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04 25
2004

読書

私の本棚写真



 ■デジカメを買いましたのでうれしで私の本棚の写真を載せます。著名人の本棚の写真を集めた「私の本棚」という本がありましたが、私もやりたかったのです。哲学者や学者の膨大な書籍数を誇る本棚にはすこしは近づいているかな。



CIMG0001.jpg この棚にはクリシュナムルティ、ケン・ウィルバー、ラジニーシ、大乗仏典などのトランスパーソナル心理学系の本が集められています。
CIMG0002.jpg だめ連や日下公人、感情社会学などの本がばらばらに乗せられています。下のファイルは大昔の思索エッセイ集、ノートはいつも使う思索のための断片ノートです。
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下の棚は大乗仏教関連の本が多いです。上にはいろいろ。PHP新書・文庫、講談社学術文庫などの本が並んでいますね。
CIMG00202.jpg ここは私の昔のかなりのお気に入りの本が並んでいます。フロム、オルテガ、フーコー、リースマン、ボードリヤール、レイン、ゴッフマン、ひじょうに感銘を受けた本たちです。
CIMG0005.jpg 左上には堺屋太一の文庫本、左中にはニーチェや岸田秀、今村仁司、右の本棚には仏教やキリスト教や自己啓発などの人生についての文庫の名著が並んでいます。岩波です。
CIMG0006.jpg この本棚にはいろいろ集められていますが、ほとんどテーマの集まりはありません。知識論とか社会論あたりかな。ハイキングのガイドブックも何冊か置いています。
CIMG0404251.jpg 上はチャネリングの本ですね。下はセクシャリティ関係の本、竹内久美子の文庫などがあります。
CIMG0404252.jpg ここはボディワーク系の本が多いですね。
CIMG0013.jpg 四つある本棚のうちの二つの本棚を見せています。右上からビジネス書、トランスパーソナル系、左には大乗仏教などの棚ですね。
CIMG0018.jpg 上は大乗仏教、下はベッテルハイムなどの童話の心理学、マクルーハンのメディア論、あと小此木啓吾の映画論などがあります。
CIMG0026.jpg ここはビジネス書が集められています。ドラッカー、ハンディ、フリードマン、トフラー、堺屋太一、浅井隆のオオカミ少年本などが見えますね。


 ▲以上が表に見える私の本棚の写真です。このほかにはまだまだ本はたくさんあります。この表に見える本棚のうしろには一列本が並んでいますし(つまり二列分並んでいるわけです)、クローゼットにはダンボールにつめこまれた本が7、8箱はあるでしょうか。

 本の整理はどうしたらいいものなんでしょうか。捨てるか、ブックオフに売りさばくか、このまま狭いワンルームに残しておくべきか。私はあまり読み返さないタチなんですが、これだけの本を読んでいるんだぞという書棚のハクも捨てがたいし。また書棚から本があふれ出してきました。

11 07
2004

読書

私が小説より新書・学術書が好きな理由


 講談社現代新書がデザインを変えた。おもちゃみたいな簡素なデザインになってがっくりだ。 講談社の新書はデザインがおしゃれで、凝っているつくりがひじょうに気に入っていたのだが、こんどの新デザインはなんだ。

 まあ、新書は中身が勝負だからシンプルであるのが王道であるのだろうけど、やはり装丁や表紙の印象が本の好き嫌いのいくらかを左右するので、新デザインはひじょうに残念なことだ。

 新書の出版社数はほんとうに増えた。私が本屋に行く楽しみの一つに新書の新刊を見ることがある。読みたそうな、興味が魅かれる新刊に出会ったときにはたいへんうれしい。思わず「おーっ」と思ってしまう。

 新書の出版社はいぜんは岩波、中公、講談社くらいだったのが、いまはちくま、PHP、文春、洋泉社、集英社、新潮社、光文社、平凡社と盛りだくさんになった。おかげで新刊を楽しみにしたり、本を選ぶ楽しみが増した。

