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04 10
2013

風景写真

吉野の桜はだいぶ散っていて残念感 / 2013年4月9日(火)

 ことし(2013年)は吉野の桜を見たいとYAHOO桜情報とかブログで開花時期をチェックしていました。全国紙で8日(月)に大々的に満開のニュースがつたえられ、9日(火)に満を持してバイクで吉野へ。

 しかしおおくの桜は散ってしまっていて、ひじょうに残念感を感じる結果になってしまいました。全体としては満開として見れますし、観光客もたくさんきていました。しかし咲きはじめ、満開の時期の新鮮さ、フレッシュさというのは旬をあきらかに過ぎた時期であるのはわかりました。報道・情報のタイムラグに反省が必要かと。

 吉野の花見は山登りですね。わたしは中千本から桜のあいだを通り抜ける上千本に登り、桜の少ない西行庵のある奥千本まで登って、へとへとになりました。引き返して中千本をすこし下って、帰りの登りではもう限界をこえたと思いましたね。

 バスで奥千本までいって(渋滞は覚悟で)、下るのがいいかもしれないですね。いいや、駅から上ってだんだん桜が開けてゆく景色を期待したいという見方もあるでしょうが。



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わたしは37号線をのぼって如意輪寺の近くから見えるこの景色が好きですね。身近に大きな展望が見れますし、はじめて見たこの景色の衝撃は大きかったですからね。

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山の斜面にこのように桜は植えられています。

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すこし離れると同じ場所でもまた見え方が変わるので何枚も写真を撮ります。

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桜はこのくらい黄桜になっていました。やっぱり満開のときのような爽やかさはかなり失われています。

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かなりおおぜいの人が見にきていて活況を呈していて、残念感は感じられないように見えもしましたが、旬の時期は過ぎています。

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上千本は桜の回廊をずっと通り抜けるわけですが、登りはかなりキツイです。

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上千本の上からながめた写真で、こういう斜面に桜は植えられています。

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水分神社の桜もとうに散っていました。

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奥千本の西行庵までたどりつくのはかなりホネが折れます。いまは西行の彫像がおかれていて賽銭がたくさん投げ入れられていました。これ以上奥はムリすぎていったことはないのですが、桜はきれいなんでしょうか。

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いちばん向こうの平地、市街地は吉野川周辺なんでしょうか、でもかなり山垣があるような。

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右下の吉野駅から左の上千本までほとんど登りです。

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上千本の桜もだいぶ散っていました。

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まとめて見ると桜はきれいに咲いているようにも見えなくもないんですが。

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平日は年配の方がかなり多かったです。中国人の観光客の方もかなり増えましたね。どことなく違うファッションでわかったり、もちろん言葉でね。

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吉水神社の「一目千本」のながめは、なるほどこれほど全貌が見れるところはほかにないですね。

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蔵王堂は吉野のシンボルですね。上千本からのながめで目印になります。

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帰りがけにもこの風景をもう一度。交通標識を撤去してほしいんですけどw

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ここは昼前に撮った写真より、日が傾いて撮った写真のほうが色がきれいに写るようですね。

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吉野の桜ともお別れです。つぎは来年、それともいつこれることになるでしょうか。幸せな気分での再会を願いたいところです。


04 02
2013

風景写真

桜咲く、大阪ローカルご近所篇 2013年春

 厳しい冬の終りを告げて、桜が咲く季節がようやくやってきましたね。寒さのつらさがあるからこそ、桜の咲く季節は救いをさしのべられた気もちがして、ほっとします。

 ことしはぶらぶらと大阪ご近所の桜を撮ってみました。名所でない大阪ローカルの桜の写真をアップすることに価値はあるのでしょうか。

 全国からこられた方はたぶん一度もおとずれることがないであろう大阪ローカルのご近所桜とか風景を見ることができますね。

 大阪の方はもちろんいがいと知らないかもしれない近郊の桜スポットを知ることができますね。

 たいした写真ではないのですがw、まあ桜と春のおとずれはめでたいということで。


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帝塚山の万代池は春のおとずれとともに周囲の桜がいっせいに咲きそろいます。ごちゃごちゃした都市に一服の清涼感が感じられます。

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万代池のスズメもハトもずいぶん人馴れしています。カメも寄ってきます。カワウも逃げません(野生比において)。



こちらは桃ヶ池といって、阿倍野区の田辺にあります。JR阪和線の高架から見える場所にあります。街中の池と緑にほっとします。

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藤井寺市の大井水みらいセンターの桜はずいぶん密度が濃くて、大きな桜なんですね。近所の桜並みの密度の低さとか小ぶりな木の大きさが際立ちました。

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花びらがいくえにも積み重なっている桜で、泡がうずまいているような桜の違いにおどろきました。

