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04 03
2010

恋愛・性・結婚

老荘系男子と女の生きる道



 きのうTV東京で『たけしのニッポンのミカタ!~女の努力は報われるのか!?』をみた。けっこうおもしろかった。

バトルを煽る番組づくり

 おひとりさまと専業主婦の生き方をバトルにもってゆくやり方はテレビだなあと思った。女のケンカをはやしたてて喜んで見ているのだ。それはふだんはネコをかむった女性に対する皮肉がこめられたおもしろさがあるのだろう。つまりバケの皮をはがしてやるだ。

 ゲストは工藤静香とhitomiで、?だった。評論家がキレよくまとめてほしかった。まあ、若い女性はタレントやミュージシャンにあこがれるもので、彼女たちは生き方のリーダーでもあるのだろう。わたしはマスコミにあこがれるほど人生に害があるものはないと思っているが、なぜなら大半の人はマスコミの賞賛や注目と関係ない世界の片隅で生きなければならない人生をおくるからで、この人生のリスペクト方向は早めにそぎ落としたほうがいいと思っている。身近な目に見える人にあこがれをスライドしたほうが人生は堅実に生きられると思うのだ。勝間和代がゲストに出ていたが、カツマーがあこがれるのは彼女のスキルではなく、「称賛」であるような気がする。「マスコミ的あこがれ」があおられて、目標にされるだけだ。この称賛欲こそをとらなければならないものだと思うが。

 肉食女子や婚活女子がおもしろおかしく過激にあおられるようにデフォルメされていた。肉を喰らう女性と、草をはむ草食系男子というのはいかにも今風のとりあわせだ。若者の非正規率は半数をこえており、男は女性と家庭をやしなえる自信をうしなっており、消費からも撤退しており、若者男子は草食系をとおりこして、もはや「老荘系男子」にたどりついているのだろう。むかしの中国の山水画のように消えかかった存在になっている。女性たちはこのもはやアテにならない男子といかに生きてゆくかを戦略として対応してゆかなければならないのだろう。

もはや存在しないものを狩る女性

 肉食女子や婚活女子は商品選択をおこなうように高収入男子を狩りにいく。しかし彼女たちがのぞむ年収600万円の適齢期の男性はたったの4パーセントしかいない。同年代で高収入男をゲットしようと思ってもたいていの肉食女子は惨敗するしかない。まあ、おとうさんの年齢か、お爺さま社長を狙うしかないか。でもおとうさん年齢も早期退職者募集やリストラなどでかつての年収がガタ落ちして、ふった若者男子とおなじフリーターになってしまったりすることもこれから増えてゆくだろう。

 不安な時代を反映して専業主婦願望もかつてないほど高まっているという。男子の終身雇用願望も高まっている。くしくも政府の内閣府が終身雇用も年功賃金も終わってしまったのだと発表したばかりだ。終わってしまったものに待望をつよくのぞむとはなんとも皮肉なことか。たとえ正社員で就職できても40,50代でリストラされる確率はこの時代ではかなり高くなる。もはや新しい時代を生きてゆく覚悟をしなければならない段階にさしかかったのだ。

 専業主婦願望が強まっているわけだが、たとえ結婚や育児に入れようとも女性も自分で食ってゆく覚悟や準備をしておくべきだと思う。これはぜったいにそう思う。男はいつリストラされるかわからないし、自分がたえられなくていつ離婚してしまうかもしれない。女性のシングルマザーの貧困率はかなり高い、というよりか女性がひとりで生きることは貧困と隣り合わせだと知っておくのは必要なことだろう。三十代の女性が再就職しようと思ってもパートの仕事しかほとんど見つけられないだろう。ワーキングプア決まりの人生が待っている。男のように早朝から深夜まで働く生き方を、子どもをもったシングル・マザーができるわけなどないので、女性は低収入、低待遇に遇されるしかないのだ。男がきちっと定時で帰れるような社会になったら女性も活躍できると思うが。パートの仕事しか残されていない未来を防ぐ手立ては早めに打っておくべきだと思う。専業主婦なんて高度成長期に生まれた奇跡や当たりクジ並みの幸運だったと早めにあきらめたほうがいいだろう。