 新書は学術書や専門書の入門書や概説書がメインであったと思う。いまは出版数が増えたので、問題提起的なエッセーに近い本もだいぶ増えたと思う。新書内部での問題圏みたないものができあがりつつあるのかもしれない。新聞みたいに事件や事故を中心にあつかう下世ネタよりだいぶすばらしいことだ。世論というのは時事問題より、こういう世界から広がるべきなのだ。

 でも新書のような専門書を読む人は増えているのだろうか。私がちまたの人に本の話をしようとすると、たいがいは小説の話になる。みんな本といえば小説と思う人が多いらしく、専門書や学術書が視野に入っている人は少ないと思う。

 書店に平積みにされる新刊はたいがいは小説の文庫本だし、ネットの書評ページの多くも小説である。新書や専門書のみの書評ページというのはやっぱりあまり多くない。新書を読む層というのは増えているのだろうか、どのような層なのだろうかと思う。

 小説や物語はやっぱり人気がある。学術書が好きな私としてはうらやましい。小説を読んでいたほうが一般受けするんだろうなと思う。

 でも物語でものごとや世界を認識するあり方というのはどうなんだろうかと思う。物語は物語世界という現実社会とちょっと違う視点をつくりだすし、現実社会の構造や形相といったものを照射するわけではないし、物語のヒロイックなあり方や物語的な感受性や情緒をつくりだしてしまうと思う。

 なんていうか、私は世の中をドラマや物語の情緒で捉える感受性はあまり好きではないのである。ヒロイックな捉え方はあまりにもナルシスティック、自我肥大的であると思う。もう少しごりごり論理的・客観的・冷徹であるべきだと思うのである。ドラマは自己の客観性をあまりにも見失いやすいのではないかと思う。ヒロイックな自分が恥ずかしい。

 といっても私も十代や二十代ころまではものすごく物語が好きであった。マンガに映画にドラマに小説と物語ばかり見たり読んだりしていた。そういうときには新書や学術書は興味がなかなか向かないし、だれがいったいこんなカタブツそうな本を読むのだろうかと思っていた。そういう物語の養分が必要な時期というのがあるのだろう。思考や認識の成長の一環なのだろうか。

 ぜひ多くの人に新書や学術書に興味が向くようになってほしいものだが、こういう本というのはどうやったら読みたくなるものだろうか。専門書への興味の向き方というものが多くの人にはセッティングされていないだけの話だと思うが。

 学校で習うものといえば、たった教科書一冊のみで、ほかの専門書を読む方法や展開法というものを教えてもらわなかった。こういう技術こそを学校は教えるべきだと思うのだが。よくたとえがあるが、魚ばかり食べさせて釣りの方法を教えてもらわなかっということだ。

 専門書を読み進める方法というのは疑問や好奇心を継続させることだと思う。これはなんでだろう、これはどういうことなんだろうという好奇心を、本一冊の中につぎつぎと見つけてゆくことで、関連書をつぎつぎに読みたくなるものである。そういう読書の活用法というものが備わっていなかったら、本はつぎつぎに読みたくはならない。

 思い出せば、私もこういう興味の引き出し方を学んだのは、手塚治虫のマンガだった。ガイドブックのようなものをもっていれば、つぎつぎと手塚治虫のほかの著作も読みたくなった。遠くの本屋まで探しに行ったり、ほかにはどの著作がおもしろいのか調べたりして、関連書をつぎつぎと読んでゆく方法を学んだように思う。そのころの経験がげんざいの読書の方法に活かされているのである。マンガもバカにできない。

 新書のほかの学術書といえば、文庫には講談社学術文庫とちくま学芸文庫がある。この新刊も私は楽しみにしている。文庫といえどもちょっとお高いが、学術書が文庫本で手に入るのはたいへんありがたい。ちくま学芸文庫なんか最新の思想家をとりあげたりして、思わず驚いてしまう。これからも良著に期待したいものである。


12 21
2004

読書

人生最高の書! 2004/11Ver


『楽天主義セラピー』 カールソン 春秋社
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人生NO.1の本。思考の愚かさを知れ。そして虚構性を。


『どう生きるか、自分の人生!』 ウェイン・ダイアー 知的生きかた文庫
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心をまっ白にすることの大切さ。それまでの自分の心の持ち方の愚かさを知った。


