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07 18
2010

労働論・フリーター・ニート論

大野正和さんが亡くなられました

 このブログにときたまコメントをくださり、ブログをあたたかく見守っていただいていた大野正和さんの訃報をとつぜん聞きました。50才の若すぎる死です。

 過労死問題や職場の仲間のプレッシャー、自己愛の仕事など、労働の心理的側面を研究されていました。ブログ「自己愛とボーダーの仕事論」は7月2日まで書かれており、べつに変わった様子もなかったのでこれからも変わらず仕事をされてゆくものばかりと思っていました。

 知り合ったきっかけは大野さんの著作『まなざしに管理される職場』(青弓社)のわたしの書評にメールをいただき、労働問題の関心も共通で、家も近かったので会おうともいってくださったのですが、やんわりと断ってしまいました。いつか会えるかもしれないとも思っていたのですが。

 自身も職場でがんばりすぎて燃え尽きた経験から三十代半ばから大学院進学にすすみ、研究者の道を歩みだしたと聞いています。研究者としてどう生き残ってゆくかと思いをめぐらせ、著作の売れ行きを気にして、ホームページのタイトルも「「草食系」のための日本的経営論」と変えたようにトレンドに乗ることを苦心されていたようでした。

 労働・雇用問題は日本のむづかしい問題としてこれからも増大してゆくと思われる最中、問題の分析と解決の道筋を探る研究をなされてゆくと思っていたばかりに大野さんの早すぎる早世に残念でなりません。ご冥福を祈りたいと思います。いままであたたかく見守っていてくれたことを感謝しています。


大野さんの著作

4863191154自己愛(わがまま)化する仕事―メランコからナルシスへ
大野 正和
労働調査会 2010-02

by G-Tools


4787232495まなざしに管理される職場 (青弓社ライブラリー (42))
大野 正和
青弓社 2005-10

by G-Tools


4787232118過労死・過労自殺の心理と職場 (青弓社ライブラリー)
大野 正和
青弓社 2003-03

by G-Tools



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Comment

おしい方をなくしたと思います。
彼の過労死・自殺に関する本は他人事とは思えず、
いち労働者/失業者として、またはユニオン組合員としての自分に、
多くの課題をつきつけるものでした。

故人の冥福を祈ります。

これからも変わらずに仕事をしてゆくとばかり思っていたのに残念に思います。

悲しい、切ない気もちに満たされます。

日本の過労をみちびく労働環境にもっと鋭いメスを入れてくれると思っていたのに早すぎる逝去が残念でならないです。

安らかに眠ってほしいと思います。
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