社会の80年周期

 経済は90年代からずっと転がり落ちている。下り坂の時代だ。80年代までは上り坂の時代であったが、90年代にそのような時代は完全に終わってしまった。いまの20歳が生まれたころだ。生まれたときから坂道を宿命づけられていたのだ。戦後から90年の約40年は上り坂の時代であった。戦後の焼け野原の復旧や自動車のインフラ整備や家電の普及によって奇跡的な成長をむかえた社会は90年に終わってしまったのだ。それからのち約40年は落ちてゆくと考えたほうがいいのではないかと思う。

 社会は約80年ほどの周期で復興や没落をくりかえしているようだ。それは社会のひとつのビジョンが構築されて完成し、崩壊してゆく過程がその年間くらいかかるということだ。家や店の勃興にたとえてみると一代目に創業者ががむしゃらにがんばり、二代目がその維持と拡大につとめ、三代目のぼっちゃんが放蕩と散漫経営で家を傾けてしまうのに似ている。およそ一代が20年と考えると、二代で40年、そのあとは没落の世代が待っているというわけだ。いまはもはやその坂道にさしかかっており、90年を分岐と考えるのなら没落の20年が過ぎ、あと20年はこのような坂道がつづくと考えられる。若者はこのような時代を生きなければならないのだ。日本では江戸時代におよそ70年周期でおかげ参りといってヤケになって伊勢参りが全国的に発生したという話があるから、まあこのくらいの周期法則があるとおぼえておいてもいいかもしれない。

男には頼れない時代

 成長期には男が家庭をやしなうという大黒柱の考えはなりたったが、もはや非正規の若者男子は自分の分だけ食っていくだけでカツカツだ。明日も知れない。男が養い、女が家庭を守るという構図ではこれからの時代はのりきれない。しかしこの男性扶養義務観が男女ともども根強いので草食系男子は撤退してゆかざるをえないのだ。それは扶養義務観がなさせる自責の気持ちからだろう。肉食女子はどこかに恐竜の生き残りはいないかと遠吠えするのだが、はたしてマッチョマン原始人はどこかに存在するのだろうか。豊かな社会に育った男子はもはや過大な欲望や目標をもたず、そこそこやまあまあでいいと思っているし、がんばる必要性も感じられない。環境がはじめから充足された草食系環境や老荘的環境であったのだ。ために時代が落ちる重力に抗うパワーをもちえないのだ。

 女性は自分の足と手で生きてゆかなければならない。男の手足をアテにできない。自分で食ってゆくという生き方がもとめられるのだろう。男に面倒を見てもらい、男におんぶにだっこの生き方が恋愛の至上なものとして刷り込まれたと思うが、旧来の恋愛観はあまりにもリスキーになったと考えるべきだ。男が生涯を養ってくれるという恋愛観は終身雇用時代が生み出した都合のよいイデオロギーである。終身雇用を約束された男がおなじように女性に終身雇用を約束したにすぎない。終身雇用がご破算になれば、男もそんな約束を守れるわけがない。40、50代でリストラされる男性にだれが終身保障を約束できるというのだ。会社が雇用を保障できなくなったら、男も女に保障の約束はできなくなる。現実の情勢はこのように迫っているわけだ。

 女性は「おひとりさま」を主体に生きてゆき、脇に男性や家庭があるという生き方を志向してゆくべきなのだろう。男の頼る生き方はあまりにもリスキーだ。肉食女子は男に頼った生き方でこれまたキケンだ。自分の生活圏を確保した上で男性と関係をもつ生き方がもとめられるのだろう。男が大黒柱としてアテにならない時代をひとりで生きてゆかなければならないのだ。恋愛観も男が面倒をみてくれる構図から、協力して助け合う、それも生活費をというふうに変えてゆかなければならないのだろう。恋愛観なんてただのひと時代の特殊な産物にしかすぎない。男は一生頼れる存在からたまに助けてくれる存在になるしかないのだろう。そのくらいの関係が男が稼げなくなった時代の生き方、考え方なのだと思う。