『自省録』 アウレーリウス 岩波文庫
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心を消去せよ。さすれば何の悩みもない。


『自由からの逃走』 フロム 東京創元社
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人間心理の卓越した書。


『大衆の反逆』 オルテガ ちくま学芸文庫
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画一化・均質化する大衆。生き方に対する問題。


『消費社会の神話と構造』 ボードリヤール 紀伊国屋書店
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記号の消費の愚かさを知れ。


『菜根譚』 洪自誠 岩波文庫
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すさまじく達観した中国の書。


『老子・荘子』 世界の名著 中公バックス
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人生を、世界を達観する古典である。荘子のほうがくわしい。


『キリストにならいて』 トマス・ア・ケンピス 岩波文庫
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人間関係について、心の持ち方について、最高のアドバイス。


『無境界―自己成長のセラピー論』 ケン・ウィルバー 平河出版社
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驚くほどの人間心理の洞察の書。読めば読むほど深みがわかる。


『自我の終焉―絶対自由への道』 クリシュナムルティ 篠崎書林
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思考の愚かさをこれほどまでに精緻に分析した人はいない。人間心理に精通した偉大な人。


『清貧の思想』 中野孝次 文春文庫
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欲を捨てた貧しさの中に心の高貴さを見出した人たちが、かつての日本にいたことを思い知らされた。


『生業の歴史』 宮本常一 未来社
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生業の中にわれわれのご先祖様がたくましくも、したたかに生きてきた生の姿を見ることができた。


『捨てて強くなる―ひらき直りの人生論』 桜木健古 ワニ文庫

こだわりや価値を捨てることのすばらしさ。驚くほどの名著だ。


『ウォールデン―森で生きる』 ソーロー ちくま学芸文庫
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アンチ労働主義のバイブル。仕事ばかりの人生なんて生きている意味がない。でも生活が、将来が、女が。。。


12 29
2004

読書

紹介した本のクリック数がamazonでわかった


 うれしい。うれしい。当サイトで紹介した本のamazonへのクリック数がamazonでレポートができるようになっているので、人気度がわかってうれしい。いわば当サイトのブック・ランキングである。

商品別トラフィック-クリックスルーレポート

October 1, 2004-December 31, 2004
商品名 クリック
リチャード・カールソンの楽天主義セラピー 16
なぜ彼は本気で恋愛してくれないのか 13
捨てて強くなる―ひらき直りの人生論 11
自省録 10
バーソロミュー―大いなる叡智が語る愛と覚醒のメッセージ 9
自我の終焉―絶対自由への道 7
無境界―自己成長のセラピー論 7
オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す 6
どう生きるか、自分の人生!―今日を後悔しない生き方 ダイアー博士の「生活哲学」 6
菜根譚 5
孤独であるためのレッスン 5
キリストにならいて 4
この人と結婚していいの? 4
「嫌いな自分」を隠そうとしてはいけない 4
ファスト風土化する日本―郊外化とその病理 4
筋肉疲労が病気の原因だった!?―驚異の触手療法 4
グルジェフとクリシュナムルティ―エソテリック心理学入門 4
世界の名著 4 老子・荘子 (4) 4
大衆の反逆 3
整体 楽になる技術 3
決定版 人間通でなければ生きられない 3
戦争論―われわれの内にひそむ女神ベローナ 3
天皇家はなぜ続いたのか―「日本書紀」に隠された王権成立の謎 3
消費社会の神話と構造 普及版 3
日本書紀の読み方 2
日本の古代〈8〉海人の伝統 2
セスは語る―魂が永遠であるということ 2
「心の専門家」はいらない 2
自由からの逃走 新版 2
夜這いの民俗学・性愛編 2
聖なるものの社会学 2
ボディートーク入門―体が弾めば心も弾む 2
フロイト先生のウソ 2
清貧の思想 2
戦争と平和 2
菜根譚 1
自己コントロールの檻―感情マネジメント社会の現実 1
日本書紀〈下〉 1
利己的な遺伝子 1
タイタニック 1
猿の惑星 BOX SET 1
昔話とこころの自立 1
疲労回復の本―あなたの心身疲労を気功で癒す 1
日本人はなぜいつも「申し訳ない」と思うのか 1
生業の歴史 1
フレンチドレッシング 1
昔話の魔力 1
思想なんかいらない生活 1
くらたま&岩月教授のだめ恋愛脱出講座 1
性的唯幻論序説 1
機会不平等 1
唯識のすすめ―仏教の深層心理学入門 1
〈美少女〉の現代史――「萌え」とキャラクター 1
ひとを“嫌う”ということ 1
秘密の心理 1
合計 183


