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02 05
2014

TV評

自分の価値を認められないから、他人の承認や愛を過剰に求めてしまう ~ドラマ『紙の月』でいっていたこと

 NHKドラマ『紙の月』(角田光代原作)についてのツイートがしょうしょう好評だったようなので、ブログのほうに再録しておきます。

 このドラマは女性の承認と価値についての空しさがテーマであったと思う。他者からの承認を夫からは得られず、年下の恋人にもとめ、銀行のお金を詐欺横領してしまう。その果てに彼女は気づく。

 承認や価値は人から与えられるものではなくて、自分自身で与えるものだと。そのメッセージがこのドラマでいいたかったことではないかとわたしには思えた。

 他者からの承認や必要とされないと、自分の価値はなにもないと考える人は多くいるようである。そのような自分の価値のなさ、消沈に悩む人に角田光代は自分の価値は自分自身で与えるものとメッセージしたのだと思う。


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 人から必要とされないと、人から愛されないと自分には価値がないと人は思い込むのだが、ほんとうはその前にまず自分を認めること、肯定することが必要なのではないか。自分の価値を他者の承認でしか得られないと思っている者は、承認を他人にもとめつづけるばかりで、いつまでも得ることはできない。

 なぜならいちばんの身近な人間である自分が認め、肯定もしないで、自分を嫌い、けなしているような人が他者の承認だけを得られるだろうか。自分自身こそがさいしょの他人であり、味方や応援者にならなければ、だれが肯定してくれるというのだろう。いちばん身近な他人に裏切られているばかりの人に承認や価値は得られるだろうか。


▼参考になる本
B000JB4Q6E人間における自由 (1955年) (現代社会科学叢書)
E.フロム
東京創元社 1955

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4087734404もうひとつの愛を哲学する ―ステイタスの不安―
アラン・ド・ボトン
集英社 2005-11-04

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4393316029未来の生
ジッドゥ クリシュナムルティ
春秋社 1989-11

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