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12 03
2009

書評 心理学

『童謡の謎』 合田道人


童謡の謎―案外、知らずに歌ってた (祥伝社黄金文庫)
合田道人

童謡の謎―案外、知らずに歌ってた (祥伝社黄金文庫)


 童謡というのは多くの人が子どものころに聞いた覚えがあるもので、解釈や意味がべつにあれば興味がわく。童謡にはそんな深い意味も解釈もないのだと多くの人は通りすぎるものだが、もしもっとほかに深い意味があるのだとしたら、教えてもらいたいものである。

 たしかに「かごめ」はなにを歌っているのかと不思議な歌だし、「赤とんぼ」は「おわれてみたのはいつの日か」の「おわれて」はなにに追われたのだろうかと不思議な曲だ。「五木の子守唄」なんていまもミュージシャンに歌われたりするが、なにが大人をひきつけるんだろうと思う。

 この本はシンガーソングライター、音楽プロデューサーの書いたものであり、続本がつぎつぎと出されたようにけっこうヒットしたようだが、ちょっと雑学レベルにとどまっていて、アカデミーなレベルの深みに達していないようで、そこがちょっと不満かもしれない。子どもの童話と思われているものもフロイト派やユング派の心理学者や歴史学者がたくさん入り乱れて豊穣な解釈に迫っている。童謡にも可能なはずである。いや、どんなたわいもないものと思われているものにこそ学問の入り込む価値のあるものだといえるだろう。

 童謡というのは意味もわからずに聞いたり、歌っていたりしたものだ。大人の目線からふたたび聞きなおしてみると、深い洞察や解釈が可能であったことに気づく。童話だって同様だ。こういうものに深い意味を掘り起こす能力こそ学問や知力というものだろう。

▼いや~、癒されますね。泣けてくるものもありますね。むじゃきだった子ども時代を思い出します。意味を考えて聞いてみてください。















童謡の謎〈2〉―案外、知らずに歌ってた (祥伝社黄金文庫) 童謡なぞとき―こんなに深い意味だった (祥伝社黄金文庫) 本当は戦争の歌だった童謡の謎 (CD付き) こんなに深い意味だった童謡の謎〈3〉 謎とき名作童謡の誕生 (平凡社新書)
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