 ■「人生最高の書」が多くランキングされているのはありがたい。数多く読んだ本の中で目からうろこが落ちた本ばかり集めているので、外れはないと思う。でももちろん私が思い切り感銘したとしても、ほかの人も同様に感じるとは限らない場合も考慮していただきたいが。

 意外に思ったのは『捨てて強くなる―ひらき直りの人生論』が上位にきていることだ。これは自己啓発のすでに絶版だと思われるおもちゃのような本で、「こだわり」や「価値観」を捨てるというすばらしい本だが、メジャーでないからこそありがたかった。

 『バーソロミュー―大いなる叡智が語る愛と覚醒のメッセージ』『セスは語る―魂が永遠であるということ』のような怪しげなチャネリング本が多くクリックされているのは意外だった。

 ベスト本だけではなく、過去のページからクリックしてくれた本もあるわけで、読者の方がトップページだけではなく、ほかのページも見ていてくれることがわかって感謝である。『ひとを“嫌う”ということ』 『機会不平等』 『日本人はなぜいつも「申し訳ない」と思うのか』 『フレンチドレッシング』 『思想なんかいらない生活』 『くらたま&岩月教授のだめ恋愛脱出講座』 『利己的な遺伝子』 『〈美少女〉の現代史――「萌え」とキャラクター』は目につきやすいページにおいているわけではないのである。

 こういうamazonのトラフィックレポートはサイト制作者としては、サイトのどのページが人気があるのか一目瞭然にわかって、こういう仕組みがアクセス解析になんかあったらいいなと思わせるものである。すでにあるのかもしれないが、アクセス解析は有料の場合があったりするし、なかなかそこまで知ろうとは思わないしね。

 このクリック数は売り上げ数と直接結びついているわけではないのだが、人気度がわかってとてもうれしい。売り上げはこのサイトのアクセス数の少なさからはじめから度外視しており、画像だけがいただければいいとアソシエイト契約したものである。

 それでもこのサイトから三冊amazonで本を買っていただいたことになっている。紹介料はたったの70円である。それでも私のHPから本の興味をもってくれた人の存在がわかってうれしいのである。


12 30
2004

読書

ことしのベスト本は男女の違いを語った恋愛本である。


 ことしのベスト本は二冊だけである。不発だったというよりか、夏ころから読みはじめた古代史の評価がむつかしかったからだ。

 古代史というジャンルは愛好家を多く擁する、しろうとでも専門化が高度化したジャンルである。だからこの本はベスト本に選んでよいものか私には判断しかねたのだ。

 ことしの読書の流れとしては、はじめは恋愛に悩まされた私、女性というものを理解しようとしてメディアから女性を知ろうとこころみた。マンガや小説によって女性たちはできているのだろうか。

 私自身をかえりみれば、少年のときに見たマンガや映画に人格形成や恋愛観をつくられたことが多かったので、女性を知るにはメディアを知ることがたいせつだと思ったのである。

 そのなかで下記の恋愛本は度肝を抜かれるような本だった。

 『なぜ彼は本気で恋愛してくれないのか』
 ハーブ・ゴールドバーグ ワニ文庫
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 『この人と結婚していいの?』
 石井希尚 新潮文庫
 
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 男と女は感じ方がこう違うのか、そして男らしさが女を傷つけているという意外な指摘などにたいそう驚かされた。私は男も女も同じだと思っていたから、この違いにはあっけにとられたし、ものすごく納得するところが大だった。男女ともども読んでほしい本である。

