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08 20
2017

バイク・ツーリング

夏の海岸線を走りたかった大阪―富山ツーリング

 盆休みの四日間、大阪から富山までツーリングにいってきました。六日間の予定でしたが、さいごの二日間は雨の予報でしたので、泣く泣く切り上げてきました。あと一日分の距離が伸ばせなかったのですが、雨の日の山間部ほどキケンなところはないと思いますので。

 山間部の景色をながめるのが好きなのですが、山間部は走り屋のサーキットみたいになっていて、とくに雨や夜間のときは命が縮む思いをします。山間部をのんびりと走れるような速度制限とかもっと厳しくできないものですかね。

 今回は偶然のスパークリングをたのしみました。富山の高岡市が藤子不二雄の出身地だと知ったり、立山の近くに「おおかみこども」の花の家のモデルを見に行ったり、道元の永平寺を見に行ったりと、道すがらの興味にひきずられました。


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大阪に住んでおれば、緑一色のこんな景色だけで癒されます。緑の渇望が、つもりにつもります。

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若狭湾の日本海につき出ました。小浜湾の小学校の校庭からの贅沢なながめです。一泊目は越前市のネットカフェでしたが、山越えが夜間になっていて、夜の山間部はなにも見えなくて雨も降ってきて、恐い思いをしました。

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二日目は越前海岸をひたすら北上するぞと。夏の海岸線をずっと味わいたいと海沿いを走りつづけました。

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鉾島ですね。カッターで切りとったような柱状節理という岩礁です。

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夏の大海原ですね。日なたはひたすら暑くて、日陰で休みたいのですけどね。

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越前を走っていたら、あわら市の吉崎に蓮如のゆかりの地に出会います。この立派な建物は喫茶店らしいのですがね。

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海岸線をずっと走りたくても、海岸線を走れない場所に出会いますが、逆行したところの加賀市に、とってもいい感じの木造の小学校の旧校舎を見つけました。いまは食堂として利用されているようですね。

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どこの海岸だったでしょうか、石川県に入ったところだったでしょうか。海岸線とはしばしお別れです。

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二日目は高岡市のネットカフェに泊まりましたが、近くに藤子不二雄のギャラリーの名を見つけて、高岡がふたりの出身地であったことを知りました。子どものころ自伝的作品『まんが道』を読んで、富山のような遠いところなんて想像もつかず、まさかこんなところにこれるなんてという感動とともに、ふたりのゆかりの地、高岡古城公園の絵筆塔を見物。

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高岡市駅前に藤子不二雄のふたりが通いつめた文苑堂書店がいまも残っています。感慨深いなあ。

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近くには高岡大仏もあって、遠くからでも見れる仏像は異様な巨象をさらしていました。この下には絵画や仏像が展示されていて、目にモノを見せてやる感満載でした。

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富山の上市には「おおかみこども」の花の家のモデルになった家が実在しています。部屋の中にも上がれますし、白いジムニーも止まっていて、そのまんま。段々畑のモデルはこの地域とは違うようで、ここはもう山の中で開墾地ではありません。

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花の家の風呂場はこんなに古風だったでしょうか。

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さあ、三日目は帰路に向けて、ネットカフェのある福井市めがけ山間部を横切ります。白川郷を通過して、日が沈む前に福井市につきたいところです。

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山間部を横切る道路はさすがにすいていて、真新しいトンネルも車がほとんど通りません。そんなのどかな田舎道をのんびり景色を楽しみたいのですけどね。幹線っぽい道になるとサーキットみたいになります。

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日が沈む前に福井につきたい気もちがありましたので、渋滞していた白川郷はもうスルーしました。以前もきたことがあるし、夜の山間部を走ることに比べたら。

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岐阜よ、さらば。福井に参ります。しかしこの山中は距離が長く感じられ、霧雨にふられ、坂道に止めたバイクとともに転倒したり、メンタル的にかなり追い込まれました。平地の大野市におりてから、もう夜になった山間部には入りたくなかったのですが、平地コースも真っ暗闇だったりして、かなりへこみましたね。

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四日目朝は、道元開祖の永平寺によりました。拝観料を払って、中の建物に入ると、なにかの申し込みをする場所と出てゆく流れしか見えなくて、思わず係りの人に中の寺はどうめぐるのかと聞きました。

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永平寺は廊下や回廊をめぐる独特のシステムになっていますね。回廊から道場をながめるシステムになっていて、修行場がいまも生きており、これは一種の学校案内なんだと思いました。

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さあ、敦賀湾に出ました。このあたりは砂浜や降りれるところがなくて、テトラポットがあるだけ。

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敦賀湾には車で砂浜に降りれる海水浴場があって、独特な風景ですね。

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さあ、琵琶湖の湖西線側を走ります。この日はあつい雲におおわれて、強烈な日差しをカットできて、気持ちのいい湖岸沿いの走りをたのしめました。

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この日は堅田あたりから渋滞に巻き込まれて、もう大津止まりで観念しました。琵琶湖のクルーズ船がいい雰囲気を出していました。

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早朝にネットカフェを追い出されて、近江大橋を見ながら朝が明けるのを待ちます。この日は雨の予報で、好きな山間地を避けて平地コースです。雨は大阪の花博跡地にたどりつくころにはやんでいました。雨予報で短縮された今年の盆休みでした。


▼主だった地点をマーカーしました。花の家とか調べられますね。



▼高岡市のマンガ喫茶においてなかったのはどういうことですか? 読みたかったのに。
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06 19
2017

バイク・ツーリング

尾野真千子のふるさと西吉野をたずねる

 山の景色や田園風景が好きで、毎週週末ながめにバイクで走っているわたしですが、TVを見ていると女優の尾野真千子が奈良の山の奥の出身で、調べたら西吉野で、わたしのツーリング・エリアなので、じっさいにどんな風景なのかながめにいくことにしました。

 大阪近郊の町中で育ち、大人になって自然豊かな山間の風景に魅かれたわたしとしては、子どものころから大自然豊かな山間部で育つことはどのようなものなのか、知りたいと思っていました。

 どこまでいっても人家や電車がつづき、果てることのない都市感覚をもって育ったものとしては、山に囲まれて育つと、どのような世界観をもつのだろうかとナゾに思ってました。

