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05 16
2009

おすすめ本特選集

20世紀の名著 表紙閲覧


 はてなブックマークで「Googleが選ぶ20世紀の名著100選」が話題になっています。

 書影をならべたいと思ったのですが、アマゾンではほとんどなく、半数ほどしか書影が集まりませんでした。まあ、こんな本が20世紀を代表する本だということで。正確には引用数が多いということになりますが。

 20世紀にはいかなる問題と闘ったり、いかなる知識を蓄積してきたのか。20世紀の知識と格闘してみるのもいいかもしれませんね。


1 科学革命の構造 T. Kuhn トーマス・クーン 1962 14000
2 正義論 J. Rawls ジョン・ロールズ 1971 7900
3 制度・制度変化・経済成果 D. C. North ダグラス・C.ノース 1990 7800
4 哲学する民主主義 R. D. Putnam ロバート・D.パトナム 1993 7200
5 付きあい方の科学 R. Axelrod ロバート・アクセルロッド 1984 7000
6 集合行為論 M. Olson マンサー・オルソン 1965 6500
7 Mind in Society※ L. S. Vygotsky エリ・エス・ヴィゴツキー 1978 5600
8 孤独なボウリング R. D. Putnam ロバート・D.パトナム 2000 5400
9 レトリックと人生 G. Lakoff, M. Johnson ジョージ・レイコフ、マーク・ジョンソン 1980 5300
10 行為と演技 E. Goffman アーヴィング・ゴッフマン 1959 5200


科学革命の構造哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造 (叢書「世界認識の最前線」) ロバート・アクセルロッド孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生
トーマス・クーンの『科学革命の構造』が一位に。科学の「パラダイム」という概念が話題になりましたね。『孤独なボウリング』がこんなに上位になるほど注目を集めていたとは。

レトリックと人生人間性の心理学―モチベーションとパーソナリティ言語と行為
マズローの『人間性の心理学』はいろんなビジネス書にも紹介されていましたね。

ゲームの理論と経済行動〈1〉 (ちくま学芸文庫)定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (社会科学の冒険2期)監獄の誕生―監視と処罰
アンダーソンの『想像の共同体』はとうぜんランク入りするほど注目を集めた本ですが、国家とはそんなに自明視される存在とは思わないのですが。フーコーの『監獄の誕生』もとうぜん。フーコーには気迫せまる知識の深遠という雰囲気がありましたね。

資本主義・社会主義・民主主義システムの科学新訳版・思考と言語

暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)近代とはいかなる時代か?―モダニティの帰結幼児期と社会 1 (1)
マイケル・ポランニー、ギデンズ、エリクソン。よく目にした本ですが読んでません。

経済発展の理論―企業者利潤・資本・信用・利子および景気の回転に関する一研究〈上〉 (岩波文庫)ディスタンクシオン <1> -社会的判断力批判 ブルデューライブラリー危険社会―新しい近代への道 (叢書・ウニベルシタス)
ブルデューの『ディスタンクシオン』は趣味の階層性に注目した本ですが難解なのが残念。ベックの『危険社会』はまだ新しい本ですね。

現実の社会的構成―知識社会学論考自由と経済開発オリエンタリズム〈上〉 (平凡社ライブラリー)
バーガーの『現実の社会的構成』よりエスノメソドロジーのほかの本のほうが興味をもてました。サイードの『オリエンタリズム』もほかの関連書のほうがいいような気も。

ジェンダー・トラブル―フェミニズムとアイデンティティの攪乱経営行動―経営組織における意思決定プロセスの研究愛着行動 母子関係の理論 (1) 新版

精神の生態学社会理論と社会構造経験と教育 (講談社学術文庫)
ベイトソンの『精神の生態学』はあと一歩のところで読み損ねました。カルトっぽい感じがしました。

意味の復権―フォークサイコロジーに向けてミシェル・フーコー思考集成〈1〉狂気・精神分析・精神医学モダニティと自己アイデンティティ―後期近代における自己と社会
フーコーにギデンズ、ゴッフマン、チョムスキーは何冊かランクインされていました。フーコーはそうとうのインパクトを与えましたし、ゴッフマンは日常の社会分析に深い興味をひきつけました。

可能世界の心理民主主義と教育〈上〉 (岩波文庫)解明される意識
デネットの『解明される意識』はぶあつい本でした。

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)脱工業社会の到来 下―社会予測の一つの試み心の概念
ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』はどうも納得性が少ない気がするのですが。ベルの『脱工業社会の到来』はもう手に入りにくかったような。

認知意味論―言語から見た人間の心アナーキー・国家・ユートピア―国家の正当性とその限界言語を生みだす本能〈上〉 (NHKブックス)
ノージックの『アナーキー・国家・ユートピア』は高すぎて読めませんでした。ビンガーの『言語を生みだす本能』はNHK出版から出ていますが、話題の本だったのですね。

言語行為―言語哲学への試論 (双書プロブレーマタ)知への意志 (性の歴史)文明の衝突
ハンチントンの『文明の衝突』は大きく話題になりましたが、イスラムとの対決がそんなに大きなことかと思いましたが。

資本主義と自由 (日経BPクラシックス)真理と方法〈2〉 (叢書・ウニベルシタス)存在と時間〈上〉 (ちくま学芸文庫)
フリードマンの『資本主義と自由』は大きく流れを変えましたが、おかげで階層社会と貧困を生み出した本になってしまいました。ハイデガーの『存在と時間』はほんと難解な本で、ほとんど意味がわかりませんでした。

論理哲学論考 (岩波文庫)自己の分析さまよえる近代―グローバル化の文化研究
ウィトゲンシュタインは名前は親しく感じるのですが、読んでもたぶん理解できないでしょう。

名指しと必然性―様相の形而上学と心身問題自己の修復


 20世紀の名著と呼ばれる本を覚えておいて書店で見かけたら手にとって興味がもてるか、読みこなせるかと検討してみるのもいいかもしれませんね。興味がありそうな本を読んでみるのがいちばんだと思いますし、興味のない本なんて読めもしないのだと思います。


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