 学術を趣味とする私は恋愛ジャンルはあまりにも思索をめぐらせられなくて、あまり楽しめなかった。女性のマンガや恋愛小説をいくらか読んでこの興味は終息した。

 それから新しいテーマが見つかるまで新書で本を読んでいたりして、関西の山登りの趣味から地名の歴史に興味をもったりして、関西の地政学というか、地域の勢力史みたいなものに興味をもった。近世までは最重要な交通機関は船であったから、水運や海運から地域の発展史が読めたらおもしろいなと思った。

 歴史地理というジャンルはあまり充実していなくて、古代の地名になじむうちに連想的に古代史に興味が向かい、いまは古代史の本をぼちぼち読んでいる。

 私は現代の社会問題を中心に考えることこそが価値あることだと思っているから、現在の生き方に方に知恵や見識をもたらさないような推理の楽しみだけの古代史の迷宮には抵抗がある。だからベスト本も選出しにくいのだろう。

 だけど古代史の興味というのは連想的にわいてくるものである。これはどうなっているのだろう、ここはどういうことなのだろう、と言葉やキーワードが連想的につながって興味を駆りたてる。推理のための推理のような迷宮にひきずりこまれるのは私の価値観から外れるが、しばらくは興味の魅かれるまま知識の探索はつづけたいと思っている。

 古代史の探究はげんざい生きてゆく私になんらかの知恵や恵みをもたらすのだろうか。それとも知識のための知識だけに終わるのだろうか。そのへんの思索も忘れずに古代史を楽しみたいと思っている。

01 10
2005

読書

やっぱり本屋めぐりが好き


 本の画像がきれいだからamazonとアソシエイト契約しているが、やっぱり私自身は本屋めぐりが好きである。

 本屋めぐりは意図していない本と出会う楽しみがある。本を選ぶさいにも中身をたしかめられるし、多くの本の中から選べられるメリットがある。または街に出たり、多くの人たちを見かけるという楽しみも少しはある。

 ネットで本を買おうとすれば、買うと決まっている本のみメリットがあると思う。決まっていない本を中身もたしかめずに買うのは失敗の怖れもある。タイトルやかんたんな説明だけでは決められない。さいごまで興味をもって読めるのかの判断もできない。

 ただ書評のみで、人が高く評価しているから、信頼する人がおもしろいからといって人の伝聞だけで買う方法もあるだろう。ネットはそういう特性を思い切り伸ばさないと、中身をたしかめられる本屋には勝てないと思う。

 駅前の小さな本屋しかなかったり、大きな書店まではかなり遠いという人にはネットは便利だろう。ただ意図していない予想外の本にはなかなかめぐりあえないのではないかと思う。

 私はこのサイトでネット通販をすすめるようになったわけだが、私自身はネットで本を買ったことはいちどもない。昼間家にいないからうけとれないし、コンビニでうけとる方法もやはりいやだ。クレジットカードももつつもりはない。

 でも紹介している以上は何回かはネットで本を買わなければなと思う。いちど買えば、ネットのメリットも気づくようになるかもしれない。中身をたしかめられないコワさはどうすれば払拭されるのだろうか。

 アソシエイトした思わずの収穫としては商品のクリック数がわかって、人気のランキンクがわかることである。メールもさいきんはこないし、アクセス数も増えないこのサイトにとって、読者の人々の行動がわかるということは思わず励みとなる。手応えが感じられるのである。

 願わくば読者の方がamazonでもっと本を買ってもらえることになれば、私も読者にもっとよい本を読んでもらおうと努力する好循環がはじまると思うのだが、それにはこのサイトにおとずれる人はあまりにも少ない。

 写真がきれいだからはじめたアソシエイトだが、無料ばかりのネットでいくばくかの収入の可能性が見えた気がする。ネットはこのような広告でしか収入は得られないのかもしれない。

 それには専門化や情報の信頼性がひじょうに重要になってくると思う。書評の信頼性で収入を得るという方法も可能になってくると思う。私には縁遠い話だが。


03 02
2005

読書

当サイト ブック・ランキング


 amazonへのクリック数・ランキングです。いわば関心度のランクです。すばらしい本はたくさんあるのにランキングで切ってしまうなんてくやしいことですが、とりあえずは上位ランキングをお知らせします。