 そういった気持ちにすこしでも近づけるだろうかと、西吉野の風景と、尾野真千子のデビュー作である『萌の朱雀』を鑑賞した後に、じっさいにバイクで西吉野をめざすことにしました。

 『萌の朱雀』は、五條と新宮を結ぶ五新鉄道の計画がとん挫したことによる家族の離散を描いたドキュメンタリータッチの河瀬直美監督の映画ですね。


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広域の地図で見ると、西吉野は五條市や下市町から山間部に入った中にあり、電車は走っていない完全に山の中ですね。西に高野山があり、関西屈指のきれいな川のある天川村も近いですね。西吉野村は2005年に五條市に編入。

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のどかな日本の原風景を感じさせる御所市から金剛山をながめた図です。尾野真千子は平地に降りた御所市の高校に通っていました。

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まだ下市町の風景ですが、農家が点在するなだらかな山の風景。

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街の開けた五條市から168号線で南に下ると、紀伊半島の山の中に入ってきたなあという感じがします。そこで出会う西吉野の入り口の風景。

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川沿いのひと気のない山道が、尾野真千子の実家のある集落につづく道です。清流と大きな岩がごろごろの大自然を感じさせる道すがら。ひっそりとしていて、この先に人家や集落があるように思えません。

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おそらく尾野真千子はこの山の景色をながめて、育ったんだろうと思います。ネットでは実家を特定できる情報がいくつか載せられていますね。こちらの山の斜面に民家がいくつかあり、福寿草の自生地として知られているところだそうですね。

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かなり本格的な山奥の集落ですね。西にある賀名生(あのう)は南北朝の南朝のあった場所で、『萌の朱雀』のロケ地でもあります。

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実家からひと山越えたところが、『萌の朱雀』のロケ地ですね。川沿いの道に降りて、また上らないといけないところですが、『萌の朱雀』はまさしく尾野真千子と同じ境遇の家族の話ですね。

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『萌の朱雀』の天上の家はげんざいも健在で、いまもふつうにご家族が暮らしていますね。記念碑への看板は迷いなく指し示してくれます。

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『萌の朱雀』の記念碑です。映画は97年公開ですから、もう二十年も前になりましたね。まさしく山の上の天上の家。

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いまも生活なさっているご家族がいるので、おじゃまにならないように早々に退散。映画の撮影民家であったことはずっと誇りに思っているのでしょうか、看板も下の川からずっとつづいていますし。

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ここらは山の頂上や高いところに開墾地を開いたところが多いようで、沢や谷のあいだより広い土地は高いところのほうが有利だったのでしょうか。山の下に降りなくても、尾根づたいに遠くまで行けたとかいうところでしょうか。


 尾野真千子さんはすばらしいところで生まれ育ったと思います。年をとるごとに山や緑の景色のなかで暮らしたいと思っているわたしには、こどものときにこんな環境で育ちたかったという思いがつのります。


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05 11
2017

バイク・ツーリング

GWの群馬までツーリング ~軽井沢~東京多摩~静岡篇

 GWの6日間、大阪から群馬までツーリングの足を伸ばしました。日光までいく予定でしたが、時間が足りなそうなのであきらめました。

 噂に聞く軽井沢に寄ったり、東京の福生市で米軍横田基地を見たり、東京都の山奥・奥多摩を見たり、富士山は雲にかかって見えないなどのツーリングを楽しみました。

 最終日は静岡から大阪まで帰らなければならない切羽詰まった状態になりましたが、1号線のバイパスが怖くて、市街地道が見つからなくて、最終日には自宅に帰れず、連休明けの昼からの仕事には、三重から必死に帰りました。

 今回はスマホ・デビューのツーリングでしたので、苦労しまくったネットカフェ探しはすぐにすみましたが、スケール感をつかめずに距離時間でけっこう苦労したかもしれません。

 GWは昼夜の気温の差で服装選びがけっこう難しかったりしますが、平地の昼間がいくら真夏に近くても山上は真冬なので、冬装備は欠かせません。

 緑と自然のシャワーを浴びまくった6日間の記録です。


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高速は乗りたくないので名阪を避けて、津についたのは夕方。風の強いGWなので、波音がざざざーっと鳴っていました。

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ネットカフェは朝の5時くらいに出て、日が照ってくるまでは河川や公園で休憩です。朝焼けの雲が水面にうつっています。明鏡止水の境地にしばし思いにふけります。

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豊田市から山塊に入って、飯田市までののどかな山奥の風景をたのしみます。

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飯田市にかけて桜?のような花が各地を彩っておりましたが、美をもとめる当地の人の気もちがつたわってきました。

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細長く伸びる平地の飯田市から伊那市にかけての風景ですね。ここらの土地には農業の自営業的な創意工夫の風土が垣間見えるところに思えますね。

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いままで何度も長野県に足を運んだのは、このような雪のかぶったアルプスの山岳風景を見たかったからです。はじめて、こんなに鮮やかに見れた気がします。

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関西の人にはきっと違和感のある黒光りする墓石風景は、長野県あたりから東の土地に根づいているのでしょうか。

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茅野市のヴィーナスラインの分岐地点では、どちらを向いても壮大な風景がひろがっていました。大好きな風景ですが、今回は軽く山越えするつもりで、ヴィーナスラインは避けましたが。

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平地に降りるために軽い山越えルートを選んだつもりでしたが、とんでもない高度にまで上げられたメルヘン街道。雪が残るほど厳しい寒さが残っていました。


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佐久市のネットカフェを早朝に出て、河川や田んぼを移動してゆく霧を見ました。不思議な幻想的な光景でした。

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避暑地として名高い軽井沢の公園から浅間山をながめた図です。早朝のツーリングで冷え切りましたので、避暑なんてできません。

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軽井沢から降りてくる山中は緑が鮮やかな新緑がまぶしく、廃線後のハイキングが楽しめるコースもありましたね。

この日は群馬の前橋までいきましたが、3日目の折り返し地点に日光までいく余裕がないと断念して、17号線でずっと東京のほうをめざしました。渋滞に倦んで、青梅市から奥多摩をこえようとしましたが、日が暮れる前に羽村市のネットカフェに撃沈です。

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福生市で米軍横田基地を見て回ります。基地の中にふつうに団地があるのですね。米軍カルチャーの文化流入があった土地だと村上龍の本から聞いていました。