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大和川の土手沿いの道路から見える桜並木で、下水道施設のまわりをずらりととり囲んでいます。ここは宴会客もいないし、ときに満開のときにも人通りが見えないこともありました。この日の通行見物人はふつうにいましたけど。

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ここは仁徳天皇陵の南にならぶ履中天皇陵の桜並木ですね。古墳の多いあたりに住んでいますが、古墳は外からながめていてもなんの感慨も抱きません。

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仁徳天皇陵の南にある大仙公園の桜はそう多くあるわけではありません。でもピンク色の濃い変わった桜があったり、公園自体がどことなく気品があるところです。丘のランドスケープや庭園があるからだけかもしれませんが。

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大仙公園は公園内より、仁徳天皇陵に通じる道路の桜並木のほうが多いかもしれません。

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和泉市若樫にあるしだれ桜は百滝桜(ももたきざくら)とよばれて、けっこう隠れた名所なのかもしれません。4月1日(月)に時間をかけて見にいきましたが、もうすっかりしおれて色を失っていましたが、写真マジックでかろうじて見れる状態w


大人の桜旅 2013―一度は見に行きたい日本の桜名所&名桜700景 (NEWS mook)フォトコン別冊 見たい撮りたい日本の桜200選 2013年 04月号 [雑誌]ニッポンの桜100選日本さくら紀行 西日本編 (Jグラフィックス)

02 24
2012

風景写真

たまには動物園でほっこりしませんか。

 気分転換に天王寺動物園にいってきました。近くにあるのに二十年はいってなかった動物園。五百円と安いので動物たちを見にいきました。

 平日はかなり小さい幼児の親子づれとカップル、女子グループが多かったですね。

 わたしは動物とコミュニケーションがとれるのかと興味ありましたが、けっこう人の存在に果敢に反応する動物たちが多かったですね。目をじっと見ていると気持ちを共有できるように思えますね。とくにライオンの反応がうれしかったです。

 やっぱりナマで見る動物は迫力が違いますね。映像で見るものと違って、自分の存在に反応してくれる動物は映像では味わえないものですね。

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このチンパンジーはなんといっていたのでしょう。「こっち見るなとか」いっていたのでしょうか。 

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やれやれ、寒いし、しょうもないし、じろじろ見るサルがいるし、寝たふりするしかないか。やれやれ。

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オリにかじりついた先には女子グループがはしゃいでいて、あきらかに女子グループに入れてほしそうなオラウータン。人間そのものですね。

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わらをつかんでもぞもぞするオラウータン。人間となんら変わりはないと思いましたね。

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人間の存在に興味がありそうな鮮やかな鳥。

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うろうろ、うろうろ。ただはしからはしまで歩きつづける寡黙なシロクマ。

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うろうろ、うろうろ。することもないし、どこにもいけないし、獲物や異性はいないし、しょうもないし。同じところをうろうろする動物園の動物をズーコシス(動物園精神疾患)とよぶそうですね。観客や動物園はどうあるべきなのでしょう。

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フクロウってシブいですね。じっと考えつづけている雰囲気がありますね。

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人間に興味があるのか近寄ってきますが、表情がありませんからなにを思っているのかさっぱりわかりません。

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う~ん、わかりません。

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鮮やかなピンクの羽色に目を奪われるフラミンゴ? ほかの鳥といっせいに吠えていましたから仲間がいることはすくなくても幸せなんでしょう。

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ぴくりとも動かないワニ。爬虫類系は目を開けたまま眠れるんでしょうか。

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ひじょうに敏感に逃げるこの大きなねずみ系の動物。岩場の上のほうでじっと見ていると思ったら、すぐに近くのエサ場におりてきて、じっと人間を見ながら、でもエサはしっかりと食べているし。

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真ん中の岩の上にどかっと居座るメス・ライオン。さすがに威厳がありますね。

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ん、なんなんだ、コイツは。

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ガラス越しのこんな至近距離で見れるとは思っていませんでしたから、ちょっととまどいました。

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しゃがんで目線を合わせるというのはライオンにとってどうだったんでしょうか。

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となりのカップルがライオンをバックに記念撮影しているのをじっと見ています。このあと、ゆっくりと近づいてきてガラスににおいをこすりつけて、わたしの目の前でしょんべんをひっかけて去っていきました。ワシのなわばりだ。

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しっかりとこちらを見ていました。

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ヒョウが飛び跳ねるような動きをしていました。エサの時間だったようでね。メシメシメシ~。

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カッコいいですね、タカ? 威厳と貫禄がたまらないですね。

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トラもはしからはしまでただ歩きつづけていました。うつむいて、しょげかえっている顔に見えますね。

