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02 13
2011

社会批評

若者の認知と商売のベクトルは違う

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若者に夢を追えといえば、どうしても自分が認知される芸術とかクリエイティブなものに向かう。しかし商売や仕事というのはあんたなんかどうでもいい、わたしの満足や利便を提供してくれるサービスがほしいというしくみで回っている。自分が認知されたいという欲求はお金にならない。

自分を認知されたい欲求と、世の中の商売のベクトルはあきらかに違う。人のためにサービスすることでお金をもらえる商売に若者が求めるような認知はあるだろうか。若者の認知というのはタレントや有名人のようにその人だから賞賛されるという価値観を求める。その人でなくてもよいものが商売やサービス

アイドルや有名人に憧れる若者はその人でなければならない、個人名が賞賛される認知を求める。しかし企業や商売では人の満足や利便を与えることでお金をもらえる没個性、自分でなくてもほかの人でもいいサービス。自分でなければならない認知を求めて若者はクリエイティブな職に向かう。

人のために役立つことをして得られる認知ではなくて、おおぜいの人の前で賞賛されるような人物に憧れるのがマスメディア時代の認知だろう。仕事は人物が認知されるのではなく、サービスの質やあり方。マスメディアで植えつけられた賞賛される自己という認知は一企業では得られないのである。

アイドルや有名人に憧れるような認知の欲求は企業の仕事で満たされるものだろうか。だからネットで一億総表現時代というのが到来した。わたしがわたしとして認知されたいのである。しかしお金がもらえるのは人の満足や利便を提供する仕事。若者の認知はどう折れればいいのか。


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Comment

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ひょんなことで、アートイベントを絡めての街づくり活動に参加することに・・ 私は裏方の金繰り担当。携わってみて、アーティストや自己認知を求める人々がこんなにもいるものかと驚いてます。金繰り担当として、ウエシン様の認識に近いものを感じております。アートメインの社会経済活動が持続的に発展可能か、今、勉強しているところです。

経済というのは認知より、いかに効率よく物資を回すかのシステムで回っていますから人の認知をつぶしてしまうのでしょうね。

認知を求める若者をひっぱるすべを見つければ街の活性化につながるかもしれませんね。人は人から承認されることにいちばん飢えているのでしょうね。
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世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。ビジネス書、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、精神世界、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

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