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東京都にもこんな山奥の風景があると撮りたくて、青梅市から奥多摩の山道を選びました。ここもれっきとした東京都です。

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多摩から富士吉田市にかけては、しずかな山奥の風景をたのしめました。

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こういうのどかな原風景をたのしむためには、関東までわざわざくる必要はないのですけどね。

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ああ。だめだ。きょうは富士山に雲がかかっていて、全景を見れない。

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本栖湖には霧がかかっていて、すごいスピードで移動しているのがわかりました。富士山の高原はいつもかなり寒いですね。

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今回のベストショットですかね。こういう山のうねに幾重も囲まれた山深い風景が、人里から離れた解放感をあたえてくれます。

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富士川も雄大な風景をかたちづくっていますね。どことなく熊野川をほうふつさせる河川の展望です。


連休最終日になってもまだ静岡の島田市。わたしの下道スピードでは名古屋にたどりついていないと大阪に帰れません。ひたすら1号線をひた走るつもりでしたが、バイパス・スピードに恐れをなして、市街地道路をさがしてぜんぜん歩をすすめません。


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連休最終日、ようやく浜名湖到着。1号線とバイパスを避けるとろくに距離を稼げません。最終日に大阪につかなければならないのに困った、困った。

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遠州灘のサーファーがいる海岸。バイパスを避けているのに、高速スピードのバイパスを走らされたりして、ほうほうのていになりました。

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名古屋への23号線もバイパス・スピードがすごくて、直角の知多半島ルートを通るしかありませんでした。碧南市の矢作川で疲れ果てていました。この日はなんとか三重県の津にたどりつきましたが、連休最終日に自宅につけないなんとも残念な結果になりました。

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仕事は昼からなので、早朝に三重県の津のネットカフェを出て、連休明けの平日の三重の山の中を走りました。朝からとってもよい景色。Googleでは3時間でつけるというのですが、5時間かかりました。


 こんかいは1号線や23号線のバイパスの高速スピードに悩まされて、急ぎ足で帰れませんでした。タイヤもすり減っていて、事故ればあの世行きのバイクで、高速スピードで走りたくありませんでした。時間の余裕のできるツーリング日程が必要だと思いました。

 1日目 大阪→名古屋市
 2日目 →長野県佐久市
 3日目 →東京都羽村市
 4日目 →静岡県島田市
 5日目 →三重県津市
 6日目 →大阪

 費用はネットカフェ利用で、だいたい三万以内におさまりましたね。


08 21
2016

バイク・ツーリング

雄大な山ごもり、信州ツーリングにいってきました

 バイクをエストレヤからグラストラッカーにのりかえて、発進と走りのなめらかさに気をよくして、お盆休みに大阪から信州への5泊6日のツーリングにいってきました。

 雄大な山の景色といえば、飛騨や信州と思って、なんども足を運んでいるのですが、なにか違うと思うのは、アルプスの雄大な山々に雪がかぶってないからでしょうか。寒さに苦手なわたしは冬の山間部ツーリングなんて絶望的です。

 立山黒部とか、上高地とかめざすのですが、マイカー禁止で先にすすめず、これといった絶景と出会えずにふつうの緑の山々のシャワーを浴びつづけるだけの森林浴ツーリングに終始した気がします。

 残念だったのは、大感動したビーナスラインを人生で二度も訪れることができるとは思ってもみなかったのですが、到着すると寒さで参りそうなところに雨が降り、霧がかかり、このままでは事故りそうだと、退散したことです。これはがっくり。

 大阪に帰ってくると、あらゆるところから人がうじゃうじゃ出てくることにウンザリしたのですが、ツーリングの6日間、いかに人を見ず、出会わなかったかということですね。

 6日間のコースは以下のようになります。泊まったところはすべてネットカフェです。ネットカフェは街中へたどりつく縛りがキツいので、気まぐれ山間部ツーリングには適していないのかもしれません。

 1日目 →岐阜県羽島郡
 2日目 →長野県松本市
 3日目 →富山県富山市
 4日目 →長野県上田市
 5日目 →愛知県北名古屋市
 6日目 →大阪

 グラストラッカーはクルマをひきはなす発進力はたいへん気に入っていますが、山道やカーブがハンドルが軽すぎて安定性がないので、ついスピードを落として、追い立てる後続車が気になりました。

 山道のサーキットや高速走行になるオキテみたいなものに、ひじょうに疲れました。きれいな景色を楽しむために、もっとのんびり山間部を走りたいのですけどね。

 写真ははじめての新鮮な景色に感動していたころに比べて、だいぶ撮る量が減ってきました。


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琵琶湖は野原の休憩所がたくさんあり、ほかのところでは見つけにくいので、休憩所天国といえるかもしれません。それにしても、関が原を抜けるまでのコースがもう見飽きてきました。

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野麦峠にまた来てしまいました。べつにたいした見どころはないのですが。女工哀史としての映画を知っている若い人もだいぶ少なくなったのではないでしょうか。

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松本市のアルプス公園は、住宅地をちょっと上がるだけで壮大な松本盆地の風景をながめられますね。大阪から岐阜県羽島郡をへて、2日目に松本市にたどりつきました。松本市は小学校にフェンスがなくて公園と思ってたばこを吸うのはためらったり、墓石が黒いのが多くて驚いたり。

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上高地はマイカーが禁止になっていますが、穂高岳にはだいぶ近づけますね。山登りの聖地の臨場感があじわえました。

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もうどこの写真かわからないところが多々出てきたのですが、これは穂高岳から帰るときの橋の風景でしたか。

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3日目には富山にたどりつきました。家のまわりには防風林が家を守っていて、独特の風景。むこうの家の樹々はちろちろで、弱々しそうなんですが。

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3日目に富山湾にたどりついた対岸には魚津の街の灯りが。荒れ狂う日本海の波のイメージがあったのですが、ここはなだらかな海岸スロープで、海は穏やかなんでしょうか。

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もうどこの風景かわからない変哲のない田畑ですが、田んぼと山の緑の風景はそれだけで、コンクリートと人だらけの大阪に住むわたしには癒しとのどかさを感じさせる風景です。

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4日目、富山のネットカフェを夜も明けない早朝に出て、富山湾の朝日をながめて、糸魚川の海岸線を走りました。立山もマイカー禁止で、雄大な山の風景も近くでながめられません。