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すこしでも気を紛らわすために歩きつづけいているように思えました。

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いっさいまわりに関心がないように歩きつづけていましたが、こちらをじっと見つめた一瞬がありました。

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もう見ないでといいたげに壁に顔をつけていたキリン。先にいた親子連れは好きではなかったのか、わたしがひとりになると近づいてきました。

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このキリン、けっこう人なつっこいのか、ロープのあいだに顔を入れようとしていました。

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リスは小刻みな動きがほんとうにかわいいですね。

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人恋しそうなひつじ。遠くに離れてもまだじっと名残惜しそうにいつまでも見ていました。



▼動物のボディ・ランゲージを読みたくなりました。
動物園というメディア (青弓社ライブラリー)動物が幸せを感じるとき―新しい動物行動学でわかるアニマル・マインドアニマル・ウォッチング―動物の行動観察ガイドブック動物感覚―アニマル・マインドを読み解く

共感の時代へ―動物行動学が教えてくれること本当の「私」を、生き物たちは知っている!?―心がちょっとつまずいたときに読む「動物の行動学」動物コミュニケーション―行動のしくみから学習の遺伝子まで動物たちはどんな言葉をもつか (サイエンス・フォーカス)

05 04
2011

風景写真

GWのお出かけガイドブック 関西・関東篇

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 ▲新緑の山と自然に出逢いたいですね。


 GWにどこかいきたいけど、どこにいけばいいかわからない。そういう人には便利なガイドブックがたくさん出ています。

 わたしは山登りのガイドブックにたいへん重宝しましたが、時間や距離や交通費,見どころまで掲載されていて、コースどおりに歩いていけば効率的なめぐり方ができるようにコースが組まれていることを実感しました。よくここまでていねいに粘着的に調べてくれたと先人と編集者に感謝というところですね。

 本の選び方としてはさいしょは大きな写真が多用されている、そこをめぐれば魅了的な場所であるというお誘いを誘引してくれる本がいいと思います。しだいにガイドブックの細かい違いのよさや不足分とかわかってくるかもしれませんが、どのガイドブックも基本的に重宝するものだと思っています。あとは好みの問題。

 GWにいますぐどこかいきたいという人はアマゾンの配送ではもう間に合いませんので、本屋に探しにいきましょう。


関西篇
ハイキング・山登り
ガイドブックや地図なしに山にのぼることはできませんね。山に向かうときは必携なのはもちろんですね。

関西ハイキング 2010―日帰りで楽しむ山歩きマガジン (別冊山と溪谷)関西日帰り山歩きベスト100 (ブルーガイドハイカー)ブルーガイドハイカー26 関西里山・低山歩きクルマで行く山あるき 関西周辺 (大人の遠足BOOK)

関西ハイキング (別冊山と溪谷)日帰りハイク関西 (JTBのMOOK)改訂新版 関西周辺の山 (週末登山コースの百科事典)

▼至れり尽くせりのコースガイド。コースとおりに歩けば山登りをたのしめてちゃんと家まで帰れます。
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ウォーキング・コース
ウォーキングはコースを決められるのはちょっとと思うかもしれませんが、見どころを効率的にめぐるための地図と考えればいいのかもしれません。

駅からウォーキング 関西 (大人の遠足BOOKS)日帰りウォーキング 関西 (大人の遠足BOOK)関西楽しく歩こう!ウォーキングコースガイド西国三十三カ所ウォーキング (大人の遠足BOOK―西日本)

この道歩こうベスト40関西周辺―自然・歴史見聞ウォーキング (遊歩ナビ)歴史街道ウォーキング日本史ウォーキング 関西 (大人の遠足BOOK)


サイクリング・コース
自転車もコースを決められるのは窮屈と感じるかもしれませんが、漠然と目的なしにどこかにいくよりか、充実感や達成感が満たされるかもしれません。

新版大阪・神戸周辺自転車散歩京都・奈良・滋賀自転車散歩関西サイクリングマップ (ジェイ・ガイドホリデー)



関東篇
ハイキング・山登り
日帰りハイキング+立ち寄り温泉 関東周辺 (大人の遠足BOOK)駅から山あるき 関東版 (大人の遠足BOOK―東日本)関東日帰りの山ベスト100  1泊で行く名山10選も収録 (ブルーガイドぶらり山散歩)東京近郊ミニハイク

東京周辺ヒルトップ散歩---たまには丘でひと休み東京ハイカー 2010―日帰りで楽しむ山歩きマガジン (別冊山と溪谷)さわやか高原ハイキング 関東甲信越 (ごきげん!ハイキング)花のハイキングベストコース 関東周辺 (ごきげん!ハイキング)


