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10 01
2010

書評 性・恋愛・結婚

『お父さんなんかいなくても、全然大丈夫。』 オープンブックス編集部

お父さんなんかいなくても、全然大丈夫。―離婚の真実 (オープンブックス)お父さんなんかいなくても、全然大丈夫。―離婚の真実 (オープンブックス)
(2010/01)
オープンブックス編集部

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 これはおそらく離婚をためらっている、もしくは離婚をすこし後悔している母のために編まれた本なのだろう。離婚した子どもたちの心境がそのままつづられている。13人のインタビュー集。

 わたしはこういう個人のライフヒストリーというのはどうも忘れる。哲学や社会学みたいな要約や抽象的な言葉しか頭に残らない。そういうなにが重要で覚えておく価値があるかという選択の中で個人の歴史は消えてゆくのだろう。だから読んだ後、もうほとんど個人のヒストリーは忘れている。この本の書評を書くのは適任でない。

 子どもたちは離婚という経験のあと、いじめられたり、グレたり、ヤンキーに走ったり、あるいはごくふつうに成長したりする。離婚をためらう母は世間体や父がいない家庭に子どもは健全に育つのかという不安を抱くのだろう。

 この本が決断のなんらかの肥やしになるかわからないが、わたしの考えは不幸と不健全さをもたらす関係はさっさと清算したほうがいいと思う。世間体や生活苦とかの困難はあるだろうが、不健全な家庭にしがみつくよりよっぽどいいと思う。子どもは環境をあたりまえのものとして適応する生存力はずっと強いのだと思う。

 夫婦も家庭もたんなる人間関係でそれはうまくいかなくこともあるし、うまくいかないこともある。結婚したからといって生涯いい関係がつづくとは限らないのだ。我慢しているほうが損失と損害が多いと考えるほうがいいんじゃないかと私は思う。世間は一銭も助けてくれない。


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