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糸魚川のヒスイ海岸で、疲れにまかせて昼寝。ウミカモメにえさをあげます。空を舞っている瞬間を撮れなかったのが、残念。

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岸壁にへばりつくような親不知の海岸線を走ります。半開きのトンネルの下は断崖絶壁の海のスリリングさをあじわいます。この先はもう高速道路が海の上に伸びていますしね。

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4日目、白馬から戸隠高原あたりの風景をながめて、千曲川のスケッチに名高い千曲川をながめたいと思っていました。

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戸隠神社、高原へといたる大望峠からの展望ですね。雪景色が残っておれば、爽やかな景色を見られたのでしょうが、真夏はいまひとつアルプス感がありませんね。

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もうどこかわかりませんが、平原の田原が美しく感じられるのは、険しい信州の山々の対比からでしょうか。岡山ならいくらでもありそうなのっぺりした風景として感じられたかもしれません。

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4日目の夕方、暑さと疲れで頭痛勝ちになり、千曲川沿いから松本盆地に帰る体力がありません。たしか上田市あたりにネットカフェをいくつか地図で見かけた覚えがあるのですが、幹線道路沿いにいくら探しても見つからず、疲れ果てた公園で。一店、ローカルなネットカフェはかろうじて見つけたのですが。

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5日目、帰りの行程を気にあせりながらも、人生で二度もこれると思っていなかった大感動のビーナスラインに。でも王ヶ頭にきてしまったら、来た道を行き返して大幅な時間ロスに。つながっていなかったんだったな、イタい大回りをしてしまった。

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バイクにお世話になっていますが、あまりバイクに興味や思い入れがあるわけではなくて、たまに記念撮影。グラストラッカーは250ccで、原付並みに小さいですが、発進力は車を遠ざけるパワーがあります。ただカーブや山道がハンドルが軽すぎて、安定した走りができずに、減速がちになり、後続車のつきあげが気になって仕方ありません。

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大期待のビーナスラインですが、遠回りして時間を大幅にロスしたうえ、寒いのに雨が降ってきて、しかも霧で視界がゼロ。夏は三日に一日は濃霧に巻き込まれるみたいですね。事故りそうに思えたので、大展望をあきらめて松本に降りることにしました。

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あきらめざるをえなかったビーナスラインあたりの山々にあつい雲がかかっていますね。これはダメですね。自然の美しい風景は自然の厳しさとセットであることも忘れたくないですね。

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5日目、帰路にあせって、塩尻から名古屋までの中山道、19号線をひたすらわき目もふらずに走りつづけました。山中はほかの車のペースに押されて、強迫的なサーキットになってしまいますね。うしろの追い上げに気兼ねしてスピードをあげて、車列を崩さないように猛スピードで山道を走らざるをえません。遅い車の列のうしろにつくと、ほっとします。どうにかなりませんか。

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思わず盆地のすり鉢状の風景が美しいと足をとめた恵那山ふもとの岐阜県中津川市の風景でしょうか。

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19号線をずっと下っていると、地図で見つけた大縣神社。性器崇拝でネットで騒がれる神社ではないですか。思わず寄ったのですが、もう夜の闇は降りていて、ご神体もなにも見えず。

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最終日の6日目、北名古屋から大阪までgoogle検索では5時間のコース。でも名古屋市街で方向感覚を失い、ぐるくる回り、養老山地の365号線にたどりつけたのは昼過ぎ。亀山から伊勢街道163号線を通り、柳生街道を抜けて桜井に出ました。大阪まではこの日一日12時間かかりました。


 6日間のガソリン代は、だいたい6000円くらいでしたね。グラストラッカーは6ℓしか入らず、150㎞ごとに給油しなければなりませんが、奥深い山々のあいだでもしのぐことができました。

 ネットカフェは8時間ナイトパックで1,300~1,800円ほど×5日。食事代も込みで、トータル3万円近い出費でしたか。ひたすらバイクで景色をながめるツーリングでした。

▼お世話になりました。2008年版の古い版を使いましたが。


05 23
2016

バイク・ツーリング

ぼろエストレヤからグラストラッカーに乗り換えてよかった

 中古8,5万円、総額13万円の激安グラストラッカーを購入して、この二日ほど乗りまわしていました。

 発進力のすごさ、すべりだしのなめらかさ、アクセルの軽さ、車体の軽やかさ、乗り換えてよかったと思います。

 ぼろエストレヤに乗っているときは、ビッグスクーターや原付二種の発進力には、とてもかなわないと思っていました。

 でもグラストラッカーなら、なめらかな発進力を体験できました。クルマと違うバイクの良さ、軽いための発進力のすごさというものをはじめて知ったのかもしれません。


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 ▲車体は黒ボディでペインティングされています。


 8年間乗りまわした中古エストレヤはもう限界にきていて、すべてにおいて鈍重だったのだと思います。

 発進はのろのろゆっくり、車体は重くて取り回しに不便、追いつけばスピードは出ましたが、それまでは速いクルマには追い越されることもありました。

 なによりエンジンから金属音がしだして、タンクにへこみ、シートに破れ、あちこちサビだらけで、遠出や走り回ることに積極性や楽しみを見いだせなくなってきていました。バイクがボロなら、こんなに気持ちに連動するものかと残念に思っていました。

 なめらかで軽いアクセルのグラストラッカーに乗っていると、走っている楽しさや見ている景色もすばらしく思えて、ロングツーリングの楽しみも増してきます。


 もっともグラストラッカーは6ℓしかガソリンが入りませんし、燃料計もゼロリセットできるメーターもついていません。だいたい150㎞以前に給油するのがいいみたいですが、給油時メーターを覚え違えしそうです。

 とりあえず100円ショップで数字をまわすダイヤルロックのワイヤーを買ってきて、給油時のメーターに合わせようと思っています。

 エストレヤは12ℓが入って、だいたい270㎞ごとに給油するようにしていました。グラストラッカーはまるで原付のガソリンタンクなみです。ロングツーリングには困るだろうなと想像できますが、おなじスズキのボルティーのタンクをつみかえることもできるようですね。


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 ▲シートのうしろがタイヤをおおわないアンバランスさがグラストラッカーの特徴ですね。