ウォーキング・コース
日帰りウォーキング関東周辺〈1〉 (大人の遠足BOOK―東日本)東京 自然を楽しむウォーキング (大人の遠足BOOK)江戸ウォーキング (大人の遠足BOOK―東日本)関東 むかし町歩き (大人の遠足BOOK)

関東 楽しく歩こう!ウォーキングコースガイド新ウォーキングマップ 関東自然を楽しむ温泉&ウォーキング 関東周辺 (大人の遠足BOOK)


サイクリング・コース
東京周辺自転車散歩関東周辺サイクリングロード・ガイド新版 北関東自転車散歩 茨城・栃木・群馬関東周辺日帰り自転車旅ガイド サイクリングコース詳細ガイド・厳選45コース (自転車生活How to books 07)

多摩川すいすい自転車旅マップ―東京、神奈川、山梨を流れる多摩川全138km完全ガイド (自転車生活ブックス 7)首都圏 気軽に楽しむ自転車散歩おすすめルートガイドサイクリング地図本の決定版!関東サイクリングコースマップ関東周辺スポーツサイクリングコースガイド


全国篇
東海自然歩道もいいし、東海道五十三次も魅力的だし。百名山や四国巡礼も気になりますね。

東海自然歩道30選 関西編―大阪・京都・滋賀・奈良・三重東海自然歩道30選 関東編―東京・神奈川・山梨・静岡東海自然歩道―関西周辺 (目的別AG・ビッグフット―West)首都圏から出かける「東海自然歩道」徹底ルートガイド―高尾山~朝霧高原

新版・完全 「東海道五十三次」 ガイド (講談社+α文庫)広重と歩こう東海道五十三次 (アートセレクション)東海道五十三次ハンドブック日本百名山 山あるきガイド 上 (大人の遠足BOOK)

日本百名山クルマで行くベストプラン (大人の遠足BOOK)日本百名山を登る〈上巻〉北海道・東北・関東甲信越 (山あるきナビ)関西百名山地図帳四国遍路パーフェクトガイド 徳島・高知編 (講談社MOOK)

四国八十八ヶ所クルマ巡礼 ドライブお遍路しまなみ海道 大人の島旅―島一周サイクリング情報・MAP付きしまなみ海道とびしま海道サイクリングマップ

山登りのためのGPSナビゲーションもあるのですね。これは強力な味方。
B004D5KG66ヤマナビ2 NVG-M2 (西日本版) 登山用GPSナビゲーション
ムーブオン

by G-Tools

04 29
2011

風景写真

GWにおすすめの関西の山

 山ガールは流行っているのか流行っていないのかわかりませんね。わたしは5、6年前に大阪から関西周辺の山をガイドブック参考に片っぱしからのぼっていました。

 だいたいは千m以下の気楽な低山ばかりでしたが、いちおうはすこしの知識があります。ユニクロの普段着でのぼり、山ガールのおしゃれ着よりツワモノだったかもしれません。もし関西のいい山を知りたいというのなら、すこしのお知恵をお貸しすることができると思います。

 わたしの山登りの好きなところは遠くの山奥や人里はなれた地にきているという実感や、山間を流れる小川のせせらぎや清澄な音を聞いたり空気を感じることとか、歴史を感じさせる山間の山里や古式ゆたかな神社を味わうことなどでした。

 山頂にのぼるとか、山を征服するという楽しみはほとんどなくて、とちゅうの過程とか道すがらのほうに強く興味をひかれました。歴史や民俗、地域文化といったもののほうが魅力あると感じました。

 基本的にガイドブックのコースガイドを外れることなくたどりました。徒歩の時間や電車・バスの時間、運賃までのせられていて、たいへん重宝しました。ガイドブックひとつあれば、だれでも気軽にはじめられるのが登山・ハイキングだと思います。写真はもちろんわたしが撮りました(すこし画質が劣りますが)。


▼この三冊のガイドブックにはひじょうにお世話になりました。
関西周辺ハイキング (どこでもアウトドア)関西日帰り山歩きベスト100 (ブルーガイドハイカー)ブルーガイドハイカー26 関西里山・低山歩き


柳生街道

奈良の柳生街道はゆるやかなのぼりで小川のせせらぎも聞けてとても清清しいコースだと思います。峠の茶屋をこえると円成寺のバス停までひたすら山間の田んぼがつづきますが、人ひとりいない田んぼの風景もとても心地よいものです。

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三草山

能勢町の三草山はとちゅうの長谷の棚田のほうが景色がいいかもしれませんね。棚田には田園の美しさが凝縮されていると思います。山にのぼらなくても棚田をたのしむだけでいいかもしれませんね。