2005/1/1- 2005/3/1 クリック数
1  すでに起こった未来―変化を読む眼
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 誰かクリックしまくったのかな?
145
2  リチャード・カールソンの楽天主義セラピー
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 やっぱりおすすめの本です。
15
3  なぜ彼は本気で恋愛してくれないのか
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 男らしさが女を傷つける。
15
4  自由という服従
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 タイトル負けしているからオススメしないよ。
9
5  整体 楽になる技術
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 整体と現代思想の合体。
9
6  日本文化論の系譜―『武士道』から『「甘え」の構造』まで
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 日本文化論の名著がわかる。
8
7  捨てて強くなる―ひらき直りの人生論
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 愚かさという賢さや偉さと違う道。
8
8  孤独であるためのレッスン
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 群れてばかりいるのはやめよう。
8
9  自己コントロールの檻―感情マネジメント社会の現実
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 心理学を批判した衝撃の本です。
7
10  この人と結婚していいの?
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 男と女のすれちがいの理由がわかる。
7
11  感じない男
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 ロリコンや制服に魅かれる理由。
7
12  模倣される日本―映画、アニメから料理、ファッションまで
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 日本も文化大国だな。
7
13  フロイト先生のウソ
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 頭を空っぽにするほうが心にはいい。
6
14  自由からの逃走 新版
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 いうまでもない名著である。
6
15  若者が『社会的弱者』に転落する
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 マスコミはいわない若者残酷物語。
6
16  歴史から何を学ぶべきか―教養としての「日本史」の読み方
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 英雄史観をひっくりかえせ。
6
17  韓国人の日本偽史―日本人はビックリ!
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 歴史とは浅はかな自慢比べ。
5
18  「宮崎アニメ」秘められたメッセージ―『風の谷のナウシカ』から『ハウルの動く城』まで
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 物語はどう読むのか。
5
19  どう生きるか、自分の人生!―今日を後悔しない生き方 ダイアー博士の「生活哲学」
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 愚かな心の持ちかたから去るために。
5
20  グルジェフとクリシュナムルティ―エソテリック心理学入門
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 心の愚かさを知る名著。
5
21  歴史とはなにか
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 歴史とは正当化のことか。
5
22  世界の名著 4 老子・荘子 (4)
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 たぶん現代若者は老荘に近い。
5
23  嗤う日本の「ナショナリズム」
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 まだ読んでいない。
5
 ▲クリック数の総数は600近くまである。
07 23
2005

読書

読書感想文なんか書けなかった十代のころ


 いまでこそ私は週に2、3冊は本を買いこんでおくほどの本好きになったが、十代のころは本なんかまったく読めなかったし、読書感想文も支離滅裂なものしか書けなかった。

 ことしも夏休みの季節がやってきて、新潮文庫角川文庫集英社文庫の夏の100冊が広告をにぎわすようになると、なにも読めなかった十代のころを憶い出すのである。

 活字の想像力がまったくなかったのである。小説を読んでいても場面やシーンをひとつも思い浮かべられなかった。本なんか読めなくても、マンガやTVや映画というもっと魅力的なメディアがあるのだから、まったく必要なかったといっていいと思う。世界を知るにはこれらで十分だったのである。

 私が活字を本格的に読めるようになったのはようやく20歳過ぎだった。村上春樹の『ノルウェイの森』や『漂流教室』の小説版を読んで、小説ってこんなにおもしろいものなのかと思わせてからである。それでようやく現代作家の小説や海外名作の本をかたっぱしから読むようになった。哲学書を読むようになったのは、謎や疑問を解き明かすという方法を知ってからである。

 十代のころは小説が必要なかったのである。学校で教えられるような名作古典もなおさら少年の世界には関係のないもので、抵抗感を増しただけだった。年齢には年齢にあったメディアがあればいいのであり、むりに活字を強制することは活字嫌いをうみだすだけである。

 子どもにはマンガというものすごく魅力的なメディアがあるのだから、学校が古臭い活字至上主義にこだわらないで、マンガという世界観の読解方法こそを学ぶべきである。そのほうが現代少年の感受性や想像力を広げるには正しい試みだと思う。学校はアーミッシュみたいに時代の拒否をしているとしかいいようがない。