 車体は小さいですね。まるで125ccとかいぜんに乗っていた原付のYB-1を思い出します。

 でも通勤や近くの駐輪場におくことが多い日常系のユーズが多いわたしには、エストレヤの大きさでも不便なことが多いと思っていました。軽さやとりまわしの効く小ささは、ニーズに合っているかもしれません。

 お尻が痛くなるのは早かったですね。クッションや痛くなりにくいシートを考えてみましょうか。

 エストレヤのぶっといタンクから乗り換えると、グラストラッカーのタンクはものすごく細く感じます。ハンドルが高いところについているので、悠然とかまえられたエストレヤのポジションとは違うものを感じます。まるでエビに乗っているような感じです(笑)。

 姿勢も直立になりがちですが、うしろにのけぞるような乗り方がカッコいいのか、それともすこし前傾姿勢のほうがいいのか、いろいろポジションをためしてみたいと思います。


 爽やかで、あたたかいこれからの季節は、ツーリングに出かけたくなる季節です。このままぼろのエストレヤに乗りつづけていると、この季節にツーリングを楽しめない不運を味わっていたでしょう。

 軽やかで、速いからといってあまりスピードを出しすぎて、調子に乗らないツーリングを楽しみたいと思っています。



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 ▲さらばエストレヤ。ひきとり値段はつきませんでした。



05 13
2016

バイク・ツーリング

エストレヤと旅した8年間の思い出

 エンジンから機械音がしてボロすぎた8年間乗りつぶしたエストレヤから卒業することになりました。

 シートも破け、乗っているのが恥ずかしくなり、激安なグラストラッカーに乗り換えることにしました。車両8,5万円、支払総額13万円の大丈夫かなグラストラッカー。整備待ちです。

 エストレヤはオールドルックのシンプルなデザインが好みでした。タンクも12ℓ入り、270㎞は走行できて、街乗りにはなんの不満もなく、ツーリングも満足でした。登坂や高速では車のパワーには負けますが、高速は景色を楽しみたいわたしには不要なものでした。

 備忘録として、エストレヤと旅した8年間の行き先や旅をまとめておきます。ブログに書いていると忘れていた過去の記録が残って、なかなかありがたいことです。

 バイクはずっとひとりで、極端にいえばだれとも出会わない旅ができますね。テントを利用すれば、電車や旅館を介在しない旅ができます。景色だけを愛でたいわたしにはほかのものは不要です。



 ■エストレヤはこうして選びました。

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 バイクはエストレヤRSに決定。


 ■初ロングツーリングには新潟の糸魚川や長野のアルプスをめざしました。

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 半宿ツーリング ~糸魚川~富士山篇~ 2008/9/6


 ■飛騨の山中にもぐりこんだ旅でした。

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 飛騨高地-鈴鹿山脈ツーリング 2009/8/18


 ■感動にうち震えたビーナス・ラインは最高でした。

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 たまらない絶景、大阪ービーナスライン・ツーリング 2009/9/24


 ■兵庫、鳥取の日本海岸をめざしました。宮本武蔵と柳田国男の生家を見つけました。

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 山間の冬を感じた山陰海岸ツーリング 2009/10/13


 ■三重県の志摩をめざした緑のツーリング。

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 緑の癒し風景ツーリング 大津~志摩


 ■紀伊半島の山の中はどんな景色かと紀伊半島を横断。

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 紀伊半島中南部の風景を探索する 2011/7/9


 ■広島まで山中にもぐり、コバルトブルーの日本海に抜けました。

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 中国山地の美しい風景を探しにバイクツーリング 2011/8/20


 ■ツーリングに行きたくなるように各地のすばらしい景色をまとめてみました。

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 【GW企画】 日本の原風景を見にいきたくなるツーリング写真 2013/5/3


 ■紀伊半島の深き山中にもぐりこんできました。

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 紀伊半島の山の中を縦断する 2013/7/7


■高知側はめぐったことがあるので、徳島側をまわって四国一周のリベンジです。

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 徳島の海岸線ロードと四国の秘境めぐりツーリング 2013/8/9


 ■仕事を辞めて9日間の富士山や東京を経るロングツーリングにいってきました。

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 仕事をやめた自由な旅の空 【前編】 大阪~静岡県境~富士山ツーリング 2014/5/2


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 仕事をやめた自由な旅の空 【後編】 鎌倉~箱根~柿田川湧水群ツーリング



 ■このほかにも桜と紅葉の季節には、エストレヤは大活躍してくれました。電車ではいけない土地へのソロツーリングはわたしに合っていたのでしょうね。

 こんなに楽しい経験と、たくさんのすばらしい景色とめぐりあわせてくれたことに、エストレヤに感謝です。

 残念なことに2014年8月に、飛び出してきた猫によって肋骨を折る大ケガをエストレヤで経験しました。ブログには残していませんが、あまりにもショックで、書き残す気力もありませんでした。

 さいしょは寝起きするのも痛さに身をこらえるためにたいへんでした。骨折はしぜんに治るまでなにもしようがないということに二度めのショック。

 しばらくはバイクに乗るのがこわかったですが、もう2年近くたってそのときの恐さはだいぶ克服されてきました。


 8年間の楽しい思い出とすばらしい景色との出会いに感謝して、エストレヤとお別れしたいと思います。


ニッポン絶景ロード100[雑誌] エイムック絶景ツーリング47+ (SAN-EI MOOK バイク旅行)絶景の道100選ツーリングガイド―日本全国の魅惑のルートを一挙に紹介 (Gakken Mook)日本の絶景ロード100選―美しきニッポンを満喫する魅惑の快走ルートを一堂に! (ヤエスメディアムック 213)

04 11
2016

バイク・ツーリング

吉野の千本桜を見てきました 2016年4月9日(土) すこし散りかけ

 2016年4月9日(土)に吉野の千本桜を見てきました。

 大阪では桜はいっきょに散りかけ、情報では数日前まで中千本まで満開、上千本は七分咲きだったのですが、上千本でも葉桜がだいぶ目立ちました。吉野の桜は情報より早めにいかなければ旬を過ぎてしまうことを失念していました。いまはtwitterできめ細やかに知ることができますが。

