HOME   >>  レイライン・死と再生  >>  お手上げ―『夢と神話の世界』 J.L.ヘンダーソン
05 14
2013

レイライン・死と再生

お手上げ―『夢と神話の世界』 J.L.ヘンダーソン

415-YZs7akL__SL500_AA300_.jpg夢と神話の世界
 ―通過儀礼の深層心理学的解明

J.L.ヘンダーソン
新泉社 1985-06

by G-Tools


 これは残念ながら歯の立つ代物ではなかった。翻訳がひじょうにまずい一端があるにせよ、もうね、なにをいっているかわからないw

 なんでも伝承社会の一員としての通過儀礼は必要なくなったが、個人の成長の段階ではそういった通過儀礼は不要となったわけではない。そういう通過儀礼が夢の中にさぐられ、文化人類学的・民族学的な儀礼であるとか慣習がとりざたされるのだが、意味がつなげられない。

 大塚英志の『人身御供論』を読んで、そうだね通過儀礼も成長に必要な契機だね、もうすこし通過儀礼について学んでみようとこの本を手にとった。

 レイラインから死と再生の世界観に導かれていたのだが、この「外側」の世界観と、個人の「内面」の世界をつなげる本も読みたかった。どうも死と再生の世界観は、世界自体にも、個人の内面自体にも共通する要素のようだから、そのつながりを理解したかったのだけどね。これはお手上げ。

 ユングというのはこういう文化の儀礼や慣習と、個人の内面が共通する要素をさぐったのかな。この手のユングの研究は手をつける端緒をつかみかねているので、わたしはよく知らないのである。

 死と再生の世界観と個人の内面の心的過程をつなげる作業に近い書物であるらしいのはわかるのだけど、このふたつを結びつける理解がどうも得られない。またほかの書物にその手がかりをもらうほかないだろう。


元型論人間と象徴 上巻―無意識の世界変容の象徴―精神分裂病の前駆症状〈上〉 (ちくま学芸文庫)通過儀礼 (岩波文庫)儀礼の過程

関連記事
Comment
Trackback
title>
Trackback URL
Comment form









管理者にだけ表示を許可する






google adsense
全ての記事を表示する
ブックガイド特集
月別アーカイヴ
プロフィール

うえしん

Author:うえしん
世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。ビジネス書、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、精神世界、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

twitterはこちら→ueshinzz

FC2カウンター

Page Top