 大人になってから活字を読むようになる人と、まったく読まなくなる人もいると思う。いわば読書や知識に価値や可能性を見出せるかどうかだと思う。たしかに活字でしか表現できない世界はかなり広大なものであり、それは映画やテレビではぜったいに学べない世界観を提示しているのであり、この欠落はおそらく社会や自己の理解の妨げになり、過ちや失敗の壁になんどもぶつかる一因をつくってしまうことになるだろうと思う。

 知識や読書はしょせんは優越感の道具といっていいかもしれない。豪邸やブランド品や車のような人より優越していることを知らせるための道具にしか過ぎないかもしれない。ただ知識の優越感はそれすらも客観や批判する視点を手に入れる契機にもなれるもので、ほかの優越の道具よりためになるとは思うが。

 私がもし十代にもどるとしたら、十代の読書は古典名作より、小説のおもしろさを知るために冒険小説やSF小説を読みたいと思う。子どものころというのは世界の神秘や謎に魅かれるものであり、そういう醍醐味を味わせてくれるのはやはり冒険やSFである。まちがっても古典名作の日常のビョーキみたいことには興味が向かわないものである。

 十代のころは小説なんか読めなくてもいいと思うが、知識や読書には価値や可能性があると覚えておいてほしいものである。本を読まない大人は過ちや失敗から学べないだろうと思う。ただ小説から学ぶものが多いかは私にはわからないが。


10 28
2005

読書

本離れの時代に本好きを叫ぶ。


 

 本を一ヶ月に一冊も読まない人が半数以上いるそうである。読売新聞の調査によるとだから学校の授業が大事だとか、新聞の教育が大事だとか、いっている人が多いようである。

 げーっである。そういう連中が読書をいちばんつまらなくするのである。エンターティメントに優れていないと、みんなにそっぽを向かれるだけである。TVやマンガやゲームがある時代になぜ本なんて読む気が起こるというのだろう?

 私も十代はまったく本を読まなかった。マンガにTVに音楽、映画があれば、十分であった。活字なんか読めなかった。

 ただ本を読むことは知的であるというイメージや憧れはあったのだろう。私が本を読むようになったのは、読書もファッショナブルであると知らしめた村上春樹の『ノルウェイの森』と出会ってからだと思う。ファッションのブランドに凝っていた私は、知的なブランドを求めたのだと思う。かなり遅れて「ニュー・アカデミズム」の思想家にハマった。思想には深遠で、超越したなにかがあると思ったのだ。

 読書はカッコイイとか、ファッショナブルであるとか、優れている、といったイメージがないとたぶん多くの人は本を読みたいと思わないだろう。基本的に人の行動の多くは、人にいいように見られたいという動機に占められていると思う。そういうカッコよさを呈示できない行為は、たぶん人から求められるものになりえない。

 ひと昔まえは読書や知識がカッコイイとか、ファッショナブルであった時代もあったようである。エリートであるといったイメージも付帯していたときもあったのだろう。いまは読書にそういうイメージはまったく欠如してしまった。クソまじめで、権威や政府に盲従する優等生みたいなやつや、クライといったイメージしかないだろう。

 本の著者は映画俳優やロック・ミュージシャンのようにカッコよさを宣伝しないと、かれらと互角には闘えないだろう。見た目のカッコよさというものが、やはり多くの人が是が非でも身につけたいものなのである。

 読書界は本離れを毎年のように嘆くのではなくて、見た目のカッコよさというものを磨く必要があるのだと思う。戦略としては本を読まない人をバカだとかけなす方法もあるのだが、マイナスの要素から強制的に人に本を読ませてもたんなる飾りに終わるだけだろう。車のようにグレードやヒエラルキーをつくって、「いつかはクラウン」のような序列を叩き込むのも方法かもしれない。

 本を読まない時代に私はとりわけよく読む部類に入るのだろう。「これはなんでだろう」「これはなぜこうなっているのか」と追究するために本を探す習慣を身につけてしまったから、読書はやめられないのである。自分の疑問を解くために本は欠かせない道しるべとなったのである。そういう謎解きの方法を知ってしまったから、私は読書の楽しみから離れられなくなったのである。