 去年は心身の不調で春の花どころではなかったので、ことしはふつうに春を迎えられるということで感謝の意味で、吉野への期待は高まりました。

 2005年頃からとびとびに吉野の桜は見にきていましたが、ことしはだいぶ感動や感激がさめてしまったように感じられました。山登りやバイクツーリングで地方の山々や自然をながめるマイブームはここらで終焉の時期を迎えたかもしれません。
 
 とはいえ、吉野の桜の多さ、美しさは変わりはありませんので、写真をお楽しみください。



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37号線からバイクでさかのぼった上千本のこの桜景色は、はじめて見たとき、幻かと思えました。この世の景色とは思えませんでした。はじめて見たときの感激は、じょじょに色あせてゆくのは否めないのですが。

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 山登りで汗をかきながら上がる上千本の桜回廊にもところどころ新緑が目立ちました。桜の季節の吉野は人でごった返します。

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上千本の桜は茶色の葉として芽吹くのですね。吉野はいつも遅れがちになって後悔するのですが、桜の開花情報のちょっと早めを狙うと咲きかけの爽やかさ・リフレッシュさをもっと経験できるかもしれません。

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水分神社のしだれ桜はちょうど満開の時期に当たっていました。数年前、すっかり散っていたくやしい気持ちを覚えています。

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金峯神社の門にはあたらしく桜が植えられていました。数年後にはキツイ山登りを登った後に、鮮やかな桜景色が迎えてくれることになるのでしょうね。

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金峯神社の登坂から葛城山と金剛山の輪郭が見えます。吉野からの距離感がうかがわれます。

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奥千本の西行庵にいたるころにはみなさん登山でへとへとになっているころだと思います。

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西行庵のある奥千本の遠望です。桜はそんなに多くないように思うのですが、このあたりの伐採地には桜を植える計画はあるのでしょうか。

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上千本にはこのように人がたくさん憩っています。

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上千本から吉野の蔵王堂を中心にした吉野の街並みが遠望できます。

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吉水神社からの一目千本のながめです。

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37号線に戻って、上千本のこの桜景色を目に焼きつけて帰路につきます。来年の春はどのような気持ちで春を迎えることになっているのでしょうか。

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 帰路に大宇陀の又兵衛桜、しだれ桜も見れる幸運に見舞われました。色落ちしているように見えたのですが、写真ではキレイに写っていました。協力金100円、駐車場の整備など、人の手が加わりすぎる残念感も感じないわけにもいかないですが。



 吉野の桜というのは、厳しくつらい寒い冬を通り越したことの春の祝福のようなところがありますね。冬の厳しさ、つらさがあるからこそ、春の桜はめでたい。

 でも何度も見ているうちに、はじめて見た感激や感動はどんどん色落ちしてゆくもののようです。大阪に住むわたしがはじめて見る地方の景色の神秘さや神々しさは見慣れるにしたがい、どんどん日常の景色に近づいてゆきました。

 来年の桜は新鮮さや感激の気持ちで迎えることができるのでしょうか。

05 13
2014

バイク・ツーリング

仕事をやめた自由な旅の空 【後編】 鎌倉~箱根~柿田川湧水群ツーリング

 大阪から富士山へといたるツーリングの前編からのつづきです。

 東京までいってとんぼ帰りして、山間部に入って遠回りしないためになるべく国道1号線でまっすぐ帰るようにこころがけました。


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5日目の早朝、湘南海岸や江ノ島といったところを散策しました。大阪に住むわたしにとって、「湘南」や「江ノ島」は音楽やドラマで見るひとつのイメージであり、ブランド、記号です。現地にいけば、関東にとってのリゾート地であって、自然にもっとあふれた地域はこちらにはもっとあるんだけどねと思います。

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鎌倉の源頼朝の墓がしょぼかったです。武家政治の勝者としての偶像化はなされていないのでしょうか。

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鎌倉といえば、デカイ大仏さんです。デカイ大仏を見るたび、「バカらしい~」と思ってしまうのですけどね。ハトが頭上に乗ってバカにしているかのようですw

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背中には天使の羽のような窓があいていて、胎内めぐりができるようです。

このあと東京をぐるりと一周してきましたが、写真は一枚も撮れていません。はやばやと退散したかったのかもしれません。銀座、上野、新宿、渋谷のGWの人の多さにげんなりw

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6日目は厚木のネカフェから出発して、箱根の温泉に入ろうと思ったのですが、高すぎるのと敷居が高いのでやめておきました。芦ノ湖には箱根神社の鳥居が立っていて、その向こうには富士山が見えました。

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箱根には江戸幕府が植えたという杉並木がのこっていて、東海道は江戸時代の名残りをのこしているんだなと。

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復元された箱根関所をめぐってみました。関東にとってこの箱根はいまも心理的境界をなすんだなと思いました。博物館を紹介する「おたま」ちゃんというキャラは、江戸時代に奉公先を逃げ出して死刑に処された人物だと知って、ブラックユーモア。

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箱根関所の井戸にはなぜか神社のような賽銭がたくさん投げ入れられていました。どうして神域でもないこの井戸に賽銭が入れられているのでしょう? 金銭は自分のケガレの身代わりが水でみそがれるという思いがあるのでしょうか。

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なるべく山の中に寄り道せず、まっすぐ国道1号線で帰ろうとした道に柿田川湧水群をみつけて散策。

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整備された公園の井戸のようなところから、富士山からの湧き水がこんこんとあふれ出ています。

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あまりきれいな見た目ではないのですが、土の中から湧き水があふれ出ているのがわかります。

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残念ながらこの柿田川は両岸を歩いて水のきれいさを見たかったのですが、住宅や配水場にはばまれて両岸を歩くことができません。川のきれいさがひじょうに見にくい、不便なところになっています。金とるところもあるしね。

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三保の松原は日本三景といわれているそうですが、この日見たかぎりでは、とても絶景には思えませんでした。かすみすぎていたのかな。松原がうつくしいという感覚もうすれていますし、簡素なむかしの日本的情緒にとってはいい景色なのかな。

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7日目は沼津のネカフェから浜名湖止まり。静岡県のはしからはしまで。国道1号線や150号線の市街地をただひたすら走っていても、おもしろみのあるものではありません。休憩でふと枝道にそれた先に「花沢の里」という情緒ある古い住居群を見つけました。焼津市の変わった家並み。