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山の辺の道

大和発祥の地を歩く徒歩コース。神体山の三輪山や厳かな大神神社はいにしえの信仰の息吹をいまにもつたえていておどろかされます。箸墓、景行天皇陵、石上神宮など古代の歴史を感じさせるものばかりです。山登りではなくて、ほとんど平地の歩行ですが、歴史への興味を新たにそそられるかもしれませんね。

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赤目四十八滝

自然の美しさを感じるならこの赤目四十八滝は外せませんね。滝の博物館みたいなところです。近鉄上本町から65分、それにバス10分、帰りのバスは30分。時間の余裕をもって出かけたいところですね。奈良の山奥、秘境という雰囲気がありますね。観光気分だけではのぼりはけっこうきついかも。

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東お多福山

芦屋川からのぼり、荒地山をこえた東お多福山の景色はすばらしかったです。大阪湾をみわたしてはるか和歌山までのぞめました。北摂や大阪の市街地、神戸の海側などが展望できました。晴れた日でないとがっくりくるかもしれませんね。

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蓑作山・太郎坊宮

滋賀県の太郎坊宮は奇怪な石の山と、それが神として祭られた信仰の山として特異な景観をかちちづくっています。原始的な巨岩信仰がいまも生き残っていて、そのスケールや神秘さに圧倒されると思います。原始的な信仰はいまも終わっていないと思い知らされると思います。

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曾爾高原

曾爾高原は一大秘境のリゾートという感じですね。鶴橋から電車で一時間、行きのバスが40分、帰りのバスが50分。バス代がけっこう恐ろしい距離ですからそうそうはいけませんよね。わたしはバイクにのるようになっていきましたが、風景はすばらしいものがある一面、意外とこじんまりと小さい印象もうけました。もっと大平原が秘境にひろがっているイメージでしたが、意外と小さい平原と感じるかもしれません。でもこんな景色はめったにあるものではありません。

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八幡山(鶴翼山)

近江八幡市の八幡山はあたりの田園の風景と集落の集まりがすばらしかったです。このあたりは水田の規模がかなり大きいみたいですね。近江八幡の古い水郷の町の景色もいいですし、津田山からの琵琶湖のながめもすばらしいものがあると思います。



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安土山・繖(きぬがさ)山

琵琶湖湖東の安土山にはもちろん信長の安土城跡があります。ふもとには秀吉邸宅跡などがあり、歴史好きな人にはたまらないところでしょう。繖山からは広大でゆたかな田園地帯がのぞめます。このあたりの水田はほんとうに豊かさと広大さを感じさせます。

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■あと写真はないのですが、武庫川渓谷とか犬鳴山とかおすすめですね。武庫川渓谷は廃線のたいらな道を巨岩の渓谷をたのしめますし、犬鳴山は小川のせせらぎや神秘的な不動明神がいいですね。

06 28
2010

風景写真

涼しげな水辺の写真で爽やかになる

 梅雨のむし暑い日々がつづきますね。梅雨は空気もねっとりと暑く、肌もべたべたした不快な季節ですね。 部屋が強烈にあついのでわたしはバイクで山にのぼり、小川のせせらぎと森の空気の冷たさでやっと涼しくなることができました。

 みなさんに山と川の涼しさをお届けしたいと思います。といっても写真だけですが、涼しげな山河の空気を想像するだけでもいっとき涼しくなれるでしょう。

 江戸時代の白隠禅師は軟酥(なんそ)の法といって、イメージで頭を冷やし、足をあたためる法を説きました。気もちだけでも涼しくなると身体も心もち涼しくなれるのでしょう。人間はイメージや思考で身体に指示を出しているといえますからね。

 涼しげな写真を見て、なるべく水の冷たさを思い、ひんやりした森の空気を思い出し、身体じゅうに涼しさがいきわたるように思ってみましょう。

 なお写真はわたしがじっさいにいって撮ってきた大阪近郊の水辺の風景なので、お近くの方はじっさいに涼しさを体感しにいってもいいでしょうね。

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水量がものすごい滝ですね。近くにいけば水しぶきとひんやりした空気の風を体じゅうに浴びることでしょう。冷気を体じゅうに感じてみてください。これは熊野川近くで見つけた滝ですね。

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川を山の中にすこしさかのぼれば森の冷たい空気と川のせせらぎの心地よい響きにつつまれます。森は冷たく、あたりは静寂と鳥の声だけに満たされています。奈良公園東の柳生街道は軽い坂道の平坦な道が多いところです。

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三重県の赤目四十八滝は歩けばいくつもの滝を見れる滝のテーマパークのようなところです。自然の造形は人間のテーマパークどころではないと思わせます。

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滝の流れが空気の流れとなって身体に押し寄せてきます。静寂の中に滝の音とせせらぎの音が響きわたります。

