本の中で自ら決意して三年間モーレツに働けという章がある。その体験がないと仕事がおもしろくなることはないという。なにかを手に入れるためにはなにかを犠牲にしなければならない。そうかもしれないけど、うなづきたくない部分。


楽しい仕事はない。だから楽しくやる 入社1年目の教科書 (PHP文庫)楽しい仕事 なぜ働いても達成感がないのか 明日からやる気がわき出る心理学どんな仕事も楽しくなる3つの物語 (中経の文庫)仕事に幸せを感じる働き方和田裕美の今の仕事がつまらないと思ったら読む本 (だいわ文庫)


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