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遠州灘はいつ見ても思いますけど、ものすごい見捨てられっぷりですね。奇矯なサーファーや散歩している人がぽつんとひとりいるくらい。波が強すぎて海水浴場としても利用できないのでしょうね。

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8日目は名古屋の市街地を通過するだけのつまらないルートでした。市街に入る前に家康の生誕地、岡崎城をしばし見物。

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四日市の工場群を見ると、ちょっと沈鬱な気持ちになります。生産地で田園といえば癒されるのに、工場群ではそういった癒しがまったくないのはどうしてなんでしょうかね。この日は鈴鹿市にネットカフェを見つけて、さいごの大阪までの帰路にめどがつきました。三重県ってネカフェ見つからないかもと思っていたけど、発見できてよかった。

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9日目の朝は伊勢湾の砂浜で朝日をながめたり、海岸線を走ったり。ここは松阪市の五主池といったところでしょうか、休憩と食事でぼんやりと池や鳥などをながめていました。むこうのほうに船が何艘も見えて、なにやら動いているような、でもそんなわけはないし、でも空っぽの船がどうして何艘もある?

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ズームで撮影しておいたら、やっぱり人のすがたが写っていましたねw ここから移動する最中に近くでなにやらとっている漁師さんを近くで見つけて、はじめて人だったんだとわかりました。はまぐりとか貝をとっているのでしょうか。

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夫婦岩にはなぜかカエルが。由緒書きには「無事かえる」とか「貸したものがかえる」とかの駄じゃれが書かれているのですが、いいの? こんな説明で。カエルはかたちのない水の中とかたちある地上の両方にすむ中間の存在であり、禊と再生をあらわすのでは。

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志摩の無料の動物園でクジャクが羽根をひろげてアピールしていました。バカみたいだと思いました。ハトのオスがメスをしょっちゅう追いまわしていることとあまり変わりはない、もうすこし派手にしただけに思えて。

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最終日の9日目、鈴鹿からまっすぐ帰るには時間がありすぎるので志摩の海岸線を回りましたが、けっこう時間がとられて、あわてて海岸線から山の上に上がってゆきます。紀北町でしょうか。

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東京まで何日もかけて野山を見て回りましたが、いちばんほっとする風景はやっぱりこのような田園風景だなと思いました。紀伊半島をぐるりと回る紀勢本線が山の中に上がる大紀町あたりでしたか。

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やっぱりこういう山と田んぼ、民家のふつうの景色がいちばんいいや。奥伊勢をとおって、和歌山街道、伊勢街道をへて、東吉野にたどりつきました。ある程度見知った道と思っていたのですが、時間をけっこうとられて、入りたいと思っていた温泉も時間が足りませんでした。



▼わたしのたどった道って東海道五十三次? いままで見たこともない回数の新幹線を見ましたw
東海道五十三次写真紀行広重と歩こう東海道五十三次 (アートセレクション)広重の東海道五拾三次旅景色―天保懐宝道中図で辿る (古地図ライブラリー (5))東海道五十三次四百年の歴史をあるくCG再現東海道五十三次―CGと浮世絵でひもとく宿場と旅の楽しみ (双葉社スーパームック)


05 12
2014

バイク・ツーリング

仕事をやめた自由な旅の空 【前編】 大阪~静岡県境~富士山ツーリング

 仕事をやめました。解放感でいっぱいになりながら、9日間の大阪―東京までのツーリングに出かけてきましたw 2014/5/1(木)~5/9(金)のあいだです。

 田園風景と山里風景にしかツーリングの魅力を感じないわたしは、東京までの東海道は市街地をやむなく通ることが多く、市街地は倦むことがおおかったのですが、なるべく山間部を通れるようなルートをさがしました。おかげで北上しすぎて、東側にぜんぜん移動できていないということもありました。

 ただことしのGWはまだまだ寒く感じられて、帰路はあまり寒くない市街地を通る国道1号線をなるべくまっすぐに帰ることにしました。

 テントをつんでいったのですが、一日目だけ琵琶湖のほとりに張り、あとはネットカフェを利用しつづけました。テント張ってメシ食って暗くなったらあとは眠るしかない夜に味気ない思いをしたのかもしれません。

 9日間でつかったお金はガソリン、食事、ネットカフェ代ぜんぶふくめて約五万程度でした。ネットカフェは8時間くらいで二千円以下に抑えられます。


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滋賀県あたりでは水を張った水田が大きく広がっていました。GWあたりころは田植えがさかんになるころですね。

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一泊目は琵琶湖のほとり、長浜のキャンプ場でテントを張りました。かなり寒くなった早朝にはテント内部は夜露でいっぱいになりました。

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湖沼とか海のほとりのキャンプはまだ不安感がすくないのですが、山の暗闇のキャンプ場だけはまだ恐ろしくてキャンプを張ったことのないヘタレなわたしですw

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二日目の早朝に伊吹山のほうから日がのぼります。残念ながら伊吹山には雲がかかっていて、かたちがよく見えません。

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山に囲まれたこじんまりとした駅舎って味があるなあとしばし感慨に。

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岐阜の市街地をさけて北上しすぎて、ほとんど東に距離をすすめなかった二日目。郡上八幡や下呂までいきましたが、けっきょく夜には各務原市のネットカフェまで降りてきました。市街地を通っていたら、もっと東のほうに進めたはずなんですが。

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こういう山の美しい景色は市街地では見れないなあと思いながら、でも北上してもけっきょくは市街地に引き戻されるのですけどね。

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高原的な山の中の川でした。川床が浅く、たいらなところが。

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あとになればどのへんの景色かわからなくなったのですが、下呂を降りてきた美濃あたりの風景でしたか。

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三日目の早朝、木曽川の犬山城に日がのぼります。ネットカフェは安いナイトパックの関係で早朝に外に出て、気温が上がるまであたりを散策です。

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三日目は市街地に下りてこないで、いかに山岳風景をたのしめるかと東へ向かうルートをつなぎあわせて、岐阜県や長野県、静岡県の県境あたりを走りつづけました。もうとっくに過去のものになっていた桜がここでは咲いていました。

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廃屋や廃村をけっこう見かけました。村の全体像を撮るのはむづかしかったです。

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むこうの山の上のほうには桜が多く咲く場所が。。 自然に咲いた山桜なんでしょうか。