 「昭和」の時代が終わったという経済の意味を女性も深く考えなければならない時代になったということだ。もはやおとうさん、おかあさんの家庭や恋愛観ではこの時代を生きてゆくことはできない。歴史と教科書上の出来事になったわけだ。女性の方は男に頼って悲惨な目に合うより、ぜひ自分で自立して生きてゆけるようになってほしいと思う。


参考になる本
結婚帝国 女の岐れ道』 上野 千鶴子 信田さよ子
男と女の過去と未来』 倉地 克直 沢山 美果子
結婚の条件』 小倉千加子
恋愛自由市場主義宣言!』 岡田 斗司夫
明治の結婚 明治の離婚』 湯沢 雍彦
萌える男』 本田 透

結婚帝国  女の岐れ道男と女の過去と未来 (SEKAISHISO SEMINAR)結婚の条件 (朝日文庫 お 26-3)

恋愛自由市場主義宣言!―確実に「ラブ」と「セックス」を手に入れる鉄則明治の結婚 明治の離婚―家庭内ジェンダーの原点 (角川選書)萌える男 (ちくま新書)

消費される恋愛論―大正知識人と性 (青弓社ライブラリー)02.jpg03hh.jpg

ふざけるな専業主婦―バカにバカと言って、なぜわるい! (新潮OH!文庫)負け犬の遠吠え (講談社文庫)

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Comment

素晴らしい内容でした。

成長期では "専業主婦" というのが成り立ちましたが "そもそも専業主婦とは" という事を世界的にみると金持ちの奥さんぐらいしかできませんよね。




ありがとうございます。

若い女性の専業主婦願望がつよまっているようですが、もしダンナの稼ぎがなくなったり、離婚したりしたら、食えなくリスクはかなり高くなりますね。ワーキングプア一直線ですね。

男に頼って泣きを見る人生を選ばないでほしいということことを書きました。わたしのオカンは泣きを見ました(笑)。わたしは男に頼る女性より、自立できた女性のほうがカッコいいと思います。男に頼る女性って女の強さからいってウソっぽいと思いますし。

re:時代の読み

説得力のある素晴らしい文章でした。ただ50代以上の人の何人が、この現状認識が出来るかどうか、それが問題ですね。
「内の娘は就職に何度も失敗して、どうするのか心配していたら、卒業前にしっかり結婚を決めてきた、天晴れ」というような、ある母親の新聞の投書をみました。結婚=就職であり、男=生活費の化け物的発想ですが、50代以上の男女にはこの発想は根強いです。
草食系男子、というのは、結局誠実ゆえ、だと言うことがうえしんさんの文章で分かりました。
「男に頼って泣きを見る」というのも、説得力がありますが、この時代で「自立できる女性」というのは、ほんの一握り、分かりやすく言うと、男に頼っても、頼らなくても、『女は泣きを見る』可能性が、ずっと高くなっている気がします。

はじめまして。
大変感銘を受けました。

私は23で見合いし、15歳年上の男性と結婚した専業主婦の人間ですが
「働かずとも男に養われて生きていきたい」と思うのなら、狙うのは正社員の男性ではなく
「資産家の親を持つ男性」だと思うのですけどね。
マスコミで騒がれるほどの大金持ちを資産家とよんでるのではありません。
ようは給料以外の収入がある一家のこと
(具体的にいえば土地持ち、家賃収入等)

その人一人が稼ぐ金、一代で手に入れる金なんてたかが知れてるんです。
ましてや勤め人の給料なんてあてにならないのだから
「親族」のセーフティネットワークこそが重要だと