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東吉野の澄んだ川の流れ。きれいさに思わず驚嘆しました。足をつけて冷たさを味わいたくなりますね。身体じゅうを冷たい水につかして泳いでも気持ちがいいのでしょうね。

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京都の保津峡は川下りが名所のように涼を楽しめるところです。山は平地よりいつも涼しく、森からは冷たい空気がやってきます。もっとも冬になるとライダーにとっては殺人的な寒さになって山になんか登れませんが。

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鉄橋の下で山の川の風景を楽しみます。保津峡ではカヌーで川下りする人がいたり、猿が駅を横切ったりしました。都会の暑い空気と違う冷たくひんやりとした山上の空気が流れています。

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島根県の日本海の海はとてもきれいでした。思わず身体をつけて泳ぎたくなりますね。6月に若狭湾で泳いだことがあるのですが、日本海の水は死ぬほど冷たかったです。氷の海で泳ぐ寒さを思ってみたら、暑さも和らぐかもしれません。

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吉野方面で撮った川の写真。山に囲まれた手つかずの川の風景が見れますね。遠くの土地勘も名前も知らない山奥や川の風景に出会うことは新鮮な喜びをもたらしますね。知らない土地、見たこともない風景は人の好奇心を駆りたててやまないものかもしれません。

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滝つぼの淵に立つと滝の冷たい空気の流れがこちらにやってきます。滝つぼに斧を落として女神が出てきてどちらの斧がおまえのものかと訊かれそうですね。神戸摩耶山の布引の滝。

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山道を歩いていたら石の上をまたいで川を渡らなければならない場所に出会いました。橋がないところを渡るというのは新鮮な驚きです。川辺を歩けば冷たい空気に満たされますね。摩耶山にて。

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最後に願をかけておきましょう。大地の神がうごめいているような宝塚市山本の最明寺川の滝。涼しさと爽やかさと冷たさがもたらされるようにと。涼しい風と爽やかな空気がつつみますように。


09 06
2009

風景写真

『スズメの少子化、カラスのいじめ』 安西英明


スズメの少子化、カラスのいじめ 身近な鳥の不思議な世界 [ソフトバンク新書]
安西英明

スズメの少子化、カラスのいじめ 身近な鳥の不思議な世界 [ソフトバンク新書]


 私は公園で一服することがおおいので、ハトやすずめをよく見る。すずめの小さくともけな気に生きるさまや、ハトの目をじっと見つめていると驚いたように反応すること、足早に歩く小さな白い小鳥の名前はなんていうのか、いろいろ関心や疑問がつみかさなってきたので、いつかすずめやハトなどの鳥にかんする本を読みたいと思っていた。

 日常の生活の中で野生の動物で出会うといったら、ほとんど鳥しかいない。でも意外とすずめやハトの生態は知られていなかったりする。すずめの子どもはどこにいるのだとか、ハトも子どもを見かけないし、巣作りはどこでしているのか、マンションのハト公害にはどう対応したらいいのか、まあいろいろ疑問や知りたいことがあった。

 で、このような本を読んだ。しかし鳥に対する関心はなにを知りたいのかという定まった照準がないのも自覚せざるを得なかった。私は鳥の意識や思考であるとか、群れの関係などを中心に知りたいのかもしれない。

 野鳥の会やバード・ウォッチングの関心では鳥の名前や分類、珍しい鳥を見かけることに関心があつまるようだが、私はべつだんにそのような関心があるわけではない。すずめやハトの身近な鳥の主観的な世界はどのようなものだろうかとのぞきたいだけかもしれない。生き物への興味と書物の知識はどうもズレることがある。生き物への興味というのはただかわいさや愛着を味わいたいだけかもしれない。

 すずめの平均寿命は1年3ヶ月という短いデータがある。ただ10年生きられる可能性もあるそうだ。平均巣立ち率は46,4%でいかにすずめの生存環境が厳しいか思い知らされる。ひなの巣立ちは2週間ほどで、1日300回ほどの虫運びをするそうで、たいへんである。ハトは一日数回ミルク状のものあげるだけでよく、巣作りもお粗末である。ハトが年中公園でメスをさそう踊りをくりかえしているのは、このミルクや2個しか卵を生まないことにあるといわれている。

 すずめの中には渡り鳥のように北海道の海から飛び出すものもいるそうだ。すずめの行動範囲は300キロの移動をしていた例も確認されており、秋冬に新潟から愛知への移動例もあり、若いすずめは旅をするかもしれない。カラスは頭がいいといわれるが、食物の貯蔵能力と関係がありそうだ。カラスは人なれしないが、公園でもえさをまくとすずめ、ハトの集まりを遠目で見ているが、学習能力で人になれる場合もあるそうだ。

