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11 26
2011

自分で稼ぐ方法

自分で稼げるようになることが仕事を知ることだ

 会社に入って与えられた仕事だけをこなしていると仕事も会社も理解されることはないだろう。自分でつくって自分で稼ぐという発想法で仕事を見ない限り、仕事や会社が理解されることはないだろう。

 会社や仕事を理解するにはこの根本の発想法が必要だと思うのだが、雇われサラリーマンの発想ではなかなかその根本の見方ができずに会社や仕事を理解できないと思う。

 わたしは起業するには度胸も勇気ももっとも足りないと思うのだが、起業本に魅かれるのはこの基本の発想法に立ち返らせてくれるからだ。もっと早くから自分で稼ぐという発想法を身につけたほうがよかったと思うのだ。

 「ひとりビジネス」という形態がある。人を雇わずにひとりでできる範囲のビジネスにとどめる起業のことである。むかしの自営とも、日雇い業種とも近接するとも思われるのだが、自分の身をもって仕事や計画を切り開くという点で、仕事を与えてもらうという従属的なものではない。

定年後「ひとりビジネス」成功集 (小学館文庫)定年後「ひとりビジネス」成功集 (小学館文庫)
船橋 利幸


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 この本は「定年後」と銘打たれて定年後のひとりビジネスが紹介されているが、もっと若い人の起業でもじゅうぶん通用する内容である。そういう読み方をするとひとりビジネスのたくさんの事例集はたいへんに役立つ。

 もし会社でプロジェクトをまかせられたら、プロジェクトの重要性、もっている意味、めざそうとする世界、会社にたいする貢献の大きさをスタッフに語るだろう。起業ではだれも使命を与えてくれない。自分で「やりたいこと」「やらなければならない」ことを明確にしなければならない。

 起業支援でははじめに事業計画ありきの風潮がある。使命感が明確でないと困難に立ち向かえない。「この計画なら儲かるから」という目的でやっていると儲からなかったとき、頓挫しがちである。「これをしたい」「この仕事は自分の天職なのだ」という熱い思いがないとつづけることはできない。

 ベンチャー企業は唯一無二のユニークさが必要だが、ひとりビジネスはある地域やある範囲で不足しているサービスでもじゅうぶんである。

 ある生涯学習のインストラクターは講座の運営者はつねに人々の役に立って喜ばれるものを求めてくる、主催者を納得させるにはつねに新しい問題意識を提示してゆくことが必要である。「時代は動いていますので、今求められている課題は何か絶えず考えています」。知識を与える仕事だけではなく、ほかの仕事においても条件は同じではないだろうか。

 たとえばひとりビジネスには通訳ガイドやツアーコーディネーターがあるし、小さな会社の発表会や葬儀を手伝うアドバイザーや、商店街のPOPライトを手伝う仕事もあるし、販促イベントや会計処理の代行業もあるだろう。

 自宅での画廊経営もありえるし、飛び込み専門のセールスマンという手もあるし、企業プロジェクトや新規事業開発のサポート、シニア対象のパソコンアドバイザーもできるだろう。

 会社に雇われるというのは窮屈で、決まりや規律を守らなければならなかったり、社内交友や社内政治に時間や精神が削りとられたり、自分の貢献や利益が会社にとられたり、会社に従属して自分の手足や自由をもぎとられている感じがする。

 ひとりビジネスでもお客やお金に従属しなければならないという基本条件は変わらないと思うが、自分の舵で自分を動かし、方向感覚で動き、自由にものごとをとりきめられるという点が大きく異なることだろう。人はそのような自分の舵で動いているという感覚を感じられないと、自分の人生を生きているという気もちになれないのではないだろうか。


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Comment

とても良い内容の文ですね

読んでいて、関心させられる事が多く、
「この人のレビューなら読んでみたい」と思いました。

文章がとても好きです。
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