そして、男性自身が浪費家だったり、何人も愛人を持ちたがるような人だと資産食い潰すだけなので本人の性格は少なくとも「良識的」であること

身長も容姿も性的魅力等なんて関係ないのでどうでもよい

上記のような条件を持つ男性は確かに少ないので、一見奪い合いになりそうですが、意外とそんなことなかったりするのです。
なぜか皆、これにプラスして身長容姿性的魅力、話が合うかどうか気が合うかましてや恋愛感情をもてるかどうかなど、一切関係ない要素を持ち出してくるから

それが私には不思議で仕方ないのです。
みんな、見極めが甘いなあと

まあ、男性に頼る生き方がハイリスクで賭けの要素が強いのはそのとおりなのですが。

ハイリスクな生き方を選んだのは自分なので別にいいと思ってます、失敗してこの先何が待っていたとしても自分としては悔いはないです。

男性に頼る生き方が安全で無難で誰にでも出来る生き方と思ってたら食い違うだけの話だと思っています。

弱いから頼るのではなく、したたかで狡猾だから頼るのだと思いますが、ヒモと同じです。

生きる条件はあるのか

すばらしい文章を読ませていただきました。

ただ、女性に自立の覚悟があっても会社や社会が認めないところもあります。
扇町公園のテント村を長年やっている団体のパンフレットによると、
男性が失業、アルコール中毒、けがや病気、離婚…と複数のマイナスがかさなってようやく野宿にいきつくのに比して、
女性は失業だけで野宿に直結する傾向があるそうです。
女性のほうが賃金が安いし、男性よりも後に雇い最初に解雇するからでしょう。
自立の準備の中には、心理的な「覚悟」のほかに職業訓練、資格取得、ベイシックインカム等セーフティネットの拡大、同一労働同一賃金の導入等もしなければなりません。
あとは新卒一括採用や年齢差別の撤廃ですね。でなくては働く入り口ではじかれてしまいます。

 このエントリは、なかなか賑やかですね。
 みなさん「専業主婦」には、興味があるのですね。
 専業主婦も一つの生き方なわけで、結婚するつもりの彼女が「専業主婦になりたい。」と言って困っている男性以外は、関係のないことではないでしょうか。
 専業主婦を養うためには,それなりの社会的コストが必要ですが、すべての成人女性に仕事をあたえて、男性と育児や介護をシェアするにも、相応の社会的なコストが必要です。
 マクロの視点で考えると、どちらのほうが低負担で持続可能かということです。 私はどちらとも言えないと思うのですが。
 むしろ問題は、少子化よりも高齢化。増え続ける社会保障費と医療費でしょう。
 

Bruxellesさん、こんにちは。

男を生活費としかみない見方はずっと前からあったのですが、それで女性がひきかえにするものは専属の売春契約や自立であるといったのは大正の知識人たちでした。

男に頼るか、頼らないかという問題は大正時代もおなじであったわけですね。進んだこんにちだけの問題ではなく、古くて新しい問題、というか永遠の問題なのでしょう。

女性はパートや非正規となるか、男に頼ってもフリーターかリストラでたいへんに苦しい時代になったのでしょう。ひとむかし前の消費の女王としてのポジションはひそかに崩壊していっているのでしょう。せめて厳しい時代認識をもって、「岸壁の母」のような精神の復活がのぞまれるのでしょうね。男が『蟹工船』をバイブルとしたように。

スイさん、こんにちは。

土地資産家が狙い目とおっしゃりますが、土地はバブル以降値下がりがつづいており、わたしは人口も減少する時代まだまだ下がると見ています。

都市の空家率とかオフィスの空室率とか2割くらいにたっするところもあって、売れなかったらとうぜんたたき売りの時代になってしまいますね。土地資産家が金持ちランキングに出なくなって久しいと思いますが、この資産家もだいぶアテにならなくなると思いますよ。

専業主婦というのは中流階級のあこがれ、昭和の時代の恋愛観の到達点だったと思います。愛した男が生涯面倒をみてくれる恋愛観は至上の愛に思えたことでしょう。

しかし男ひとりが大人二人、家族の生活費をかせぐことは困難な時代になりました。不況で会社自身がヒーヒーいっていて、半額の非正規でしのいでいる時代に会社が二人分の給料を支払えるわけなどありません。たんじゅんな計算で明白な時代の変化ですね。