 電線にとまるカラスは人の動きに注意しており、不意な動きをすると驚くそうで、とつぜん視界から消えるとかなりびっくりするそうで、著者はカラスを驚かせて楽しんでいるそうだ。地上を足早にとことこ歩く白い小鳥はなんなのか、外来種なのかと私はさいきんになって気づくようになったが、セキレイだそうで、日本書紀にも現れる種だそうで、神に性交を教えた。子どものころサギはほとんど見かけなかったが、大きな都市河川や行動範囲をひろげるようになるとよく見かけるようになった。大きさやその視線の敏感さによく驚かされる。

 この本ですこし学習したから、公園ですずめやハト、カラスのことがすこしはよくわかるようになるかもしれない。でもただ、かわいらしさやおもしろさ、愛着を味わったり、異生物との関係をたのしみたいだけかもしれない。かれらの意識とどれだけつなげられるかということに興味があるのだろうか。


カラスの早起き、スズメの寝坊―文化鳥類学のおもしろさ (新潮選書) スズメの大研究 (ノンフィクション未知へのとびらシリーズ) <おもしろくてためになる>鳥の雑学事典 わたしのスズメ研究 (やさしい科学) カラスはどれほど賢いか―都市鳥の適応戦略 (中公文庫)
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04 07
2009

風景写真

桜咲く ~大阪ローカルご近所篇



 基本的に緑の山林に咲く桜は美しいと思うのですが、さいきんは大阪ローカルのご近所の桜ばかり散策しています。桜は探せば、どんなところでも咲いていますね。

 名所と比べれば背景がごみごみした住宅街では桜の美しさはあまり栄えないのですが、それでも桜は桜、厳しい冬とのお別れと思えば、桜の開花にはっとさせられます。

 春の到来がめでたいということで、大阪ご近所ローカルの桜の写真をアップしておきます。それにしても住宅密集地の小さな用水路沿いの桜並木で、おおぜいの人たちが宴会をしているさまには大阪市民のど根性を見た気がしますね(笑)。

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こんな狭い用水路に桜並木がつづくため、おおぜいの大阪市民が猫の額のような公園で花見の宴会を楽しんでいました。東住吉区の今川というところです。

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住宅密集地の用水路にへばりついたような緑道や公園に桜が咲いているのですが、たくまくしも大阪人はここで花見の宴をおこなっていました。せめて背景が緑であったら栄えるのですが。

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桃ヶ池の桜はけっこうきれいですね。池の縁に咲く桜という背景がいいですね。

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ここは帝塚山の万代池の桜です。池のまわりに咲く桜は爽快な気持ちになれますね。

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ここは大和川の奈良にほど近い桜の回廊ですね。あまり人が見にくるような桜の場所でないようですが、けっこう私は好きなところですね。

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大和川沿いにつづく桜並木ですが、へんぴなところなためか、訪れる人はほとんどいません。ここらへんの人たちは大和川をこえた堺市まで橋をわたってイオン・モール詣でにいくようなところですからね。

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堺市の阪神高速ぞいの公園には桜がところどころにつづきます。けっこうきれいなところなんですが、あまり桜を見に来る人や宴会をしている人が少ないのがなんとも不思議ですね。桜は人気になる場所と人気のない場所がかなり分かれるようですね。

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衝撃映像。公園のハトはよく死骸と子供を見かけないといわれますが、カラスがハトの死骸をついばんでいる現場を長居公園で見てしまいました。カラスや猫(?)が死骸の処理班なのでしょうね。子供はネットで検索してみたらマンションなどにかんたんな巣をつくってそこで育てられるようですね。私の所でもピーピー鳴いています。どうりで子供と死を見ないわけですね。

04 19
2008

風景写真

吉野の桜は散ってしまっていました



 せっかく楽しみにしていた吉野の桜はもう散ってしまっていました。一年に一回の機会しかないものを逃してしまって、まことに残念ですが、桜であれ、すべての物事であれ、一度のがせば二度と出会う機会がないのだということを肝に銘じて、来年の開花を心待ちにしたいと思います。

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 手前の稜線からはすべて桜色に染まっていたはずなのですが、もう桜は散り、新緑の緑におおわれていました。

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 ここは上千本の桜が燃えるような回廊になる場所なんですが、もうすっかり緑色の葉に変わっていました。観光客の落胆の色と、終わってしまったのだという静寂があたりをつつんでいました。九州からのバスが来ていたそうですが、はるばるここまできてほんとうに残念ですね。

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 手前の稜線以降はピンク色に染まっているはずが。。下のほうから高いほうに順番に桜が開花するのですが、のぼってものぼっても桜は散っていました。

