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03 05
2006

おすすめ本特選集

『ラムサ―真・聖なる預言』


ラムサ―真・聖なる預言ラムサ―真・聖なる預言
ラムサ 川瀬 勝


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 すごい本である。チャネリングなどでは「あなたは神である」とよくいわれるのだが、こういわれば驚く。「神は単一の存在で、自分の手で天と地を創造し、それから人間という生物を創造したとあなたは教えられてきた。しかし、実はそれはあなただったのだ。朝の太陽も、夕刻の空も、あらゆるものの美を創造したのもあなただ」

 また、こうもいっている。「あなたが死ぬ理由はただひとつ、自分が死ぬと信じているからです」「自分に限界を設けてしまうような信念を容認することで、あなたは限界だらけの人生をつくり上げる」「皆は自分自身の思考によって自分を絶望に追い込んだのだ」

 「けっして何も信じてはいけないことです。絶対に。信じるというのは、まだこれから知るべきこと、体験を通してこれから理解していくべきことについて、確信を持ってしまうことです」

 「あなたが生きているこの人生は、夢だ。大いなる夢、言わばうわべなのだ。それは、思考が物質と戯れている姿であり、夢見人であるあなた自身が目覚めるまで、あなたの感情をその中に拘束しておくための深遠なる現実をつくり出しているのである」

 「思考なしにはあなたの身体は存在せず、物質さえも存在することはない」「物質とは、思考を最も大きく変容させることによってつくり出される思考のレベルなのだ」

 「あなたが宿っている身体は、魂を運ぶ車であり、この物質界に生き、遊ぶことを可能にするために選ばれた、洗練された手段にすぎない。にもかかわらず、この手段でしかないものを通して、あなたは自分の本質が自分の身体だという幻影にどっぷりと漬ってきた」

 「あなたにとってこのレベルが存在しているというのは、あなたの肉体、つまり、あなたの化身にある感覚器官が、物質という、光の周波数の中で最も低いレベルを感知するようにつくられているからです」

 「限りない思考を使えば、化身や、すべての場所、すべての宇宙を超越できるのだともし知っていたら、あなたは二度と限定されることを選びはしないだろう」

 「すべてひとつである状態は、本当にわずか一瞬、ほんの一呼吸しか離れていないところにあるのです。自分の存在の内奥で、どんなものとも別の存在でありたくないと願うとき、あなたはもはやそうでなくなります。すべての思考から自分を分離してきたのは、あなたの価値観、限られた思考、そして変容をきたしてしまったアイデンティティなのです」


03 05
2006

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『バーソロミュー―大いなる叡智が語る愛と覚醒のメッセージ』


book05[1].jpg バーソロミュー―大いなる叡智が語る愛と覚醒のメッセージ
バーソロミュー

 チャネリングである。怪しいです。「宇宙」や「大いなる叡智」などの頻出するワードはもっと怪しさを増します。でも言っている内容は心理学的にめちゃくちゃ学ぶべきものがあり、この認識は意識や視野の拡大をもたらしてくれるものだと思う。

 瞬間に生きる、怖れから逃げずに見据えること、悪い部分の自分も愛する、想念や感情はそれにとりこまれずに現れては消えるにまかせる、などの私もまったく納得する心理的な知恵がのべられている。これらについては一点の怪しさもまちがいもないと私は思っている。

 「大いなる叡智」や「転生」、「ソウル・メイト」、愛とは肉体がべつの肉体を愛することではなく、自分のあり方そのものだといったことや、人間の精神や肉体は自分という存在のほんの小さな部分であり、宇宙空間にに達するほどの広大無辺な存在であるというところにまで来るとさすがに現代人の知性はここまででとどまろうとするだろう。でもほかの心理学的知恵にはものすごく教えられるところがあるのはまちがいないところだ。怪しさがなかったら、私には手放しの大絶賛の本であるが、「隠れ称賛」の本である。


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03 05
2006

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『「嫌いな自分」を隠そうとしてはいけない』 デビー フォード