専業主婦がゆるされたのは成長時代の奇跡だったという認識が必要なんだと思います。農家ではおばあちゃんでもあたりまえに畑仕事をするのがふつうだった時代にもどるだけです。

ワタリさん、こんにちは。

女性の貧困問題というのはおおきくクローズアップされることはありませんね。女性はいつも貧困すれすれを生きてきたといえるのにですね。専業主婦は一銭もかせがなかったのですしね。貧困報道で男か女か、非正規問題は男か女の問題かという問いや分類はあまりなされないように感じます。

いまの女性は会社からもそっぽを向かれ、パートか非正規しかないし、男も養えないと撤退をはじめています。女性はものすごく危機の時代をむかえているのでしょう。世の男性は男の危機には敏感に反応しますが、女の危機には男に食わせてもらえばいいんだと危機感を捨ててしまうのかもしれません。女性は肉食になるしかないですね。

いまの時代、女性こそが経済や商業を勉強しなくてはならないのでしょう。勝間和代がブームになるのは危機が底にあるからでしょう。女性の貧困問題がとりあげられなければならないお膳立てがそろいはじめたのかもしれません。

ももすけさん、こんにちは。
コメントをかえすのがたいへんです(笑)。

まあ、わたしがいっているのは専業主婦になりたいといっても男がフリーターやリストラでやしなえないから自分で稼ぐしかないということですね。もう棚からボタモチとか恋愛頼みではやってられないということです。冷厳な経済の現実をみろと。

専業主婦という社会的コストを支払われなくなったのに、社会は男性の長時間労働でしのごうとしていて、ために家庭や子育てのコストをだれも支払わなくなったのだと思います。民主党が子ども手当てや高校無償化をおこなったのはその解であると思います。

老齢年金で親子の絆が切られ、こんどは男女の絆も切られて、国のやることはとことん人の絆をたちきって無縁社会を促進したいようですね。いいことをやったつもりであるのはたしかでしょうが。

国が助けるより、自分たちでムリしてがんばることがけっきょくは人の生き方を強くするのかも知れません。ほんとうに求められているのは私たちが自分たちで解決する力なのかもしれません。

女性は本質的に夫婦円満で落ち着いて子育て出来る環境を望んでいるということだと思うのです。社会に出て男と競い合い、または協力しながら仕事をする事では本当の幸せを感じることが出来ないと悟り始めた彼女達が専業主婦思考へ向かわせているのではないでしょうか?ですが現在の社会経済状況が、そのような生活を安心して送ることを拒んでいるわけです。貧富の格差が有りすぎて、一部の人間が利益のほとんどを吸い上げしまい、残る僅かな利益を大多数の人間で奪い合う。そういう醜い争いを何時まで続ける気なのかなと・・・。人間には向き不向きがあります、政治的な才能のある人、技術的もしくは科学的な分野で才能のある人もいますし、体力的に才能の有る人、目立った才能は無いかもしれないけどコツコツと真面目に仕事が出来る人もいる。そういった人それぞれの才能を生かした分野の職業の労働対価として賃金があるのですが、例えば政治家と肉体労働者では収入がぜんぜん違いますがどちらも必要な仕事です。ですが収入は桁が違います・・これっておかしくないですか?誰が決めたのですか?って話なんです。人間としての最低の生活保障額が年収にしていくらになるかは知りませんが、朝から晩まで働いても生活に困る人がいる。かと思えば必要以上の富を得て、尚且つそれでは飽き足らずに、自分だけが良ければいいと貪欲になり富を増やすことに必死になっている人間がいるという今の経済状況では誰も落ち着いて生活することなど出来ないし、女性の望む本当の幸せを感じるという生活は現状では無理なのかも知れません。

こんにちは。

残念なことですが、世の中は道徳からできあがっているのではありません。金や損得勘定でなりたっています。貨幣経済でなりたつ社会です。道徳で組み立てられる社会であればいいのですが、人間の英知をもってでもしても貨幣で社会を回す仕組みしかつくれません。

