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05 24
2010

新刊情報・注目本

2010年5月刊の新刊・注目本情報



 新刊情報はいつも「人文書」さんにたよっているのですが、こちらはビジネス書の新刊情報がないので残念です。ビジネス書の新刊情報がネットで見つけにくいのはなぜでしょう。

 新刊は書店に行くと新書をひととおりながめていますが、ひと目でほしくなる本に出会うこともおおいのですが、時間がたつごとにその本に興味が薄れることがあります。新書はあまりにも多くの新刊が出すぎていて、軽はずみな本、時流におもねった本やニュース本のような趣きのある本も増えて、警戒感をもっていどみたいと思っています。

 新書はむかし時流とはなれた学問的な本を出していたと思うのですが、時流にのった軽薄本もふえて即決で選んでしまうと失敗してしまうかもしれません。なんかあまりにも熟慮の新書から離れてしまった気がします。時流にのりすぎた本は半年、一年先にはなんの価値もなくしてしまいますから、学問的な本はそんなことではあってはならないと思うのですが。

 わたしはニュース的情報が嫌いです。ニュースの上澄みでない社会や経済をじっと見ることが社会を知ることだと思っています。ニュースであっちにひきずられ、こっちにひきずられたりしても、一年後にはさっぱり忘れられたうえ、社会の底流や深層のことはわからずじまいですから。いちばん肝心なのは自分の住む日常の社会や経済を知ることではないかと思います。泡沫情報というのはたんなる商業情報やお友だちの集いなんでしょう。

 宮本常一もいっています。おおいに共感します。

「新聞も雑誌もテレビもラジオもすべて事件を追うている。事件だけが話題になる。そしてそこにあらわれたものが世相だと思っているが、実は新聞記事やテレビのニュースにならないところに本当の生活があり、文化があるのではないだろうか」 『女の民俗誌』



ダメ人間の世界史―引きこもり・ニート・オタク・マニア・ロリコン・シスコン・ストーカー・フェチ・ヘタレ・電波 (ダメ人間の歴史)ダメ人間の日本史―引きこもり・ニート・オタク・マニア・ロリコン・シスコン・ストーカー・フェチ・ヘタレ・電波 (ダメ人間の歴史)「見せかけの勤勉」の正体幸福の政治経済学―人々の幸せを促進するものは何か
『ダメ人間の世界史』は京大歴研OBのホームページから生まれたものですね。山田昌弘ってあの社会学者? 太田肇の『「見せかけの勤勉」の正体』は目のつけどころが鋭いですね、読みたい。

裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心 (新潮選書)トヨタの闇 (ちくま文庫 わ 9-1)巨富への道2012年、世界恐慌 ソブリン・リスクの先を読む (朝日新書)
『トヨタの闇』はちくま文庫で新刊ですが、わたしはブックオフの百円本のハードカバーで仕入れました。広告でなりたつテレビや新聞でとりあげられないトヨタのブラックぶりを暴いてくれるのは本だけですね。

無欲のすすめ    無宗教な日本人の生き方 (角川oneテーマ21)オリジナルワンな生き方モードとエロスと資本 (集英社新書)単身急増社会の衝撃
『無欲のすすめ』の島田裕己はなかなか読みたくなる本を出しているのですが、オウム以降信頼してはならないという縛りがずっとあるのですが、解禁してもいいのでしょうか。

宮本常一が見た日本 (ちくま文庫)全体主義 (平凡社新書)現代思想の教科書 (ちくま学芸文庫)一万年の進化爆発 文明が進化を加速した
佐野眞一が『宮本常一が見た日本』という本を出していますが、わたしは宮本常一がちょくせつ書いた本や写した写真を見たいと思うのですが。

黄禍論とは何か―その不安の正体 (中公文庫)内気・不安(きっと上手くいく10の解決法シリーズ)「うつ」からの回復:新しい心理社会療法闇屋になりそこねた哲学者 (ちくま文庫)
『うつからの回復』という本は「新しい心理社会療法」とうたっていますが、社会的なアプローチがあるのでしょうか。

生き方の不平等――お互いさまの社会に向けて (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1245)フロー体験入門―楽しみと創造の心理学なぜフランスでは子どもが増えるのか -フランス女性のライフスタイル (講談社現代新書)神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)
『生き方の不平等』という本は格差や不平等の新しい光を当てているのでしょうか。

体験で学ぶ社会心理学仏教の身体感覚 (ちくま新書)社会力を育てる――新しい「学び」の構想 (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1246)魂のライフサイクル―ユング・ウィルバー・シュタイナー
『社会力を育てる』は無縁社会になったこんにち必要な知恵かもしれません。でもムリヤリお友だち社会や社交性の強要とかを押しつけてきたから、わたしたちは家にひきこもったり、地域のつながりを断った気がしますが。いえばいうほど人が嫌いになる。

「ひとりの老後」はこわくない熊野古道  再生の地の魅力を探す無縁所の中世 (ちくま新書)世界の歴史〈29〉冷戦と経済繁栄 (中公文庫)
NHKの無縁死コワイ・キャンペーンで無縁社会の恐れがひろまりましたが、松原惇子という人はあっけらかんとつきぬけていますね。テレビで見て笑いました。『「ひとりの老後」はこわくない』は洗脳にかかった人には脱洗脳の価値があるかもしれません。


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Comment

>山田昌弘ってあの社会学者?
ただの同姓同名のようです。
ソースはここです。(http://trushnote.exblog.jp/12985046/

『ダメ人間の世界史・日本史』は、同じダメ人間として注目していますし、これらの編集者である社会評論社の変集者:濱崎誉史朗さんにも注目しています。

ありがとうございます。

あの社会学者の山田昌弘が「ダメ人間」といった人をけなすような、またダメを称揚するような本を書くことはないと思ってはいたのですが。まぎらわしいですね。

社会学者の名前のほうがあまりにも知られているのでほかのペンネームをつかったほうがよかったのかもしれませんね。同じ業界に同姓同名がいるのはよくないでしょう。

ダメを称揚する方法というのは「だめ連」もおこなっていましたが、ほかの方法はないかなと思いますが。ダメのカミングアウトは優秀さの看板を蹴飛ばすことはできないと思いますから、優秀さの質や内実を疑う方法のほうがいいと思います。

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うえしん

Author:うえしん
世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。神秘思想、仏教、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

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