 多くの人がいうように本を読まなくてもなにも困ることはない。なんの損失もない。養老孟司のいうように「知らないことは存在しないこと」である。存在しないことの欠如はなんの痛みももたらさない。

 ただ、世の中はわからないことだらけで、悩んだりすることが多々あると思う。そういうときに数々の知見や洞察、知恵が凝縮された優れた本と出会わないことは損失になると思うのである。

 本というのは二千年以上も人間の知恵を伝えるゆいいつのメディアだったのである。世の中を少し知ることで、あるいは悩みの解決法を知ることで、私の人生はすこしはマシなものになるかもしれない、読書はそういう機会を与えてくれるのである。TVやマンガは情感は味わせてくれるが、直接にはそういうことを教えてくれないのである。

 ▼人類の叡知
菜根譚CIMG00031111.jpgCIMG00021112.jpg自省録

10 30
2005

読書

近代の世界の名著に思うこと


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 中公新書から『世界の名著』(河野健二編)という本が出ている。スーパースター列伝みたいで、好きな本だ。世界のスーパースターを一望につかんだような気にさせられる本である。また世界の知の系譜を手に入れたようにも思わせる本である。

 ただ『世界の名著』と銘打ちながら近代ヨーロッパの名著しかとりあげていないのがかなりの偏りを感じさせる。インドや中国やイスラムの名著がまったく視野に入っていないのである。金持ちや権力のもっている国だけが、人類の叡智を生み出してきたとはとても思えないのだけど。

 これらの近代の名著の語ってきたことは政治や社会のことであったりした。マキアヴェリの『君主論』やモアの『ユートピア』、ホッブスの『リヴァイアサン』などは、新しい時代の政治や理想が語られていたようである。

 デカルトの『方法序説』やロックの『人間悟性論』、カントの『純粋理性批判』、ニュートンの『プリンキピア』などがとりあげられているが、これにスピノザの『エチカ』を加えれば、いかにこの時代の人たちが知識の実証主義にとりつかれていたか、またはそれだけ知の確実性というものが揺らいでいたかとわかるものである。

 ルソーの『社会契約論』やアダム・スミスの『国富論』は新しく民主政治や資本主義を生み出す原動力となった本であるが(ダーウィンの『種の起原』も加えたい)、ただちにそれに反対するようなバークの『フランス革命の省察』やトクヴィルの『アメリカのデモクラシー』、またはマルクスの『資本論』のような本が出たことは、人類の賢明な知識を感じさせるというものである。

 現代の私からしてみて、これらの名著はその時代の要請に答えた本であり、現代に通じる問題だとは思いがたいものがあるのだが、問題意識にばりばり共感する本もあった。ミルの『自由について』、トクヴィルの『アメリカのデモクラシー』、フロムの『自由からの逃走』である。これらは画一化・均質化する「多数者の専制」という問題をとりあげていて、現代でもまったく脅威に思われる問題だと私は思うのである。

 20世紀に最大の影響を与えたのは、マルクスの『資本論』、ニーチェの『ツァラトゥストラかく語りき』、フロイトの『精神分析入門』、ダーウィンの『種の起原』である。これらの本は国家を動かしたり、人間観の変換をせまる本であった。人間は知識が変わることによって行動も変わるのである。

 これらの世界の名著は多くの人にとっては教科書でおぼえた単語にしか過ぎないだろう。またその思想の中身はだいたいはほかの情報から得ていることだろう。

 私もこの本の中で読んだのは45冊のうちの半数にも満たない。こういう本が読みたくなるのは、名著に触れてみたいとか、世界の名著と呼ばれものの中身を確かめてみたいという野望(?)がなければ読もうとも思わないだろうし、この『世界の名著』のようなカタログ本からその興味を引き出されないことには読みたいとは思わないだろう。そういう意味でこの『世界の名著』は世界の知の頂点に触れるための優れたガイドブックなのである。

CIMG001211111.jpg資本論 1 (1)精神分析学入門〈1〉種の起原〈上〉

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Author:うえしん
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