「嫌いな自分」を隠そうとしてはいけない
デビー フォード Debbie Ford 小林 由香利

「嫌いな自分」を隠そうとしてはいけない

 「嫌いな他人とは自分自身のことである」――このことを自覚するのはむずかしい。他人と自分はまったく別物と思うからだ。しかしなぜ他人の嫌いなところが感情的にひっかかるのだろう。それはその嫌いな部分が自分自身にあることを認めたくないからである。

 これはユング心理学でいう「影の部分」である。自分の嫌いなところを自分から隠そうとすると、他人に見つけてしまうのである。そうして人は自分の嫌悪感を排斥したいばかりにずっと影の部分と無益な闘いをおこなうことになる。

 この影の部分のとりもどしは前からの私のテーマだった。でもなかなかよくわからないのである。それでこの本が出ることになって、よりいっそうの理解を深めることができるようになったと思う。

 たぶん認識の失敗があるのだと思う。心の中には自分も他人もない。ただひとつの心があるだけである。しかし人はそのひとつの心を自分と他人に分けてしまう。気に食わない部分、あったら困る部分は都合よくぜんぶ他人に与えてしまう。しかしその捨てた部分はオバケのように他人の姿にあらわれ、ずっと自分の嫌な部分と闘いつづけるというわけである。オバケが消えるのはそれが自分だと、自分の心だと、わかったときである。

 なおこの本では悪い部分の投影だけではなく、よい部分も投影されていることを教えてくれる。あなたがある人に偉大さを見るとするのなら、それは自分自身の偉大さである、つまり影の部分であるということである。影は善悪両面で成長のためのきっかけを与えてくれるのである。


人生の意味を知るスピリチュアル・セルフ 「嫌いな自分」が奇跡を起こす 選択の瞬間―あなたを成功に導く10の質問 パターンを変えれば、きっとうまくいく! 人生改造宣言―成功するためのセルフコーチングプログラム 6センスワークブック
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03 05
2006

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『整体 楽になる技術』 片山 洋次郎


整体 楽になる技術
片山 洋次郎

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 身体を現代思想的に語った本はそうない。書店に並んでいる健康医学の本は読者の知的水準をバカにしたような教科書的な本ばかりだ。だから身体についてもっと深く考察してみようという気にもならない。

 この本は不安や怒り、緊張したときにわれわれの身体はどうなっているのかということや、われわれの身体はいまどのような状況におかれているのかということが、現代思想的に探られている、知的好奇心を誘う優れた本だと思う。おかげで身体をもっと探究してみようという気になった。

 とくに感情と身体の明確な関係図は把握したいと思う。緊張すれば胸が緊張し息がつまり、呼吸と眠りは腰椎5番と関係が深く、頭と目の疲れは首の緊張と関係がある、胃が痛くなるのは腹直筋とみぞおちが硬くなるから、下腹部とみぞおちはシーソーの関係になっているなど、こういう身体の図式はぜひとも頭に入れておきたい。

 われわれはあまりにも自分の身体のことを知らない。怒りや恐れのときに身体がどのようになっているのかも知らないし、客観的な知識ではなくて、内側から自分の身体を知るということもない。そしてわれわれは身体の犠牲者になる。自分の身体を実感や身体感覚から知らなければならないと思う。


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2006

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『疲労回復の本―あなたの心身疲労を気功で癒す』 津村 喬


疲労回復の本―あなたの心身疲労を気功で癒す
疲労回復の本―あなたの心身疲労を気功で癒す
津村 喬

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 心の疲労がからだの筋肉の緊張やこりをもたらすということは、もっと注目するべきだと思う。その慢性筋肉疲労がさまざまな病気をもたらすということにもっと気づくべきだと思う。

 この本はその筋肉疲労に注目した数少ない本の中の一冊であり、探していた本をやっと見つけたという気がした。われわれは怒りや恨みなどの感情を長くもちつづけるために筋肉が緊張し、その延長が慢性疲労や病気につながってゆくのである。