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 これから新緑の緑が栄える季節がやってきますね。きょうはバイクでかなり冷えましたが、これからは空気と陽射しはどんどんあたたかくなってゆくのでしょうね。山間と山村のバイク・ツーリングが楽しみです。


 去年のブログ記事をみると、4月15日に記事がUPされていますので、ことしは散るのが早かったのでしょう。去年の写真です。残念です。
 燃える吉野の桜 2007/4/15

追記 吉野の桜を見たいという方はYouTubeでUPされている動画を見てみますか。リアリティーある一般の人の動画が見られる時代になったのですね。



関連図書
世界遺産 吉野・高野・熊野をゆく 霊場と参詣の道 (朝日選書)熊野・高野・吉野―世界遺産の地を歩く旅花をたずねて吉野山―その歴史とエコロジー (集英社新書)吉野山 幻視紀行
天界の道 吉野・大峯 山岳の霊場
天界の道  吉野・大峯 山岳の霊場


04 07
2008

風景写真

桜にはなぜ死のイメージがつきまとうのか



 この季節、桜がきれいに咲くので各地に写真を撮りに出かけました。私はたんに美しいので桜めぐりをしているのですが、どうも桜というのは死のイメージがつきまとうようですね。桜についての本もたくさん書かれていますね。考察の材料・資料はたんまりあるようですが、私はまだそこまで考察を深めるまでの興味をもっているわけではありませんし、考察をつづけるかは不明です。すこしぶらっと写真を屑に考えてみたいと思います。

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 大和川の生駒山中にぶつかる山あいの桜の回廊です。桜の回廊を通るとまるで春の爽やかな精気のシャワーを浴びたような気分になりますね。再生した気分ですね。

 桜に死のイメージが重ねられるのは、「無常観」や「もののあわれ」のように短いあいだに咲き誇って、すぐに散ってしまうというそのはかなさに求められるのかなと思います。桜の花がさらさらと散るさまは、ときにこの世のものとは思えない美しさを感じるときがあります。人生もこのようにたとえられれば、その生の美しさをたたえられますね。

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 桜の向こうに見えるのは生駒山塊を流れる大和川と橋ですね。生駒山中には数々の神や仏が祭られています。あまり知られていないかもしれませんが、宗教上の聖地のようなところでもあります。ここはひとつの聖なる境界かもしれませんね。死者と生者の国の境なのかもしれません。 

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 二上山のふもとに咲く桜です。二上山はご存知のとおり死者の山ですね。古代の人にとって太陽がそのこぶのあいだに沈むことから、あの世との境界に位置する聖なる山と考えられていました。大津皇子が葬られていますね。

 桜は古くは宗教的な木として考えられていたようです。長く厳しい冬のあと、春を告げるように桜が咲き誇り、そして散ります。古代の人たちは冬至や夏至などの季節の節目に神々との交合により、新しい生命、新しい世界が生みされると考えていました。

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 二上山のふもとにある死者の国の入り口とされる当麻寺(たいまじ)のとなりに咲く桜の回廊です。さらさらと桜が散る美しいさまを写真に収められなくて残念です。桜のトンネルで春の精気を浴び、桜は散って死んでゆくわけです。まるで死と再生を象徴しているかのようですね。

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 当麻寺の境内にある桜です。死者の国の入り口である当麻寺に春の再生がやってきます。

 キリストはちょうど冬至のころに亡くなり、三日後に復活しますね。これは太陽や穀霊が冬の最中に死に、新しく生まれ変わって再生することを象徴しているのだと私は考えます。期せずして、この桜の咲く季節の4月8日はシャカの誕生日でもありますね。

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 墓場に咲く桜。むかしの人は死者が埋められたところの木は成長がはやいことに気づきました。それはまるで死者の魂が宿ったかのようです。ご先祖様や神は木に宿ると考えられたのはこのような経験があったのかなと思います。桜は生命が芽吹く春を象徴する意味で、とくに喜ばしい木であったのでしょう。

 釈迦はこの季節に生まれます。仏教の仏は春の訪れとともに生まれ、のちの夏に向かっての生命の繁栄の季節を迎えるわけですね。それはまるで死者やご先祖様の魂が春の訪れを呼び込んできたかのようですね。


桜についての参考になる文献
ねじ曲げられた桜―美意識と軍国主義桜の文学史 (文春新書)新 桜の精神史 (中公叢書)桜伝奇―日本人の心と桜の老巨木めぐりなぜ、日本人は桜の下で酒を飲みたくなるのか?

桜が創った「日本」―ソメイヨシノ 起源への旅 (岩波新書)桜と日本人 (新潮選書)桜文化と日本人花見と桜―日本的なるもの再考 (PHP新書)



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Author:うえしん
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