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ここはいったいどこらへんの山奥だったでしょうか。長野県あたりの県境だったでしょうか。こういったところでも人が住んでいる村があって、道の駅とか温泉とかにはどこから出てきたのかと思うほど、けっこうな人が集まっていたりします。

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廃墟、廃村といったおもむきの場所です。集落のほかの家には住民があって、まだ廃村にいたった村ではなかったようです。どちらかというと、納屋や作業的な建物だったかもしれません。

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どこまで高度を上げさせられるのかと思った長野県、静岡県の県境の林道の迂回路。目の前の南アルプスは千メートルをこえた山々。

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塩の道といえば、宮本常一的な香りがするなあ。ここは静岡県の秋葉街道でしょうか。

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日本平からの富士山はかすんでいて距離はありますが、けっこう迫力はありました。港も一望できる全体の展望が大きく迫るものがあったのかもしれません。四日目は富士山のまわりをぐるりとまわりました。

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間近にみる富士山と牛の牧場は絵になるなあと。幹線ではなく、枝道にそれると観光地ではない、日常の生活する人たちにとっての富士山が見えました。

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この牧場の周辺あたりで、富士山をながめながらの弁当は最高にうまかったかもしれませんw 富士山の絵をひとり占めできる贅沢感。でもときおり牛舎のにおいがただよってきたのですが。

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本栖湖のむこうにはうっすらと雪をかぶったアルプス?の山々が。

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河口湖の西湖からは富士山のふもとからの全貌がみえて迫力ありますね。北にまわるほど雪はおおく残っているのですね。

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山中湖からの富士山は雲がまとわりついて、きれいなショットを撮れません。GWといえ、このあたりの高原はかなり寒かったです。低地の半そでで通用するような気温ではありません。風に当りつづけるライダーはもう冬の体感気温。




 5日目からの後編につづきます。

 このあと、湘南海岸や鎌倉、東京へとツーリングをすすめました。東京は人の多さを街路から見るだけにして写真も一枚も撮らず、早々と退散しました。田園風景を愛でるわたしにはたのしめませんでした。

 一日、二日目はリアシートにくくりつけたバッグがずり落ちてきて、困り果てて、しまいにはバイクを倒してしまい、ガソリンタンクに大きなへこみをつくってしまいました。三日目にしてようやくシートの下にフックをはじめて見つけて!、安定した縛り方を見つけることができました。ひもの習熟に三日かかりましたw

 宿泊はほぼネットカフェですませました。二千円以下。スマホをもっていないために現地検索ができずに、やみくもにロードショップにネカフェをさがすのにひと苦労です。二、三時間、市街地を渡り歩くこともザラでした。この町にはネカフェはあるのか。ネカフェのある幹線道路はどこなのか。まあ現地感覚を磨けたかもしれませんw スマホあれば一発検索なんですけどね。

 遠くまでツーリングにきているという実感は、ご当地のクルマのナンバーに埋まることにいちばん感じられたのかもしれませんね。地名とか距離というのは、「記号」なんだなあと思いました。



▼たいへんに参考になったツーリング地図。わたしのは2008年版でしたけどね。詳細は強いけど、全体像がつかみにくい地図。
ツーリングマップル中部 北陸2014

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04 13
2014

バイク・ツーリング

ことしも吉野の桜を見てきました 2014年4月12日(土) マイカー規制と満開すこし新葉

 冬の厳しさに思うのは、春の吉野の桜が咲くまでの我慢という夢想です。寒い冬のツラさのお別れには、春の吉野の桜を見ることがひとつの区切りになってきました。

 2014年4月12日(土)にいってきました。下千本、中千本は満開、上千本は7分咲きから満開といった情報でしたが、上千本も茶色の新葉がめばえていたので、情報よりすこし早めにいったほうが適切なのかもしれません。

 バイクでいったのですが、吉野川からの主要道はことごとくマイカー規制されて吉野山への道が閉ざされていました。まいとし、ふつうに行けた覚えがあるのですが。宮滝からは上がれず、脳天神社から急な階段をのぼれば、蔵王堂の裏にたどりつくことができました。(吉野山、交通規制地図PDF)


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吉野川からの何本かの橋は通行禁止にされていて、宮滝まで飛ばされて、枝道はないかとさがしまわりました。困り果てて、地図でかろうじて脳天神社から破線でつながっているのを見つけて、吉野山にのぼることができました。

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通行規制がしかれて吉野山までは観光バスのみ通行可。むこうの道路も渋滞で車が多く止まっています。マイカーの方は駅に車を止めて電車でいくしかないのでしょうか。わたしは宮滝あたりから橋をわたって、脳天神社から急階段。

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吉野の桜は新葉が緑色ではなくて、茶色なんですね。上千本も新芽がめぶいていましたので、情報よりすこし早めに見たほうが新鮮な花をたのしめるかもしれないですね。古い葉がのこっているわけではないですね?

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吉野の桜は山登りです。吉野駅から奥千本の金峯神社まではおよそ標高差500mはありますので、そうとうハードで体力が必要ですね。バスやロープウェイもありますが、混雑必至で景色が開けてゆく醍醐味もありませんね。

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やっぱり吉野の桜は上千本までのぼってこないと。

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爽やかな桜のシャワー。

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上千本をのぼってゆくと吉野の土産屋通りや蔵王堂の景色がひろがってゆきます。

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蔵王堂や土産屋通り、旅館などがならぶ観光客で激混みするあたりですね。

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蔵王堂をもう一歩引くと、むこうには吉野川流域の市街地も見えてきます。

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上千本から如意輪寺へと下る枝道が人も少なく、ゆいいつ静かで落ちついた桜の鑑賞ができました。

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斜面に桜がびっしり。

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桜だらけ。

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斜面にこんなに桜がならぶ景色は吉野いがいにそう見れるものではありませんね。

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数年前にこの桜風景を見たときはこの世のものとは思えませんでした。そのときの目を疑う衝撃がなんども吉野の桜へと誘います。

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この桜の景色ともお別れで、バイクで新緑の山の風景をたのしめる快適なシーズンがやってきます。夏がすぎて、厳しい寒さの冬がまたやってきて、桜の咲く季節が待ち遠しい毎年がめぐります。


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Author:うえしん
世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。ビジネス書、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、精神世界、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

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