HOME   >>  社会批評  >>  Google Earthでみる津波震災地の地形景観
03 14
2011

社会批評

Google Earthでみる津波震災地の地形景観

 東北大震災・津波で亡くなられた方のご冥福を祈ります。津波の襲来まで20、30分だったと聞きます。気づかなかった人や逃げ遅れた方もたくさんおられると思います。津波が街中をのみこんでゆく映像の中、すべての人が高台に逃れることができたのか心配でなりませんでした。

 津波が襲ってきたとき、はたしてどこか高台の逃れる環境にあったのか、地形景観で検証する必要があると思います。映像で街中が津波でのみこまれるシーンをうつしていてもどのような町かもわかりません。Google Earthなら町全体の景観をみることができます。切りとった画像は小さなものなので、ちょくせつGoogle Earthで見たほうがわかりやすいと思いますが、概括を。

 この記事の主眼は、震災前と後のすがたを見ることではなくて、津波がおそってきても逃れる高台や高所があったのか、沿岸に住居や町をつくってなかったかということです。

 なお、震災後の衛星写真は2枚だけですが、Google Map「東日本巨大地震を受けて2」から。【3/16 震災後の7枚の衛星写真を追加しました。】【3/19 10枚の写真を追加しました。】

oofunato.jpg

大船渡です。海岸線まで住居がひろがっていますが、両脇に山すそが広がっていることが救いかもしれません。

oofunato2.jpg

震災後。手前の建物がごっそりえぐりとられています。

rikuzentakada.jpg

壊滅状態になった陸前高田。河川の扇状地で高台まで逃れる時間はあったでしょうか。

rikuzenntakada2.jpg

震災後、跡形もなく砂の地となった陸前高田。

minamisanriku.jpg

南三陸町。海岸まで住居が広がっている海の町。

minamisannriku2.jpg

南三陸の壊滅状態に唖然となりました。

sendai arahama

仙台市荒浜。海岸間近に住宅地が広がっていて、その向こうに田園地帯。左手に若林地区、奥手に仙台市街地。

arahama2.jpg

震災後の荒浜地区。住宅地が壊滅し、防風林が消滅し、田園は沼地と化しています。

natori.jpg

おとなりの名取市。海岸のすぐ近くに住宅地がありますね。

natori2.jpg

震災後の名取市。住宅地が壊滅して白煙を上げています。

soumasi.jpg

相馬市。右手の陸地の漁師町のようなところが心配です。

soumasi2.jpg

震災後、右手の町はごっそりえぐりとられ、水田は水没しています。

kesennuma.jpg

気仙沼市。まん中の島に住宅街があります。

kesennuma2.jpg

震災後、大島の建物群がえぐりとられています。

yamadacyou.jpg

山田町。海岸線まで漁師町のような住居が広がっていて、心配です。

yamadacyou2.jpg

地の肌が露出しています。残っている建物がけっこうありますね。

kamaisi.jpg

釜石。高い山に囲まれていますね。

kamaishi2.jpg

被害は見にくいのですが、比較的少なかったのでしょうか。

fukusimadaiiti.jpg

福島第一原発。まわりに田園地帯が広がり、ふつうに人が住んでいる地域です。

fukusimadai1.jpg

手前に破損しているものが見えます。



石巻。海岸や河川にびっしり住居が広がっています。

ishimaki2.jpg

手前の建物に火災がおこったようです。

sendaikukou.jpg

仙台空港。手前の集落の方は逃れることができたのでしょうか。

senndaikuukou2.jpg

手前の集落はこそぎとられ、向こうの水田は水没しています。

hatinohe.jpg

八戸。かなり平らな平地が広がっていますね。

hatinohe2.jpg

津波による大きな損害は見つけにくいですね。

kuji.jpg

久慈町。山すその高台に逃れることはできたでしょうか。

kuji2.jpg

大きな損害は見つけにくいですね。

miyako.jpg

宮古市。河川沿いに住居密集地が広がっているのが気になりますね。

miyako2.jpg

暗くて判別しにくいですね。

otuthi.jpg

大槌町。河川沿いの住居の無防備さが感じられます。

ootuti2.jpg

いくつかの建物は残っていますが、ほとんど壊滅状態。

taroucyou.jpg

10mの防波堤を築いた田老町ですが。

taroucyou2.jpg

自然の脅威は人知の結晶もやすやすとのりこえてゆくものですね。

wataricyou2.jpg

亘理町。建物はそぎとられ、集落は水没した池に囲まれていますね。

miyagiiwate.jpg

津波震災は広範なものにおよびましたが、とくに宮城県と岩手県に大きな被害をもたらしました。いりくんだ入江は津波のパワーを相乗する恐ろしさがあるのでしょう。

 地震でまさかこんなに大きな津波が襲ってくるとは思わなかったり、気づいても逃げる時間がなかったり、知らぬ間に津波に巻き込まれたり、とてもつらかったことだろうと思います。自然の脅威を知っていても逃れる時間もなく、まさかいまくるとは思ってもみなかったことでしょう。発する言葉がありません。ご冥福をお祈りします。

関連記事
Comment

大船渡市

とてもすごいことに、なっているね(*_*)
私は、今岩手県大船渡市を調べているんだけど・・まったく資料が見つからないんだけ\(◎o◎)/  どうしようかな(?_?)
誰か!助けて(*_*;お願いします^^
Trackback
title>
Trackback URL
Comment form









管理者にだけ表示を許可する






google adsense
全ての記事を表示する
ブックガイド特集
月別アーカイヴ
プロフィール

うえしん

Author:うえしん
世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。ビジネス書、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、精神世界、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

twitterはこちら→ueshinzz

FC2カウンター

Page Top