道徳を至上なものにおくとこの社会ではイタイ目にあいます。道徳から社会を組み立てようと20世紀には社会主義という壮大な実験がおこなわれましたが、権力者がいうことを聞かない人間は処刑か強制所おくりという悲惨な結果を招来しました。

道徳というのは個人の判断が入りますから、個人の権力と強制がひどい行為をみちびくので、お金という個人がどうしようもないもので人間は制御されるしかないというのがこんにちまでの流れです。

貨幣が人間の価値や賃金を決めてしまいます。貨幣の価値で動かす社会を人間は選択せざるをえないというのがこんにちに人間の限界だと思います。道徳的にも人道的にもおかしな社会が生まれるのは貨幣のメカニズムゆえであって、どうしようもありません。そこから社会主義が生まれたわけですが、失敗でした。

貨幣のメカニズムで生きるしかない社会をわれわれは選択せざるをえないわけです。不満やおかしさをだれもが感じるとしても、ほかの選択肢をわれわれは見つけることはできていません。貨幣の暴力の中で生きてゆかざるをえないのです。個人が流れに逆らうことはかなりむづかしいものです。不満や怒りをもっても、いま現実に貨幣の流れの中で生きてゆかざるをえないのです。この大前提から出発するしかないと思います。

No title

今日は。 この世の中の現状は、うえしんさんのご説明通りなんだと思います。ですが人間が物質的(金銭も含む)な豊かさを追い求め利己主義的な考えからくる価値観の為に生きている、という今の社会経済が破綻する一歩手前であるというのも現実ですよね。価値観を変えないと生き残れないだろうなと自分自身は考えているのです。個人が流れに逆らうことは困難ですという意見には同意です。だからこそ汚れきった大きな流れの中心から少しでも距離を置くという意識を持つ事から始めてみようと思うのです。 道徳的と表現されていましたが物質的なものに本当の価値はないと敏感に気付き始めているのはやはり若い女性なんだと思います。ですが現実は甘くないので自立の道を模索するしか方法が無いと考えるのだと思います。若い男性は会社の為にと精一杯働いていた父親の成れの果てを現実として冷静に受け止め、この人達と同じ様な人生は絶対嫌だと感じ違う生き方をしたいと考える。ですが間違った価値観や常識を正しい事であると生まれた時から洗脳され続けた結果、「何を如何していいかが分からない」というのが私の見解です。
私自身はこの世の中でどの様な困難や災難が起ころうとも傍観者的な意識を持ち心を乱さず生きていくことが現在の目標かな。とても難しいですけどね。

結局、上野千鶴子氏のようなフェミニストは、
女性に何を与えたのでしょうか?

本人は「大学から出たことがない」女性です。
氏の「おひとりさまの老後」という本が売れたのも
意味不明であって、
男、女、日本、外国、あるいは日本以外の先進国、
働く女性、専業主婦、既婚、未婚、
「個」を見ずして性別や国、職業等の立場、結婚や
子供の有無などの大枠で囲って、
それを、あたかも「個」であるかのような論法で
語る、判断することこそ愚かで稚拙であると思います。

社会学はカタログ的な人生を選択できる年代にはよい材料を提供するのでしょうが、いったん人生を選択すると優劣や善悪でそれを判断するいやな凶器やギロチンになってしまいますね。

どちらの人生が正しいとか、優れているだとかは、選択前の人生ではよい材料を提供しますが、選択してしまえばもうそんな道具にはふりまわされないで、自分の選択した人生を進んでいったほうがいいのでしょう。

たまに自分の生き方の質を問うときにはよいかもしれませんが、それで優劣や善悪を判断する愚かな道具としては使ってはならないのでしょう。

選択した人生を余裕をもって進めばいいのであって、ほかと比較することは選べないものをつかもうとする不毛な試みなんでしょう。競争や比較のレースに加わる必要はないでしょう。

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世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。ビジネス書、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、精神世界、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

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