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12 23
2011

セラピー・自己啓発

クリスマスを祝うならキリスト教の本を読め!

 日本のクリスマスというのはムードやロマンティックさを演出するだけで、中身はちっとも信仰されていませんね。ケーキを買ったり、サンタの贈り物をプレゼントしたり、カップルでデートするだけでなにひとつキリスト教の思想にふれようとしませんよね。恥と思いませんか。

 キリストの誕生日を祝うなら、せめてキリスト教の本を読んでキリスト教の思想――なにをいっていたのか、どんなことが語られているのか、すこしでも知っておくべきだと思いませんか。都合よくムードや祝祭日だけをいただくのはあまりにも頭が空っぽですね。「形作って魂入れず」ここに極まれりといったところですね。

 まあ、わたしもキリスト教の本をよく読んだわけでもありませんし、クリスマスもなにをするというのでもありません。読んだ本にプラスしてキリスト教関係の本はこんなものがあるよと紹介できるだけです。

 クリスマスに悔い改めよ!(笑)と。

400338041Xキリストにならいて (岩波文庫)
トマス・ア ケンピス 大沢 章
岩波書店 1960-05-25

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 この本はオススメ。現代風にいえば自己啓発そのもののひじょうに役にたつ・ためになる本です。『聖書』につぐ世界第二位のベストセラーといわれるゆえんに納得の一冊です。

4003381912シレジウス瞑想詩集〈上〉 (岩波文庫)
A. シレジウス Angelus Silesius
岩波書店 1992-03-16

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 二行詩だから長い文章が苦手な人にもおすすめ。神秘主義的な詩人といわれる中世の人の作品ですが、「自己」を捨てることの大切さがしみわたってくる本ですね。

4478732582積極的考え方の力―ポジティブ思考が人生を変える (Life & business series)
ノーマン・ヴィンセント ピール Norman Vincent Peale
ダイヤモンド社 2003-08

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 これは自己啓発の本ですが、牧師が語った本であり、宗教色はうすめられて日常に役に立つ知恵がたくさんつまった本ですが、キリスト教の風土から出ていることはまちがいないですね。マイルドで実益的なキリスト教は日本人にいちばん合うのかもしれません。

4837909523マーフィー 人生は思うように変えられる―ここで無理と考えるか、考えないかで… (知的生きかた文庫)
ジョセフ マーフィー Joseph Murphy
三笠書房 1998-03

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 ジョセフ・マーフィーは能力開発やお手軽な願望成就の本と思われていますが、かなりのところキリスト教言説の多い言葉をのこしていますね。金持ちになれるとか願いが叶うとかの俗物的な面ももちあわせていますが、信仰の清らかな言葉もたくさんふくめられています。意外にキリスト教の言葉は安らげるかもしれませんね。

4003382013霊操 (岩波文庫)
イグナチオ・デ・ロヨラ 門脇 佳吉
岩波書店 1995-10-16

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 神秘的体験を得るためのプログラムが説明された本。

4003381610エックハルト説教集 (岩波文庫)
エックハルト 田島 照久
岩波書店 1990-06-18

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 エックハルトは中世の神秘主義的思想家ですね。

4003380312新約聖書 福音書 (岩波文庫)
塚本 虎二
岩波書店 1963-09-16

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 これが聖書とよばれるものですが、伝承のちがいによる編著がいくつか収められています。個人的には多くの人に影響を与える名著とよばれる理由がわからなかったですね。

4003380118旧約聖書 創世記 (岩波文庫)
関根 正雄
岩波書店 1967-01

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 テレビやなにかでふれたことがあると思いますが、オリジナルのものを岩波文庫で読んでみるのもいいかもしれませんね。やたらと家系図が強調された本に思えました。

4881423029黄金の小冊子・真のキリスト教的生活
ジャン カルヴァン John Calvin
創英社/三省堂書店 2007-01

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 教科書で名前を知っているだけと、じっさいにその人の著作を読むことの違いを体験できると思います。

 *

 何冊か紹介しましたが、わたしはキリスト教の読むべき著作については何も知らないことを思い知らされました。キリスト教といえば解説であるとか、歴史であるとかの本も多いのですが、日常の生活に活かされる教えを読みたいですね。神とかの信仰をもつことはできませんが、心理学的な役に立つ知識を換骨奪胎したいですね。

 それにしても日本のクリスマスとはなんなのでしょうね。


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日本教徒キリスト派

 チャペルにて、「…富める時も貧しき時もお互いを信頼し…愛を誓いますか…?」と結婚式を挙げる若者は多いが、彼らはこの時いったい誰に対して誓っているのだろうか?これから人生を共に歩む相手に対して?否、実はこれはキリスト教の神に対して誓いを立てているのだ。少なくともキリスト教的にはそうである。案外このことを勘違いしている若者は多い。
 私はキリスト式の結婚式を挙げた知人達に「キリスト式で結婚したんだから、葬式も仏式にせず、教会でやったらどうだ?」と提案するが、多くは苦笑いするだけで、本気でそうするものはいないであろう。信者でさえ、そうするのか怪しいものである。洗礼を受けてもいない異教徒を相手に商売する教会も教会だが、日本人の宗教に対するいいかげんな姿勢の方が問題なのだろう。
 私はこういった日本人の中途半端な西洋文化受け入れ姿勢は敗戦によることが大きいと思っていた。しかし、どうもそれだけではないようだ。つまり大きな前例があったのだ。
 奈良期か平安初期、日本に仏教が入ってきた。この時の仏教は宗教的な意味ももちろんあったが、新しい思想として当時の知識人、政治家を魅了した。しかしすでに神道が日本にはあり、神道を捨てて、仏教を大々的に受け入れるかどうか当時の国の上層部は逡巡した。結局、神道を捨てず、仏教を受け入れ、両立していく道をとった。堺屋太一氏によれば、これを導いたのが聖徳太子だったという。
かくして、除夜の鐘を突いた後、神社に初詣に行くようなふるまいに何の疑問ももたない日本人の精神ができたのだろう。
 キリスト教に限って言えば、愛に満ち溢れた優しい宗教というより、一神教、父性的な厳しい宗教であり、多くの日本人にとっては受け入れがたいと思うのだ。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」。結局これが日本教といえるのかも知れない。
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