 情念としての筋肉をときほぐすことはものすごく重要なことだと思う。それより前に感情が身体をどのように緊張させるか、どの部分を緊張させるのか、ということを知らなければならないと思うが、そのことを追究する人もあまり多くない。筋肉と感情の関係にもっと注目すべきだ。

 この本の中の緊張をときほぐすエクササイズはちょっと絵柄が大ざっぱでくり返しに向かないのが残念だ。


03 05
2006

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『筋肉疲労が病気の原因だった!?』 福増 一切照


筋肉疲労が病気の原因だった!?―驚異の触手療法
筋肉疲労が病気の原因だった!?―驚異の触手療法
福増 一切照

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 慢性筋肉疲労が万病のもとだという本である。緊張がつづくと血行障害をおこし、腰痛や肩こりになり、内臓機能を狂わせ、糖尿病や心臓病をうみだすということである。

 また筋肉の緊張/弛緩は自律神経のセンサーであり、筋肉は血液を送り出す第二の心臓だということである。筋肉の役割はいままであまりにも見過ごされていたというわけである。

 筋肉にも人生のパターンは記憶され、怒りや恨みは慢性疲労の大敵である。それらの感情は筋肉の緊張を長引かせる元となる。心は一過性のようにあることが大切である。


03 05
2006

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『若者が『社会的弱者』に転落する』 宮本 みち子


若者が『社会的弱者』に転落する
宮本 みち子

若者が『社会的弱者』に転落する

 そうだな、若者を「社会的弱者」とくくることはとても納得できるカテゴリーづけだと思う。私の経歴からいっても実感できる。若者は世界的にみても貧困、低所得、失業、フリーター、未婚の坂を転がり落ちつづけているのである。

 中高年は所得は高く、社会保障もしっかりしているほうだし、マイホームもある。世代間格差が確実にひろがっており、若者はその差をうめるべく親にパラサイトし晩婚化するしかない。

 しかもいまのマスコミや世間はその現実をみようとせず、若者の怠けぐせとしてかれらをバッシングするのみですませている。自分たちの既得権益のやましさを、若者のバッシングでかわそうとしているかのようだ。

 若者の危機に警鐘をならしたこの本はとても共感できる部分が多く、まるで自分の声を代弁しているかのような箇所がたくさんあった。若者が層として不利益集団になりつつある、という新たな認識のもと、社会政策やシステムを変えてゆかないと、将来の惨禍はたいへんなものとならざるをえないといわざるをえないだろう。若者のまわりの社会から変えてゆかないと、未来はないのだろう。ぜひこの本を読んでほしい。


新卒無業。―なぜ、彼らは就職しないのか 希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く 仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在 パラサイト社会のゆくえ 「ニート」って言うな!
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03 05
2006

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『フロイト先生のウソ』 ロルフ デーゲン


フロイト先生のウソ
ロルフ デーゲン Rolf Degen 赤根 洋子

フロイト先生のウソ

 これまで心理学によって与えられた常識を見事に覆してくれる好著である。学問というのはどこか必ず根底から覆し、批判する知識が必要だと思う。信仰になったらおしまいだ。

 とくに心理療法は現代のペテンだといったところや、つらい記憶は抑圧されなく、とうとつに思い出される、精神の健康は不安やネガティヴな感情から逃げることによって維持される、フロイトの近親相姦説は生物学の常識からいって考えられない、などの統計データから導かれた説がよかった。

 もう私もフロイトの説より、自己啓発や禅仏教などに学ぶほうが精神の健康にはよほどよいと思っていたから、この本はとても勇気づけられた。(瞑想は昼寝程度の平静しかもたらされないといわれているが)

 本の帯には「フロイトはマルクスよりも多大な損害を人類に与えた」と書かれているが、あながち大ボラとはいえないかもしれないな。つづく心理学も業界の利益のためにみんなを病者にすることによって人々の恐怖を煽り、マーケットを広げているし。心理学はクスリと劇薬だな。

