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03 31
2012

書評 ビジネス書

『解決力!』 奈良井 安

narai.jpg解決力!―ビジネス思考力がみるみる身につく本 (成美文庫)
奈良井 安
成美堂出版 2004-06

by G-Tools


 知識の「なぜ」を追求する楽しみにつかってきたけど、「実行力」や「解決力」というのはちっとも身についてこなかったと思うわたし。問題を解決する力をぜひ身につけたいと思っているのでこの本を。

 同じ著者の問題解決の本をまえに読んだことがあり、具体的でないと不満だったが、こちらの本のほうがケース・スタディをあつかっていてより具体的。

 まあ本をいくら読んだところで解決力というのはなんだかつかみどころがないと思った。実践との相乗効果でないとなかなか身につかないのだろうな。ドッグイヤーの箇所からいくつか引用する。

 すぐに解決案を思いつく人は鋭い人に思えるが、注意が必要だといわれている。顕在化している問題の奥には本質的な問題がある。この問題を探り、解決しないとすぐに別の問題が発生する。

 プランやプロジェクトはゴールから発想してみる。山登りだと麓からながめると苦労や不安が先に思いつく。そうではなく、頂上に立った自分を思い描き、そこまでになにをしてきたか思ったほうがいい。

「推理小説は第一ページ目から読み始めるが、ビジネスは違う。最終章を最初に書く。そして、そこに至るのに何をしてきたかを書く」

 自分が納得する説明の仕方を正しいと思ってしまう思考のクセに注意すること。またひとつ気になることがあると、それが頭から離れずにそのことを中心に物事を見てしまう思考のクセにも注意が必要だといわれている。事実の検証が必要。正直、わたしはこういう傾向があると思うので、ほかの視点も必要だな。

 自分たちの枠を超えられなくなってしまっていると思ったら、自分たちの内部の事情を主体に考えているのか、市場や顧客を主体に考えているかチェックすればいい。自分たちの都合でしか考えられていなくて、驚くほど顧客の発想が頭にないという過ちはけっこうありそうですね。

 解決しなかった問題はいつまでも追いかけてくる。困った問題がやってきたということは自分の弱点を克服しなければならない時期になったということ。それだけ自分が成長したということ。

「問題はそれが解ける人の元にしかやってこない」といわれている。いや、ほんと、解決しなかった問題は自分になんども襲ってくるものですね。笑えるほど真実。


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