心理学化する社会―なぜ、トラウマと癒しが求められるのか 「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た 紅一点論―アニメ・特撮・伝記のヒロイン像 「心の専門家」はいらない 性という「饗宴」―対話篇
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03 05
2006

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『「心の専門家」はいらない』 小沢 牧子


「心の専門家」はいらない
小沢 牧子

「心の専門家」はいらない

 この本も心理学に対する問題提起の本だ。心理学やカウンセラーが必要とされるということは、心や人の関係が商品や消費となってしまうことだと警鐘を鳴らしている。

 心の問題とはしょせんは生き方の問題なのだが、大人たちがそれを見せなくなったうえ、産業化によって家族や共同体の絆は断ち切られ、孤立の度合を深めている上に、さらに心の問題まで商品化されると、人々はますます閉ざされ、孤立し、不安にさらされてゆくことになるという。もっとも必要なことは人々がつながりやすい条件の援助だと著者はいう。

 この消費社会は「自分でやろうとするな、依存せよ、購入せよ」というメッセージに満ちている。産業に依存することにより個人は自前でやりぬく能力を失い、家族や共同体はますます解体されてゆくばかりだ。人は「生かされる消費財」として生き、「生きることは買うことなり」という人生を生かされることになる。

 専門化や商業化されてゆく危険性を強く感じる本である。われわれは専門家に依存し、ますます個人の能力、家族や共同体の絆を失ってゆく。しかも専門家は自前のやりかたを批判し、家族や共同体を解体させながら、自分たちの発言力や地位をあげてゆく。個人や家族は専門家の前でますます無力になり、依存してゆくいっぽうになり、人々は自信を失ってゆくばかりである。

 さらに心理学は人々の異常性を告発する知識であり、社会変革を放棄した順応主義のテクノロジーにもなりうる。心理至上主義や専門家主義はひじょうに問題の多い要素をはらんでいるのである。専門家信仰にたいする批判力や判断力がわれわれに緊急に求められているのではないだろうか。


心を商品化する社会―「心のケア」の危うさを問う 心理学化する社会―なぜ、トラウマと癒しが求められるのか カウンセラーは学校を救えるか―「心理主義化する学校」の病理と変革 『心のノート』を読み解く フロイト先生のウソ
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03 05
2006

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『人間通でなければ生きられない』 谷沢 永一


決定版 人間通でなければ生きられない
谷沢 永一

決定版 人間通でなければ生きられない


 批判や悪口、欠点を指摘し、アンチを唱えるのはだれでもできることで、それが日本の知識人や言論界の仕事と思われたり、優越感や選民意識が満足させられたり、怨みつらみが発散させられたりするのはよいことではない。

 とくにアタマからこれを信じてしまう読者は世を呪い、人を怨むようになり、人生は不幸と悲惨につき落とされてしまう。知識の正誤より、人生の幸福や満足を客観的にみられるほうが重要ではないのかと思う。批判やアンチは人生の肯定と愛を破壊してしまうものだ。

 谷沢永一はそういう知識人の否定と肯定の態度を客観的に見られる人であり、だから批判的知識ばかり摂取してきた私としてはたいへんに重要な知恵を与えてくれる。心理学のポジティヴ・ネガティヴ思考のような枠組みが社会観にも必要だと思うのである。

 この本では批判や罵倒に傾いてきた知識人のなかでも日本を肯定的に捉えた人たち――大宅壮一、梅棹忠夫、司馬遼太郎、高橋亀吉、山本七平がとりあげられている。

 肯定や称賛が行き過ぎて放漫さや暴虐にまで走ってしまうのはキケンであるが、罵倒や蔑視のみもおおいに誤った姿勢である。人生は肯定も否定もせず、ただ受け入れることが大切なのではないかと思う。社会を否定することは自己も幸福も破壊することである。

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うえしん

Author:うえしん
世の中を分析し、知る楽しみを追究しています。興味あるものは人文書全般。ビジネス書、労働論、社会学、現代思想、経済学、心理学、精神世界、歴史学。。 そのときの興味にしたがって考えています。

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